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【意外とカンタン!!】エア持ちを良くする4つの方法

スキルについて

出来るだけ長い時間潜っていたい。
ダイバーなら誰でもそう考えるものですよね!

チームで潜っている時には、自分のエア持ちが良ければ長く潜っていられるというわけではありませんが、自分のエア持ちが悪いせいでチーム全員のダイブタイムが短くなってしまうのは避けたいところ。

だからといって、誤った方法でエアを節約することにはリスクがあることは、こちらの記事でご紹介しました。

もちろん、残圧を尋ねられた際にサバを読むのもご法度です。

エア持ちに関しては、特に男性で悩みを抱えている方が多い様に思いますが、それは当たり前。
エアの消費スピードは、体格や筋肉量によって個人差があり、どうしても女性に比べると男性の方がエアの消費は早いものです。

個人差なので過度に気にする必要は無いのですが、初心者ダイバーのうちは、同じ様な体格のベテランダイバーと比べてもエアの消費が早いことがほとんど。

残圧に余裕があれば心に余裕を持ってダイビングを楽しむことができるので、どうせならエア持ちは良くしたいですよね。
では、どうすればエア持ちは良くなるのでしょうか?

ということで今回は、正しい方法で少しでもエア持ちを良くさせるための4つの秘訣をご紹介したいと思います。

1.呼吸はゆっくり

エアを節約しようと思うと、ついついスキップ呼吸をしてしまったり、細い呼吸をしてしまったりしがちです。

スキップ呼吸がNGな理由は、冒頭でご紹介した記事でもご説明しましたが、スキップ呼吸をしないまでも、呼吸を調整してエア持ちを良くしようとしてしまうと、結局は体内に二酸化炭素が蓄積し、身体は通常の呼吸以上に酸素を求めます。
従って、知らず知らずのうちに呼吸数が増え、結果としてエアの節約にはならなくなってしまいます。

ダイビングをするためには通常の呼吸が一番。
落ち着いてゆっくりと深く呼吸することで、身体は十分に酸素を得ることができ、無意識に呼吸数が増えるのを防ぐことができます。

2.オーバーウエイトになってない??

講習時、適正ウエイトのチェックはしましたか??

こちらの記事でもご紹介した通り、ライセンス講習時にはやや重めのウエイトを渡されており、オーバーウエイト気味のことが多いです。

手ぶらで歩くのと、リュックを背負って歩くのと、どちらが疲れるかは、言うまでもありませんよね。
ダイビング中も、たかが1kgのオーバーウエイトでも、その分の体力を使ってしまっていると考えられます。
当然、エアの消費量にも関わってきます。

エア持ちにお悩みがある方は、まずウエイト量を確認してみましょう。 

また、オーバーウエイトだとマイナス浮力の状態になりやすく、それに伴って身体の動きが多くなってしまいます。
次の秘訣でもご説明する通り、身体の動きが多ければ多いほど、エアの消費も多くなるので、ここでも悪影響となります。 

3.水中ではゆっくり確実に動く

オーバーウエイトの最後でも触れた通り、身体の動きが多ければ多いほど、身体は酸素を消費します。
エントリーレベルのダイバーでよくあることは、水中でバランスを崩し、焦ってドタバタドタバタ……。

焦らなくても大丈夫!
ゆっくりと確実に動けば、通常の体勢に戻ることができます。 

これはどんな時も一緒です。

例えばロープに絡まってもゆっくり確実に動いてほどいていきましょう。
フィンワークも一緒。必要最低限の動きで十分です。

4.考えなくても潜れるようになる(慣れる)

身体の中で、最も酸素を使用するのは脳です。

ダイビングを行う際に、これから水深が深くなるからBC内部の空気は圧縮されて、浮力は減るからBCに給気して、耳抜きの準備もして、その後は着底するはずだから水底に危険なものないかが確認して……。
と、様々なことを考えていると、それだけで脳が酸素を消費し、エア持ちは悪くなってしまいます。

もちろん、安全にダイビングを行う上で、様々なことを考えながら潜ることは重要です。

しかし、こう言っては元も子も無いかもしれませんが、ベテランダイバーになると、ダイビング中に必要な確認は全て無意識でおこなっているため、脳みそがフル回転する必要もなく、これがエアの節約にも繋がっています。

実際筆者も、自分が楽しむファンダイビングをするのと、ファンダイビングのガイドをするのと、ライセンス講習を行うのと、顕著にエア持ちが異なります。
自身のファンダイビングよりもガイドをしている時の方が、ガイドをしている時よりも講習を行っている時の方が、考えることが多いため、エア持ちが悪くなるんですね。

すぐにベテランダイバー並に上手くなるというのは難しくても、あれこれ不安があるうちは、必要以上に考えすぎてしまうもの。
まずは定期的にダイビングを行い、ダイビングに慣れ、余計なことを考えないという事も、エアの節約に繋がりますよ。

さいごに

実は、エア持ちを良くさせる方法はこれ以上でもこれ以下でもないんです。

どんなにエア持ちが良いプロダイバーだって、何か特別なことをやっているわけではありません。 

“慣れる”とご紹介した通り、一般的には潜れば潜るほどエア持ちは良くなると言われています。
エアの消費スピードは、必要以上に気にする必要は無いのですが、ぜひ意識してみてくださいね。

細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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