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【スキル解説】オクトパスブリージング

スキルについて

ダイビング中は常にバディで行動を共にします。

あらゆるトラブルをバディで助け合うためですね。

今回のスキルはバディで助け合うスキルです。

レギュレーターセットに吸い口(セカンドステージ)が
2つ付いている事に疑問を感じた人も居るかもしれませんね!

その2つ目の吸い口を使います!

どんな時に使うの?

水中でタンクのエアが無くなってしまったら…

当たり前ですが、呼吸をすることが出来ませんね。

残圧計を小まめにチェックしていれば防げるトラブルですが、
万一の場合はバディにエアを分け与えてもらうことで対応します。

やり方は?


  • 【もらい手】エア切れ、エアが欲しい、というサインを出します。
  • 【与え手】待てサインを出し、分け与える残圧があるかを確認します。
  • 【与え手】残圧に余裕があることを確認し、バディを呼びます。
  • 【与え手】オクトパスをレギュレーターリカバリーの要領で探します。
  • 【与え手】オクトパスを口元に渡してあげます。
  • 【もらい手】オクトパスが口元に来たらレギュレーターと交換します。
  • 【お互いに】右手同士をしっかりとホールドします。
  • 【お互いに】アイコンタクトを取りながらOKサインを交換します。
  • 【お互いに】浮上サインの後、浮上を開始します。

キーポイント

  • 与え手
    • オクトパスを渡すときは、パージボタンを隠さない様、ホースを持って渡しましょう。
    • オクトパスの上下を間違えない様に気を付けましょう。
  • もらい手
    • レギュレーターはオクトパスが口元に来てから外しましょう。
    • レギュレーターを口から外した時は、口から泡を吐きましょう。
    • オクトパスをくわえたら、レギュレータークリアを忘れずに。

うまく出来ない場合は?

  • 手順が分からなくなってしまう…
    陸上で何度も確認してから行いましょう!

本当にエア切れになった場合は、まずはとにかくもらう!渡す!となってしまうことも考えられます。

実際の話をすると、エア切れになる直前は、レギュレーターが重くなります。

※レギュレーターが重い:吸うのに力が要る状態

レギュの重さを感じた時点ですぐにバディの元に駆け寄り、落ち着いてオクトパスをもらうことが重要ですね!

また、このスキルはバディが近くに居ないと成立しません。

当たり前といえば当たり前ですが、バディとは離れすぎないようにしましょうね!

スキル動画




細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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