【海へのパスポート】ライセンス講習ってなにすんの!?
新入生のみなさん、こんにちは。
入学式も終わり履修登録もひと段落、そしてサークル選びに迷っているシーズンではないでしょうか?
今回、この記事を読んでくれているあなたは・・・
「ダイビングサークルに興味があるけど、自分がやってけるか不安。」
とか
「先輩は大丈夫っていうけど・・・泳げない・・・」
なんて悩んでいる人が多いじゃないでしょうか!?
そんな不安を解消するためにも・・・
今回は、現役インストラクターの筆者が!
ダイビングのライセンス講習とは実際に何をするのかをご紹介していきます!!
この記事を読めば、ダイビング始めて見たくなること間違いなし!!
だいがくでは今まで新入生向けに様々な記事をご紹介してきました。一緒に読んでみてくださいね。
【新入生の疑問】泳げない人でもダイビングは出来る?
ダイビングのライセンスって必要なの!?
ダイビングのライセンスは「海へのパスポート」です!!
ダイビングのライセンスを発行している団体は様々ありますが、有名なところだとPADIやNAUI、SSIといった指導団体でしょうか。
どの団体もCカードという認定カードを発行しています。
このCカードを持っていると世界中でダイビングが出来るようになるんですねっ!!
ダイビングライセンスと呼ばれることが多いですが、厳密にはCカード(certificationカード)、認定証という方が正しいです。ライセンス=免許、つまり公的な機関が発行するニュアンスがありますが、民間企業である様々な指導団体がCカードを発行するためです。
ただし、世の中的にはライセンスと言った方がわかりやすいと思うので、この記事の中ではあえてライセンスという言葉を使います。
もちろん、ライセンスがなくても、体験ダイビングというスタイルで海に潜ることはできます。
高校生の時に修学旅行でやったことがある人も多いのではないでしょうか?
ただ、体験ダイビングでは本当のダイビングの楽しさを味わえません。
浅い海域でインストラクターに文字通り手を取られてのダイビングになるので、自由に泳ぐことが出来ないんですよね。
んん~~~やっぱり、どうせなら・・・
こんな真っ青な海を自由に泳ぎ回りたい!!
好きなところに行きたい!!
そのためには、やっぱりライセンスが必要なんですねっ!
ライセンスを取ると何ができるの!?
学生ダイバーのあなたが最初に取るライセンスはPADIでいうオープンウォーターダイバー、NAUIでいうスクーバダイバーというものでしょう。
このライセンスを取ると、水深18mまでバディと一緒に潜ることが出来るようになります!
インストラクターがいなくてもライセンスを持った友人と潜れるようになるんですね。
このライセンス1度取得してしまえば、
一生かつ世界中どこでも使えます!
車の免許のように更新があったり、国内でしか使えないといったものではないんです。
世界中で認められてるカードを手に入れちゃうわけです!
あっ・・・安心してください。
もちろん、ライセンスを取ったからといってバディだけで潜る必要はなく、信頼している先輩やインストラクターと潜ることも出来ますっ!
むしろ、そっちの方が多いほどですね(笑)
ライセンス講習の内容
ライセンス講習というと・・・
車の免許の様に、なんだか難しそうと思うかもしれませんが、そんなことはないのでご安心を。
水が苦手な人や泳げない人でも、水に慣れるところからライセンス講習は始まります!!
しかも大体のお店は1人のインストラクターに4人くらいの講習生の割合が多いので不安なことは、すぐ質問できますし、あなたに合ったペースで講習は進んでいきますね!
僕も「泳げないし、海に1回も入ったことない。」という人を講習したこともありますが、大体プールでの練習を終え・・・
海に入るころには「早く潜りたくて、しょうがない」といった状態になっていることが多いですね(笑)
ちなみに日程として
どこのお店も3日~4日間のスケジュールで行っている場合が多いと思います。
では、ライセンス講習を大きく3つに分けてみていきたいと思います!
- 学科講習
読んで字のごとく、ダイビングに関する知識をつけます。 - プール(限定水域)講習
プール、もしくはプールに準じたコンディションの良い海で、スキルの練習を行います。 - 海洋実習
実際にダイビングを行うのと同じ海域で、スキルの確認を行います。
それぞれについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
学科講習
学科講習はダイビングをするだけでは身に付かない、ダイビングの知識や海のことなどを、じっくり学んでいきます。
どの指導団体も、そこそこ厚め、200ページ程度のテキストであることが多いです。
内容としては
- 器材のこと
- 水中と陸上で異なる点
- ダイビング特有のリスクについて
といった内容です。
講義形式で行う場合と、自宅学習の後に分からなかった点や重要な点を確認する、という2つのスタイルがあります。
最後にテストがありますが、そんなに難しくはないので気負わないでください。
だって、あの先輩も受かっているんですから!(笑)
ただし、学科講習でやることはダイビングをしていく上で、すごく大事なことがたくさんです!!
知っていると上達しやすいことも多いです。手を抜かないようにやっていきましょう!
ちなみにテキスト内には物理といった数字が出てくるところもありますがご安心を!
だいがくでは、みなさんがつまづきやすいところには解説記事を紹介しています。
今は、分からないと思いますが、また一緒に勉強していきましょう!!
プール(限定水域)講習
このセクションはプールもしくは、波や流れが無く安定して足の立つ所も確保できるプールに準じた安全な海域(=限定水域)で実施します。
ここで水に慣れたり、泳ぎ方の練習もしっかりやっていくので海に行っても安心ですね!!
そして!!生まれて初めて”あの”ダイビング器材を身につけるのも、このタイミングです。
初めて水中で呼吸する感覚を存分に味わっちゃいましょう!
テーマは主に3つ!
- ダイビングに必須の動作を出来るようになる!
潜降や浮上の方法、さらにはダイビングに適した泳ぎ方の練習がこれにあたりますね。 - プチトラブルを解決出来るようになる!
大きなトラブルがいきなり起こることは無く、小さなトラブルの積み重ねが大きなトラブルを引き起こすもの。
そんなことの無いように- マスクに水が入った!→マスククリア
- レギュレーターが口から外れた!→レギュレーターリカバリー&クリア
- エア切れしてしまった!→オクトパスブリージングなどなど、トラブルを落ち着いて、自分で解決出来るように練習します。
- 快適なダイビングに欠かせない中性浮力を習得する!
ダイビングは沈むもの、なのですが、厳密には浮きも沈みもしない状態、中性浮力という状態を取ることが目標となります。
無重力に近い状態と思ってもらってもOKです。
しかしこれがなかなか難しい。
これをマスターするために、フィンピポットなどのスキルを通して、浮力を司るスベを習得します。
海洋実習
プールでダイビングに最低限必要なスキルをしっかりとマスターした君は!
いよいよ実際にダイビングを行う海へ飛び出します!
ここで新たに教わるスキルはほとんど無いと言っても良く、これまでのスキルの復習がメインです。
また、海でのダイビングそのものに慣れることが大きな目標となります。
もちろん!!
ここではダイビングを楽しむコツや快適に出来るコツなんかも勉強していきます!!
ダイビングのライセンス講習は、あくまで講習ですがダイビングは楽しむためにやるものです。
楽しくなけりゃ意味がないっ!!
この海洋実習が終わると、晴れてダイバーの仲間入り、となります!
ちなみに!!
海洋実習は泊まりで行うことが多く、夜はみんなでBBQなんて盛り上がっちゃったり!!
ダイバーの楽しみ!!
さて、みなさんも晴れてダイバーになると、
実際にどういう海に行けるのか!?
この海は次の30m以上潜れるアドバンスという資格が必要なところもありますが、まずはライセンスを取らないことには始まりません!
これを見たら絶対にライセンスを取りたいと思うハズ!
こーーんな真っ青で真っ白な海で遊んじゃったり!!
ダイバーの憧れ沈船に潜っちゃったり!
こーんな魚の群れに遭遇したり!
ライセンス講習でも見れちゃうかもねっ!
ウミガメと一緒に泳げちゃったり・・・
もはや竜宮城に連れてってくれそう(笑)
こーーんな複雑な洞窟に入っちゃったり!!
ダイビングサークルに入ろうか迷ってる皆さん!!
絶対後悔させません!飛び込んでみるべきです!
それでは・・・
次は海で会いましょう!
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