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アドバンスって何!?本当に必要?

その他

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ダイビングライセンスには様々なランクがあることを以下の記事でご紹介しました。

PADIステップアップの説明[アマチュアレベル]

 

ここで言うステップアップレベル、一般的にはアドバンスと呼ばれるライセンスがあります。

 

~代表的な指導団体での呼称~

  • PADI:アドヴァンスドオープンウォーターダイバー
  • NAUI:アドバンススクーバダイバー
  • SSI:アドヴァンスドアドベンチュアラー
  • BSAC:スポーツダイバー
  • CMAS:アドバンス(オープンウォーター)ダイバー/2スターダイバー

 

ダイビングライセンスの最初の一歩であるエントリーレベルの講習が終わると、すぐに取得をお勧めされることも多いアドバンス。

場合によってはエントリーレベルの講習が終わった流れでそのままのアドバンスの講習へ、ということもあります。

 

しかし、アドバンスの取得にはエントリーレベルと同じくらいの費用がかかります。

それをいきなり

絶対とったほうが良いよ!

と言われても

エントリーレベルのライセンスじゃダメなの?

押し売りなんじゃ…

と疑心暗鬼になってしまいますよね。。。

 

アドバンスって何?

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出来る様になること

水深30mまで潜れる様になる!

それ以上でも、それ以下でもありません。

 

中には、アドバンスが無いとボートダイビングNG、ナイトダイビングNG、ドリフトダイビングNGと言う場合もありますが、これは少し拡大解釈。

ダイビングはレクチャーを受けた範囲内のダイビングが大原則。

つまり、ライセンス取得時にボートに乗っていれば当然アドバンスが無くてもボートダイビングは可能です。

 

また、『講習』として追加料金を払っていなくとも、ボートダイビングやドリフトダイビング、ナイトダイビングのレクチャーをインストラクターに受けることで、どちらも可能となります。

多くは『講習』として追加料金が発生しますが…

 

ただし、水深18m以上のディープダイビングに関しては、アドバンスの資格無くレクチャーを受けることは出来ないので、これだけはアドバンスが無いとダメ、と言えますね。

※ただしSSIに関しては、アドバンスの資格が無くても他の条件を満たすことでディープスペシャルティーを受講することが可能です。

 

ボートダイビングやドリフトダイビング、ナイトダイビングのレクチャーをインストラクターに受けていればアドバンスが無くてもOK、とは言ったものの、実際にはドリフトやナイトは、アドバンスを持っていないとやらせてもらえないことがほとんどです。

そこで、アドバンスが無いとダメだよ、という話になるのですね。

 

講習の内容

  • PADI
    必須テーマ2種:水中ナビゲーション・ディープ
    選択テーマ3種
    合計5本のダイビング
    PADIによる説明
  • NAUI
    必須テーマ3種:水中ナビゲーション・ディープ・ボート
    選択テーマ1種
    合計4本のダイビング
    NAUIによる説明
  • SSI
    スペシャルティーコース5種の1本目を経験(全て選択。各1本)
    合計5本のダイビング
    SSIによる説明
  • BSAC
    必須テーマ1種:ディープ
    選択テーマ4種
    合計5本のダイビング
    BSACによる説明
  • CMAS
    必須テーマ2種:水中ナビゲーション・ディープ
    選択テーマ2種
    合計4本のダイビング
    ※CMAS加盟団体CMAS=Jeffによる説明

どの指導団体でも、いくつかのテーマをもった講習を行います。
※選択テーマ:中性浮力の練習や水中カメラ、ナイトダイビングなどがよく用いられます。

 

アドバンスって必要?

アドバンスが無い場合、一番の制限は水深18mまで、という点です。

水深18mまででも十分楽しむことは出来るのですが、水深18mを超える場所に面白い見所が…ということも珍しくありません。

 

アドバンスを持っているかいないかでチーム分けされたり、場合によっては水深18mのところでアドバンス保有者たちを待っている(もちろんスタッフと一緒に)なんてことも…

 

アドバンスさえ持っていれば、その先はインストラクターであろうと最大水深は基本的に変わらないので、上記のような消化不良を起こすこともありません。

ただし、アドバンスを持っていたとして、必ずしもどこでも潜れるというわけではありません。

 

場所によっては安全のために、経験本数の下限の条件を設定しているポイントも。(南伊豆・神子元島など)

現地のダイビングサービスは特に条件を設定していなくても、お店独自のルールとして、このポイントはアドバンス必須、などと定めている場合もありますね。

 

また、明確な条件は無くとも、1本目に比較的穏やかな場所でスタッフが本人のレベルを確認し、深場に連れて行くのは無理という判断をすることもあります。

 

つまり

アドバンス保有はあらゆるところに潜る必要条件

アドバンス保有はあらゆるところに潜る十分条件、ではない

ということです。

 

経験本数が少ないのにアドバンス講習を受けることには賛否両論があります。

個人的には、どちらも正解だと思っています。

 

ダイビングが楽しくなれば絶対にアドバンスは欲しくなります。

断言できます(笑)

その時に取っても良いでしょう。

 

逆に、アドバンスを取ったことでダイビングが楽しくなることもあります。(講習の内容、というよりは、経験本数が増えてダイビングに慣れてくるため)

大事なのはアドバンスを取るか取らないか、ではなく、継続して定期的にダイビングを行うか行わないか、ですよ!

 

細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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