セルフダイビングに必要な保険とは!?
突然ですが、みなさん何かしらの保険って入っていますか!?
学生の場合、自分の加入している保険は親が管理しているのでよくわからない…
ということが多々あるかと思います。
ダイビングは安全なスポーツと言って良いと思います。
その事故率はボウリングと同じ、だなんて言う人もいるほどです。
しかし、リスクが存在することは間違いなく、1つの事故が大きなものになる可能性が高いことは否定できません。
ダイビングサークル(部活動)の方々、
特に普段のファンダイビングは自分たちだけで潜っている方々からは保険についての質問を受けることが多いので、
改めてまとめてみたいと思います!
ちなみにダイビングショップにお願いをしてダイビングをする場合、
各ショップが加入している保険で全てを賄うことが可能なので、ご安心を!
※もちろんそのお願いしているショップが傷害保険に加入していることが前提ですが…
そもそもダイビングって保険対象になるの!?
時々
『ダイビングは危険スポーツに該当するから保険対象にならない』
という話を耳にすることがあります。
じつはこれ
誤り
です!
その昔、10年以上前は該当していました。
しかし、現在は危険スポーツから外れているので保険の対象になります。
この基準はどの保険会社も一緒なので、安心してください。
減圧症は病気だから対象外!?
『減圧症は病気だから保険対象にならないの??』
こちらも耳にする話です。
症状によって『潜水病』という診断がでてしまい、
「『病』とつくからには病気だと判断されてしまう」というケースです。
しかし、こちらも昔はあった話のようですが、
現在は外傷として扱われる方が一般的になっているそうです。
つまり保険対象ということですね。
ただしダイビング後すぐの飛行機搭乗など、
事前に注意を受けていたにもかかわらず注意することを怠ったという判断がされた場合、
保険金が支払われないケースはあるようです。
最終的に判断するのは保険会社から委託を受けた調査専門会社の調査員なので、
その判断によっては保険金が支払われない可能性もありますが、
ここ最近のケースでは問題なく支払われているそうです。(損害保険に関する資格を持つ指導団体職員談)
DANに入っておけば大丈夫!?
※http://www.danjapan.gr.jp/より写真引用
ダイバー向け保険として最も有名なものはDAN JAPANの保険ではないでしょうか。
実はDAN JAPANの提供するもの以外にも、ダイバー向けの保険は存在します。
そして、通常の傷害保険でもダイビング中の事故についてを賄うことが可能です。
そこで、幾つかをまとめてみました。
DAN JAPAN
年会費:5000円
死亡・後遺症:100万円
入院日額:8,000円
通院日額:5,000円
救援者費用:100万円(国内)/600万円(海外)
海外治療費用:200万円
年間5,000円と安価なことと、海外への救援者費用が手厚いことが特徴です。
DiveAssure
保険料年額:$99/$129(GOLD/PLATINUM。以下同じ。)
緊急医療費:$50,000/$250,000
緊急医療搬送:$150,000/$250,000
死亡・後遺症:$10,000/$25,000
器材の紛失盗難:$2,000/$4,000
遺体の送還:$5,000/$10,000
事故後の追加費用:$3,000/$5,000
海外発のダイバー専門保険会社です。
金額がすべてドルなのでわかりづらい&申し込むには勇気がいりますが…
GOLDプランだとしてDAN JAPANの倍額ほどとなってしまいますが、
死亡・後遺症以外は総じて倍以上の手厚い保険となります。
PADIダイバーズ保険
保険料年額:10,920円/20,880円(スタンダード/ハイグレード。以下同じ。)
入院日額:2,000円/5,000円
手術:入院保険金の5倍〜10倍
通院日額:1,000円/3,000円
死亡・後遺障害:250万円/500万円
個人賠償責任:1億円
携行品損害:30万円/50万円
受託品賠償責任:10万円
救援者費用:200万円
指導団体であるPADIが提供している保険です。
入院や通院に関してはDAN JAPANよりも薄くなっていますが、
死亡・後遺障害については手厚くなっています。
また、賠償責任などまでカバーしていることが特徴と言えるでしょう。
以上に挙げたもの以外にも、ダイバー向けと銘打った保険は以下の様なものがあります。
ダイバー向け保険じゃなくても大丈夫!?
ここまではダイバー向けと銘打った保険をご紹介してきました。
ダイバー向け保険と言っても実は、既存の保険商品を組み合わせただけになります。
つまり、ダイバーだったら補償してほしそうなものを組み合わせています。
カメラが壊れたら…⇒携行品に関する保険
万一海外で事故にあって、家族の渡航費が高額になったら…⇒救援者費用に関する保険
何が言いたいかというと、少なくとも怪我などへの備えであれば、
通常の傷害保険でもOKです!
年に数回しかダイビングに行かないのに、年間1万円を払うのは…
という方は、以下の様な保険でもOKですよ!
ドコモワンタイム保険 スポーツ・レジャー保険
保険料1回(1泊2日まで):300円/410円/590円(おてがる/おすすめ/しっかり。以下同じ。)
入院日額:2,000円/5,000円
手術:入院保険金の5倍〜10倍
死亡・後遺障害:297万円/709万円/807万円
賠償責任:2,000万円/3000万円/3000万円
携行品損害:10万円/10万円/15万円
救援者費用:なし/なし/200万円
ドコモからだけでなく、
auやソフトバンクなど各携帯電話会社から同じような保険が提供されています!
通院は補償されていませんが、
それ以外は前半で挙げたダイバー向け保険と比べても見劣りしないどころか手厚い物もあります。
適用範囲が1泊2日までなので、日帰りや1泊のファンダイビングはこの保険、
沖縄など2泊以上になる場合には、同様に各携帯キャリアや保険会社の提供している国内旅行保険、
という選択肢もあるかもしれませんね!
保険は使わないに越したことはありませんが、万が一に備えることは非常に重要です。
何も備えていないという方、これを機に検討してみてはいかがでしょうか!?
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