ここを探せ!!せいぶつ部~ムチカラマツ~
今週のテーマ【ムチカラマツ】
今回の生物を見たい方に言えることは
「ムチカラマツを探せ!!」
この一言に尽きると思います!
えっ・・・雑過ぎる?
達人たちは雰囲気や違和感でわかると言いますが、多くの学生ダイバーはその域まで達していないハズ!
ということで擬態上手のエビたちの筆者なりの探し方ワンポイントをご紹介!!
やり方は簡単です!!
水中ライトを自分と反対側から照らしてムチカラマツを下から上へとゆっくり探します!
メリットとしては
- ライトに驚いたエビたちがムチカラマツの反対側から自分側へ動いてくるので両面探さなくて良い。
- 下から上へと見ていくことで一番集中力があるうちに岩場などゴチャゴチャしやすい背景の場所を探すことができ、最後に背景が水の目立ちやすい部分を探せる!
たったこれだけで・・・
発見率はグンと上がるでしょう!
「えっ!?興味ない。」
といったお声も聞こえてきそうですが、たまには宝探しのようなダイビングも楽しいものです!
ぜひ挑戦してみてください!
では先週1週間の投稿を振り返っていきましょう!!
※イボイソバナガニのオスメスの見分け方情報も新たに追加!!
追加の写真もありますよ!!
【ビシャモンエビ】
ムチカラマツに隠れるエビの代表格!
その中でも体に凹凸が多いのがこのエビではないでしょうか?
基本的にはメスが大きくオスは小さいカップルになります!名前の由来は七福神の毘沙門天!たくさん見とけばご利益あるかな~?(笑)
勝負事にご利益があるそうです。#せいぶつ部
※上の写真はムチカラマツではなくネジレカラマツに付くビシャモンエビ!!被写体としては最高になります!
【イボイソバナガニ】
絶対カニじゃないだろっ⁉
そんな見た目のコイツは前回も登場しました。
個人的にはイボイソバナガニは砂地や岩地の境にあるムチカラマツに、ビシャモンエビは岩礁地帯やドロップオフのムチカラマツに隠れているイメージが強いです!
これも探すときのコツになりますね!#せいぶつ部
※左と右の写真よく見ると違う点が1点あります!
それは鼻の長さです。鼻が長い方がオス、短い方がメスです。
つまり写真は右がオスで左がメス!!言われてみると左の写真の
イボイソバナガニのお腹が膨れているのに気づきませんか??
【ガラスハゼ】
体の中までスケスケ!!
写真のように体が透けて向こう側の海の色まで出てしまっています。ムチカラマツに隠れる中では唯一の魚部門!!
ガラスハゼには何種かわかれますが、オレンジ色の横帯が6本入るのがこの種の特徴です!
なんと卵はムチカラマツに産み付けます!! #せいぶつ部
※下の写真はヤギのポリプ全開の状態に付くガラスハゼ
探すコツとしてはガラスハゼのいる周りだけポリプが閉じかけている
のがわかりますか??
【ムチカラマツエビ】
それホントにムチカラマツエビ⁉実は似た種にキミシグレカクレエビがいます!
実はこっちの方が貴重で観察例が少ないです。
特徴はキミシグレは頭の上に2つの突起があることです。
非常に小さく似るので混同されがちですが、過去の写真もチェックしてみて下さいね!#せいぶつ部
【ウミカラマツエビ】
その名の通りウミカラマツ(ムチカラマツが束になったような)に付くことが多いですが、稀に写真のようにムチカラマツに付くことも。
形としてはビシャモンエビよりも体に突起が少ないことから判断できます!甲殻類はライトを使って探すとよいでしょう!#せいぶつ部
【トガリモエビ】
鋭くとがった大人の色気!
トガリモエビのこのすらっとした姿に伸びる角!
この体にテンションの上がらない男子はいない!←独断です!
写真のようにシロアザミヤギに付くことが最も多いですが、ムチカラマツにも付くのでランクイン‼
深場に多いので見惚れ過ぎに注意!!#せいぶつ部
せいぶつ部とは??
①Twitterにて1日1匹ダイビングで観察できる生物を紹介します。
毎晩11時前後に140字の情報とともに1匹に焦点を当てて生物の情報を流していきます!
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②毎週水曜日にTwitterの内容を記事にします!
月~日曜までの1週間の投稿をまとめ追加の情報や違った角度から撮った写真、はたまた生物の探し方なんかもまとめて記事にしていきます!
③質問やもっと知りたいという方はTwitterに返信下さい!
140字の情報では伝えきれない情報がたくさん・・・
もっと知りたい方や自分の知ってることと違うなんかは質問頂ければ、月曜日の記事でご回答させて下さい!
はたまた、自分の撮った写真や追加の情報を返信頂いても大丈夫です。
1人だけでは作れないので皆さんドシドシ、コメントお待ちしております。
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