【危険生物】ヒョウモンダコ【閲覧注意】
ヒョウモンダコの毒の名称は『テトロドトキシン』
微量ならば鎮痛剤としても用いられるが、
※http://portal.nifty.com/より写真引用
上記ほどの個体でも全く微量ではない。
ナトリウムイオンの流れを妨げることで、
対象の生物の活動電位を失くし、
1匹の毒の量で、人間が7人死ぬという。
上記、テラフォーマーズ第7巻より一部抜粋。
そう、テラフォーマーズファンの方はもうご存知でしょう!!
劉幹部のベースとなっている生物で、、
(気になる方は、ぜひテラフォーマーズをご一読あれ♪)
水中の中で最小にして最強も猛毒を持った生物、
ヒョウモンダコの生態をご紹介します。
※http://agije.com/より写真引用
普通のマダコに比べても、その個体は成体でも非常に小さく、
彩りも豊かなため可愛らしく見えます。
しかし、前述の通り、
『テトロドトキシン』という猛毒を持っており、
ヒョウモンダコに咬まれると、運動神経がマヒし、
言語障害、嘔吐などの症状が現れます。
重症の場合、呼吸困難に陥り死に至るケースも。。
しかも咬まれてからたったの90分で死に至ることもあるのだとか。。
もっと怖いことをいうと、
咬まれてからも意識はハッキリしているということ。
つまり、苦しみながら死んでいくのです。。
絶対に刺激を与えるような行動をしてはいけませんが、
ヒョウモンダコ自身がストレスを感じると、
身体に鮮やかな蛍光でブルーの模様が浮き出てきます。
※http://agije.com/より写真引用
この模様が豹柄に見えることから、「ヒョウモンダコ」という和名がついたそうなんです。
(英名:Blue-lined Octopus)
■もしヒョウモンダコに咬まれたら
ヒョウモンダコの毒『テトロドトキシン』には解毒剤がありません。
加熱しても分解されず、
口から摂取(経口摂取)してしまった場合には、
青酸カリの850倍もの毒性を持つのです。
(※青酸カリとは、あのコナン君によくでてくるアレです。笑)
しかし、迅速に人工呼吸などの適切な処置ができれば、
救命率があがるとも言われています。
人間の力(代謝)によって、『テトロドトキシン』は、24時間で無毒化されます。
それまでの間、神経麻痺による窒息死を防ぐことができれば、助かるということです。
まず、ヒョウモンダコに咬まれたら、
すぐに病院に行ってください。
病院までの時間が長いようであれば、
患部を切開し毒を絞り出すことも必要です。
とはいえ、
なんか綺麗なちっちゃいタコがいるな〜と思ったら、
近づかないこと!そして触れないこと!
生物に触れないことはダイバーにとって鉄則のルールではありますが、
改めて気をつけてくださいね♪
■実は子煩悩!?なヒョウモンダコ
そんな猛毒を持ったヒョウモンダコですが、
実はとっても子煩悩なんだとか。
産んだ卵を自分に腕の間に抱えて、
孵化するまで持ち運びながら保育する種がいるんだそうです。
なんとその間約半年間何も食べないんだとか!!
そんなヒョウモンダコの孵化シーンの動画がこちら。
とってもかわいらしいのですが、若干閲覧注意なので、
食前食後にご覧頂くのはお控えくださいね♪
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