まだ持ってないの?全ダイバー必携、水中スレートまとめ
突然ですがみなさん、水中ではどの様にコミュニケーションを取っていますか??
もちろんハンドシグナルで…
そういえば色々と面白い物もありましたしね…
OKサインや残圧など、必要最低限のコミュニケーションは可能ですが、細かな会話などは難しいのが実際のところでしょう。
中には手話を覚えればダイビングのコミュニケーションと、他の道でも使えるということで、マスターしてしまうツワモノな方もいますが…(笑)
リッチな人なら水中で会話ができる、ロゴシーズという場合もあるかもしれません。
うーん、個々人で買うにはちょっと現実的で無いお値段…
ということで、多くのガイドが持っている、磁石式の水中スレートが最もスタンダードでしょう。
ちなみに水中スレートというと、白い板に鉛筆で記入する物の方を指すはずなのですが、磁石式の物もスレートと呼ばれることが多いので、今回はスレートで通そうと思います。
さて、スレートといえばガイドの必需品。
逆に言うと、ガイドだけの物と思われてしまっているかもしれませんが、皆さんが持っていても様々な場面で活躍するんですよ!
水中スレートとは
もはや説明不要かもしれませんが念のため。
スクリーンと呼ばれる画面が細かな部屋に分かれており、その中に砂鉄のような粉が入っています。
ペン先が磁石になっているペンでスクリーンをなぞると、ペンの軌道に沿って粉が吸い上げられ、文字や絵を描ける、という物ですね!
逆に消すときは、画面裏側から反対極の磁石を当てることで粉がスクリーンから離れ、文字や絵が消える、という仕組みです。
水中スレートが活躍する場面
ガイドが生物の名前を書くのに使うことが多いスレート。
それ以外にも様々な場面で活躍します。
最も大きいのは、ハンドシグナルで表しきれない細かなニュアンスを伝えられること。
もうちょっとここに居たい、ちょっとあっちに行ってみたい、生物への細かな感想、質問、などなど…
一緒に潜っているメンバー同士、その場で感動を共有できるだけで、ダイビングの楽しさが倍増しますよ!
また、トラブルに発展する前に、ちょっとした不調や不具合を細かく伝えることが出来るので、安全グッズとしての一面も。
ちょっと変わったところでは、スレートで1人スナチャ(SnapChat)を行い、周りの人はそのつぶやきを覗き見て楽しむ、本人も楽しませるようなつぶやきをする、なんて人も見たことがあります(笑)
水中スレートいろいろ
実は水中スレートにも様々な種類があります。
ここでは様々な種類をご紹介!
クエスト
水中スレートと言えばこれ!
唯一ダイビング専用に作られている物です。
長年愛されているだけあて、大きさ、厚み、重さ、などなどどれを取っても絶妙です。
姉妹商品でミニクエストもありますが、こちらは少し小さすぎるかも…
せんせい
特に沖縄のガイドに人気なのがこちら。
クエストに比べて圧倒的な大きさのスクリーンを持つことが強みです。
逆に、大きすぎて邪魔になってしまうことも…
もしかすると、皆さんの中でも子どもの頃にお風呂でお世話になったことがある人もいるかもしれませんね!
様々な類似商品やキャラクターとのコラボ商品、黒赤2色で書けるものもありますが、こちらが一番シンプルなものです。
中には、余計な部分が邪魔だと、電動のこぎりなどでカットして使っている方も…(笑)
ちなみに…
最新のせんせいシリーズは、描いた絵を専用アプリを使ってスマホで撮影すると、絵が動くんだとか…
もう子どものおもちゃの域を脱していますね…(笑)
ジッキー
筆談ボードとして発売されているジッキー。
大きなスクリーンながら薄く、無駄な部分も少ないので、最近利用者が増えています。
文字を消すときはペンの胴体部分で裏側をこするため、他の物より若干消しづらいのが難点でしょうか。
こちらもせんせいシリーズ同様、黒赤2色で書けるものがあります。
100均
これ、といった商品ではありませんが、実は時々100円ショップに置いてあることがあります。
比較的小さめの物が多いのと、耐久性に難ありですが、使えない事も無いですよ!
クエストと一緒に用意したいグッズ
ダイビングの便利グッズNo.1とも言える水中スレートですが、ダイビングで紛失するグッズNo.1でもあります。
BCのポケットに無理やり入れたりしていると、いつの間にか無くなってしまうんですね。
クエストの場合、本体は助かってもカバーだけ無くなってしまったり、小さなペンだけ無くなってしまったり…
そんな残念な結果を防ぐグッズも併せてご紹介しておきますね!
スナッピーコイル
スレートに限らずライトや指示棒、カメラなど、様々な物をBCに固定するのに大活躍の必携グッズ。
コイルランヤード(クルクルした部分)だけでは垂れ下がってしまうのを、バックルが付いていることで普段はブラブラさせず、必要な時だけ伸ばすことが出来ます。
コイルランヤード
BCそのものでは無く、本体とペン、本体とカバーなどが離れない様にするのに便利です。
クエストのペンでは、本体とペンを繋ぐ布製の紐をコイルランヤードに変えたデラックスタイプの物も販売されています。
固定用バンド
クエストであれば、カバーにこの様なバンドを通すことの出来る部分があるので、それを利用してBCにカバーを固定することが出来ます。
専用商品もありますが、裁縫コーナーなどで購入するのも良いと思いますよ!
結束バンド
ダイバーはとにかく結束バンドが大好き。
そのことについてだけで1つのテーマになりそうなので、それはまたの機会として、こちらの結束バンドを使ってクエストのカバーをBCに取り付けることも出来ます。
筆者も以前はこの方法でBCに固定していました。
ちなみに現在筆者は、ドラえもんの四次元ポケットの様に、BCのマジックベルトと身体の間に挟んでいます。
というのも、お腹の部分がスキン素材のウエットスーツなので、その摩擦で抜けづらい、という特殊な理由もあるのですが…
※スキン素材がわからない方はこちらをどうぞ!
ドライスーツの時はドライスーツの時で、胸の吸気バルブが良い感じにストッパー代わりになるんですよね(身長がバレますね笑)
是非ダイバー全員に持っていて欲しい便利グッズの水中スレート。
前半でも言った通り、持っているだけでダイビングの楽しさが倍増しますよ!
もちろん、なくさないための工夫もお忘れなく!
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