海で眠る海底貯蔵酒!!【実際に飲んでみた】
海の中で眠るお酒!?
ダイバーの皆さんなら海の中がどんなに神秘的なことか知っているでしょう。
そして世界中にある沈船でダイビングをしてみたい。
または、新たな発見をしたい。
筆者も2015年、300年前に沈没したスペインの難破船から100万ドル相当の金貨が出てきたというニュースには心を踊らされ、大瀬の湾内にも金目のものが落ちてないか物色したものです!
まあ成果は惨敗・・・
財宝は見つかりませんでしたが、「海の宝石」と言われるウミウシはたくさん見つかりました(笑)
さて、やはり数100年前の沈没船や海底で眠る当時の遺品なんかは、ダイバーのロマンをくすぐる最高の材料ではないでしょうか!?
海底に眠る遺品の中には金貨だけではなくお酒が沈んでしまうこともあります。
筆者もお酒にそこまで詳しいわけではありませんが、ワイン等は寝かせることによって味が良くなることがあるといった事は、素人でも聞いたことあります。
実際に1998年に引き上げられたスウェーデン沖で、2010年にフィンランド沖で引き上げられた200年前のシャンパーニュが非常に美味だと、高値で取引されたことがありました。
「海底で眠るお酒」はまろやかに美味しくなるらしい。
ダイバーなら一度はそんな海底熟成酒を飲んでみたい。
日本に海底貯蔵酒を作る海があった!?
実は・・・
調べていくと結構ネットショップでも売っているじゃありませんか!(笑)
もちろん、沈没船から出てきたものではなく、管理されて沈められたものですが・・・
ボトルの周りにフジツボの付いてる姿なんかは、海賊映画で見るそのもの!!手に入れたい!!
その中でもよく出てきたものは・・・
- 静岡県南伊豆、ヒリゾ浜で有名な中木の海で行われている海底熟成酒プロジェクト
- 沖縄本島の北部(美ら海水族館の近く)の伊江島での海底貯蔵の泡盛
どうやら、この辺が有名なようです!
そこで、泡盛の苦手な筆者は・・・
実際に中木の海で眠るお酒を注文して飲んでみました!(笑)
南伊豆の中木の海と言えば、ダイビングポイントとしても有名でマクロから大物、カメやハンマーヘッドまで見れることのあるポイントです!
また南伊豆随一の透明度を誇るヒリゾ浜は体験ダイビングやシュノーケルでも非常に有名です!
さてさて、中木の海では様々な蔵元のお酒が海底貯蔵を行っていますが、その蔵元の中で一番おいしそうに見えた(筆者の独断)で判断した合資会社白木恒助商店さんの達磨正宗を選んでみます。
ちなみ以下の達磨正宗のHPから、この海底貯蔵酒を頼むことができます!!
https://www.daruma-masamune.co.jp/products/detail.php?product_id=89
海底貯蔵酒を飲んでみた!
まずは届きました!!
なんと立派な箱に入っていることでしょう。
お祝いやプレゼントして渡しても喜ばれること間違いなしですね。
中を空けていくと、きちんと梱包され
フジツボや海の汚れが落ちないようになっています。
さらに、このお酒がどういう経緯で作られたのか?
海底熟成酒に関しての説明や中木の海の紹介がこまかくまとめられています。
達磨正宗の説明によると・・・
○波に揺られて、お酒の粒子が小さくなり味わいがまろやかになると言われています。
○アミノ酸のメチオニンなどは、これが多い方がえぐみなどマイナスの香りにつながるが
海底熟成させる方が、蔵の中で熟成させるより少ない結果になっています。
では、封を開けて実物を確認してみましょう。
写真からわかるようにビンにはフジツボや砂ぼこりといった海底で付着したと思われるゴミがうっすら付いています。
台風シーズンをを避け11月から6月まで7か月間、中木の海で眠っていた痕跡が伺えます。もっと長期の熟成ではどうなるのかも見てみたいですね。
実際にコップに注いでみると、なんと古酒らしく色が琥珀色をしているじゃありませんか!!
しかも開けた瞬間から、お米の香りが充満します。
飲んでみた!!
味は、香りが強くクセがありながら・・・
とっても、まろやかな味わいです。
これはグイグイ飲めちゃうじゃないですか!!
どちらかというと爽やかな飲みやすい日本酒が好きでしたが、少し癖のある日本酒も良いですね!!
少し泡盛に近いかな?
プレゼントに最適!?
この海底で眠るお酒は、しっかりとパッケージされており洒落た木製の札までついてます。
さらには、それぞれのお酒にはストーリーやロマンが詰まっています!
値段も5~6000円前後と自分で買うには高いけど、人にあげるにはちょうど良い値段です!
ぜひ、大切なダイバー仲間の誕生日やメモリアルダイブでプレゼントしてはいかがでしょうか??
ログ付けや、夜の宴会が盛り上がること間違いなしっ!!
もちろんプレゼント相手が20歳以上の時だけですよ!
未成年の皆さんは、成人を迎えるまでグッと我慢して、香りだけお楽しみくださいね!
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