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数日後…
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ダイビングでは使えないウエット!?
ウエットスーツにダイビングで使える使えないがあるのでしょうか?
物理的には着れてしまえば使えないことは無いですが、ダイビングに向いていないウエットスーツというものはあります。
もうお気づきかもしれませんが、サーフィン用のウエットスーツです。
サーフィン用のウエットスーツは、サーファーのイメージからも想像出来るように、オシャレなものも多い様な…
しかもダイビング用より安いこともしばしば。
ダイビングでも使えない事は無いのですが、あまりおすすめは出来ません。
ではなぜ、サーフィン用のウエットスーツではダメなのでしょうか?
サーフィン用ウエットスーツが求められるもの
ウエットスーツ最大の機能は保温ですが、その他に求められる機能はどの様なものがあるのでしょうか?
サーフィンは、動きの激しいスポーツです。
パドリングといって、水面を手だけの力で進む必要もあります。
したがって、サーフィン用のスーツは出来るだけ動きやすい様に作られています。
それだけならダイビングだって全く問題無いのですが、サーフィンは水面で行うものですよね。
したがって、水圧への耐久性は全く考えられていないんですね。
その結果として、動きやすくかつ保温性を持たせるため、ウエットスーツ生地内部の気泡が、ダイビング用よりも大きいと言われています。
水圧への耐久性が無いスーツを水中で使うとどうなるか…
ウエットスーツ生地内部の気泡はすぐに潰れてしまい、ヘタってしまいます。
すると、ウエットスーツ最大の役割である保温性が無くなってしまうんですね。
使い捨てとまでは言いませんが、長持ちさせることは出来ないでしょう。
これが、サーフィン用のウエットスーツをダイビングで使用しない方が良いたったひとつの理由です。
ちなみに…
100歩譲って5mmのサーフィン用スーツならまだ良いと思いますが、サーフィン用のスーツ、多くは2mmや3mmです。
沖縄などリゾートなどならまだ良いですが、多くの学生ダイバーがホームとする伊豆や紀伊半島、越前などでは寒すぎて使い物になりませんよ。。。
ダイビング用はサーフィンに使える?
では逆に、せっかくダイビング用のウエットスーツを持っているんだから、これを使ってサーフィンにも挑戦したい!
これはどうでしょう?
こちらはサーフィン用をダイビングに利用するよりも難しいかもしれません…
先ほども挙げたように、サーフィン用のスーツは出来るだけ動きやすい様に作られています。
ダイビングって…どれだけ動かないかを追求している様なものですよね(笑)
多少ハードな動きを求められる機会だってあるかもしれませんが、少なくとも腕を動かすようには作られていません。
つまり、ダイビング用のウエットスーツでパドリングなんてしようものなら、恐らく腕の付け根が擦れて痛い思いをすることに…
物には向き不向きがあり、目的に応じて考え抜かれているものです。
大人しく、専用のものを使いましょう(笑)
ダイビング用とサーフィン用の見分け方
見分け方と言われると正直困ってしまうのが本音ですが…
まずはブランドで判断しましょう(笑)
代表的なダイビングウエットスーツブランド
mobby’s
World Dive
ZERO
SunFan
BREAKER OUT
ここまでがダイビングスーツ専業のメーカーが展開するブランドです。
他にも、以下に挙げるダイビング器材ブランドも、ウエットスーツを取りそろえています。
- AQUALUNG
- TUSA
- Bism
- GULL
- SAS
など
代表的なサーフィンウエットスーツブランド
BILLABONG
O’NEILL
RASH
Hurley
いかんせんサーフィンには全く詳しくないので、もしかすると、もっとこっちの方が代表的だろ!とかいうツッコミがあるかもしれないですが…(笑)
それにしても、サーフィン用のウエットスーツ、見れば見るほどこちらの方がおしゃれに見えてしまう…
ダイビング用のウエットスーツも、もっとおしゃれになると良いのですが…
ここは、イマドキの若者!ということで、ウエットスーツデザイン企画でもウエットスーツメーカーに持ち込んでみましょうかね!(笑)
乞うご期待!