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火山が生んだ島!せいぶつ部~伊豆大島~

生物について

今週のテーマ【伊豆大島】

東京から1番近く!1番大きい島!

伊豆大島は東京から約120km、伊豆半島からは約25kmという位置にあります。

面積は約90㎢で伊豆諸島最大の島。

いまだ活火山の三原山からなる火山活動によって出来た伊豆大島、特有の地形は陸も海の中も見どころたくさんの島になんです!

 

ビーチダイブが主流!

学生ダイバーのみなさんに朗報なのが、伊豆大島はビーチダイブのポイントがメインなので沖縄などのボートダイブに比べ手軽な価格で潜れるのがありがたいです。

基本的にはショップでウエットスーツなどに着込みポイントまで移動して、ダイビングをし、またショップに戻り休憩をするというスタイルが一般的です。

伊豆大島には5か所のビーチポイントがあります。

○秋の浜

初心者から上級者まで楽しめるスーパービーチ!!
ハナダイやアイドル系の魚や季節来遊漁、はたまた甲殻類までマクロ生物が非常に豊富!
ソフトコーラルやそれに群れる魚も多く!さらにはニタリが登場することもありマクロワイド共に大人気のポイントになってます。

 

○ケイカイ

水中はかなり複雑な迷路のような地形!
秋口には早朝にハンマーが狙えることもあり、夜明けとともに潜るダイバーが
後を絶ちません。

 

○野田浜

火山島ならではの水中アーチがあるポイントです。

水深も浅く初心者から安心して楽しめます!

ダイバーにしか見れない水中アーチは伊豆大島に来たダイバーなら一度は見ておくと楽しいでしょう。

アーチが見えないくらい、びっしりイサキの群れがアーチを占拠してることも・・・

 

○王の浜

カメに遭遇する確率大!!

筆者も王の浜には過去10本くらい潜っていますが、カメを見なかったダイブはほとんどありません。

伊豆大島のポイントでは一番テーブルサンゴが多く、季節来遊魚などのレアな生物の出現率も高いです。

エリアが広いのでエア切れ注意のポイントです。

 

○トウシキ

大島で唯一、南部にあるポイントです。

タイドプールもあり、マクロ派ダイバーには人気のポイントです。

季節来遊魚も多く、今年2017年はユウゼンの幼魚が居ついていることで人気になってます。

 

ちなみに夏には秋の浜にこんな飛び込み台まで出来ています(笑)

学生ダイバーなら盛り上がること間違いなし。


(写真は飛び込むのにビビる筆者)

 

さてでは、今回のせいぶつ部ですが・・・

生物は火山島ならではのゴツゴツした壁やオーバーハングに付きやすい生物をメインで紹介していきます

撮影に行った10月中旬が台風の影響でなかなか潜れなかったこと。レアな生物は以前紹介してしまったため・・・

大島の魅力を余すことなく伝える紹介ではありませんが、10月に見た生物!特にヤッコ類なんかをメインに紹介していきます。

それでは先週の1週間の投稿を振り返っていきましょう!

 


【ベニワモンヤドカリ】

ヤドカリにも種類があるって知ってた!?ヤドカリはヤドカリと分類されてしまいそうですが、様々な種類に分かれています。今週はヤドカリ図鑑を出しているお店ある伊豆大島で見た生き物を紹介していきます。この子は浅場で見られるオレンジ色の目立つ種ですね!#せいぶつ部

 

【タテジマキンチャクダイ】

キンチャクダイの皇帝‼!
タテキンの愛称で親しまれるタテジマキンチャクダイはの英名”Emperor angelfish”tです!
ちょっとカッコよすぎませんか⁉なぜエンペラー?その驚きの生態は以下へ!https://goo.gl/kmwGbv #せいぶつ部

 

【サザナミヤッコ】

タテキンとの違いわかりますか⁉
昨日の写真と見比べると簡単にわかります。
水色の模様が渦を巻いているのがタテキンで、線形なのがサザナミです!
模様がさざ波をうつようなので、この名が付きました。
大人になると模様がなくなり、カワイイ→イケメンに変化します! #せいぶつ部

 

【ニシキヤッコ】

幼魚は珍しい⁉
成魚は沖縄以南のサンゴ礁の浅場でよく見ますが、幼魚は他ヤッコ類同様岩陰に隠れています。
ヤッコ類は伊豆諸島では完全な季節来遊漁で、どこまで成長するか見てみたいですね!
季節来遊魚についてはこちら⇒https://goo.gl/6sBQCa #せいぶつ部

 

【カンムリベラ】

なにこの柄⁉
まるで不自然なこの色合いは幼魚の時だけです。
幼魚の間は岩陰で身を潜めて生活しますが、成魚になると最大70センチにもなるんです‼
八丈や沖縄では巨大成魚から幼魚まで見れるそうです。
幼魚特集はこちら!https://goo.gl/c2ZV4K#せいぶつ部

 

【マツカサウオ】

この見た目で超美味らしい
!マツコの怒り新党でも紹介されています!
漁師さんも食べ方を知らないようで、なかなか入手することが難しい。
ダイバーの間では光る魚ということで有名ですね!
唇の下に発光する部分があり暗闇の中でぼんやり光るのが確認できるそうです!#せいぶつ部

 

【ミナミゴンべ】

中性浮力取れてなくない?
ゴンべの仲間は浮袋を持たず、泳いでる時以外は浮けません。
岩やヤギなどの足場のある所にいます。
ちなみにヒメゴンべとの見分け方は尻尾の斑点の有無です。ゴンべの名前の由来を知りたい方は⇒https://goo.gl/DDygVP #せいぶつ部

 


せいぶつ部とは??

①Twitterにて1日1匹ダイビングで観察できる生物を紹介します。

毎晩11時前後に140字の情報とともに1匹に焦点を当てて生物の情報を流していきます!

 

②毎週水曜日にTwitterの内容を記事にします!

月~日曜までの1週間の投稿をまとめ追加の情報や違った角度から撮った写真、はたまた生物の探し方なんかもまとめて記事にしていきます!

③質問やもっと知りたいという方はTwitterに返信下さい!

140字の情報では伝えきれない情報がたくさん・・・

もっと知りたい方や自分の知ってることと違うなんかは質問頂ければ、月曜日の記事でご回答させて下さい!

はたまた、自分の撮った写真や追加の情報を返信頂いても大丈夫です。

1人だけでは作れないので皆さんドシドシ、コメントお待ちしております。

茂野優太

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Under Water Creator。 1991年、神奈川県生まれ。 海・ダイビングの魅力を写真、映像、文章、ガイドなど、多様なアプローチで発信する。 伊...

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