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静浦のダイビングスポット情報

海について

東名沼津ICから約20分。
アクセスしやすい静浦(しずうら)は、多種のサンゴが華やぐ、生物相豊かな海!

そんな静浦のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

静浦の概要

静浦は、駿河湾の一番奥、江ノ浦湾内にあるダイビングスポットです。
観光地として栄える静岡県沼津市に位置しながらも、豊かな山に囲まれ、良質の釣りスポット(静浦漁港)としても知られる自然豊かな地です。

狩野川の放水路につながっているため、川の栄養素がたくさん流れているのも特徴。
そのため、海水に少し淡水が混じり込んでいるため、河口域の生物(ショートドロップで鮎の稚魚の群れなど)も見ることができます。

静浦ダイビング基本情報

北東に突き出した一つの根の周りに4つのダイビングポイントがあります。
隆起してできた岩でできていますが、底は砂泥で構成されています。

海藻が繁茂する春、陰日性のサンゴで華やぐ夏、季節来遊魚で賑わう秋、泥ハゼマニア垂涎の冬。
季節ごとに様々な魅力と出会うことができるのも静浦の魅力です。

また、静浦といえば、ハードコーラルの一種・エダミドリイシの群生が名物的存在。
同じくサンゴのウチウラタコアシサンゴも見られます。

ピンクや黄色、薄紫など様々な色のスナイソギンチャクを背景にハクセンアカホシカクレエビを撮影するのも人気です。

ダイビングのシーズナリティ

静浦の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

ダイビングスポット・静浦のシーズナリティ表

春の静浦

春になると海藻が水面まで伸び、幻想的な光景を作り出します。
近年は春濁りもなく比較的透明度が高いのも特徴です。

アカオビハナダイやサクラダイが群れ、内湾ならではのウミウシもたくさん観察できます。

また、飛び根には通称オバケトサカ(エナガトサカ)と呼ばれる1.5mほどのソフトコーラル があり、夏が近づいてくると潮が程よく流れることで、いっそう大きくそびえ立ちます。

飛び根:岩礁や岩など、水底から大きく隆起した場所のことを指す根が、陸上から続いている根ではなく、陸から孤立しているもの。

夏の静浦

春に伸びた海藻が溶け始めます。
透明度は下がり海中が暗くなるものの、代わりにエントウキサンゴやウチウラタコアシサンゴなどの陰日性のサンゴが華やかに花を咲かせます。

浅瀬にはナベカやカエルウオなどタイドプールに住むような生物が見られるようになり、静浦の名物でもあるエダミドリイシの産卵を狙える可能性もあります。

秋の静浦

黒潮の影響が強くなり、季節来遊魚が見られます。
台風があるごとに海中生物が入れ替わるのも秋の特徴でしょう。

ナンヨウツバメウオが浅瀬で見られることもあります。

冬の静浦

透明度がぐんと高くなり、海中でも行動範囲が広がる時期です。

透明度:水平方向にどれだけ見通すことが出来るかは、正しくは透視度と言いますが、一般的に使用される、透明度に統一しています。
イッテンアカタチ

ショートドロップ側の泥地エリアのハゼが活性してくるため、泥ハゼマニアにはおすすめのシーズンです。

ショートドロップ:崖のように急激に水深が深く落ち込んでいる地形(=ドロップオフ)のうち、規模の小さいもの

また、ゴルゴニアンシュリンプやアンコウ、ムギワラエビなどの冬ならではの深場の生物が見られることもあります。

ダイビングポイント紹介

静浦の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

コーラルポイント

浅瀬にはサンゴ、沈船に飛び根、豊かな生物相。
海中はバラエティに富んでいます。

エントリー口は水深1〜2mでエントリーしやすく、そこから徐々に傾斜で深くなるため、潜りやすいダイビングポイントです。
西風が吹くと時化やすいため要注意。

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから徒歩1分。エントリー場所は階段)
【最大水深】40m
【流れが出た場合】流れによってダイビングを中止する場合がある
【ナイトダイビング】○

静浦、コーラルポイントのオープン確率

ショートドロップ

切り立ったドロップオフに陰日性のサンゴがたくさん生息しています。
柔らかい砂泥が広がり、他であまり見ることができないミホノハゴロモハゼやヒレナガハゼ、シゲハゼなどの珍しい生物が見られることもあります。

冬場にはアンコウをはじめとする深場の生物もお目見え。

春にはクロホシイシモチの産卵など、生態シーンも狙うことができます。

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから徒歩すぐ。エントリー場所は階段とスロープ)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】○

静浦、ショートドロップのオープン確率

試験場前

エントリー口から離れているため、あまり人が入らない未開拓のダイビングポイント。
静浦の中ではフラットな地形のため、初心者でも潜りやすいのが特徴です。

ゴロタ石・砂地で形成されており、ムチヤギやソフトコーラルが生え、生物層が豊富。
水産試験場の吸水口が海底にあるため、吸水口自体も遺跡のような雰囲気を放っています。

吸水口が稼働している時は複雑な水流ができるため、アカオビナハダイをはじめ、無数の魚が群れてます。

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから徒歩10分。エントリー場所はスロープ)
【最大水深】25m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】○

静浦、試験場前のオープン確率

その他のダイビングポイント

ワンドの入り口

静浦へのアクセス情報

車でのアクセス:
東名高速道路・沼津IC、もしくは新東名高速道路・長泉沼津ICより、伊豆縦貫道、伊豆中央道を経由、長岡ICを右折、三津三差路を左折してすぐ、インターからの所要時間は約30分です。
15台分の駐車場があり、1日550円で駐車可能です。

電車でのアクセス:
伊豆箱根鉄道駿豆線、伊豆長岡駅が最寄駅です。
伊豆長岡駅からはタクシーを利用して約20分で到着するほか、駅からの送迎サービスを行っているショップもあるので、確認してみましょう。

静浦の観光情報

絶景を楽しみたいなら、静浦から車で約10分の「伊豆パノラマパーク」がおすすめ。
ロープウェイで山頂エリアまで行くと駿河湾と富士山が一望でき、足湯やアスレチックも楽しめます。

ただし、標高452mとやや高いため、ダイビング後は十分に時間を空けて訪れるか、翌日に訪れるようにしましょう。

▶︎伊豆パノラマパーク(https://www.panoramapark.co.jp/

おみやげの購入や食事は、伊豆中央道にあるドライブイン「いちごプラザ」がおすすめです。
伊豆の名産品が並ぶお土産店や眺望の良い食堂などがあります。
中でも、和菓子職人が手詰めで作るいちご大福が名物。
おやつにぜひ。

▶いちごプラザ(http://15plaza.com/

静浦から沼津は車で約20分と近いため、ダイビング後に沼津港へと繰り出すのも手。
水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が並ぶ飲食店で舌鼓を打ち、お土産の調達も可能です。

▶沼津魚市場(https://www.numaichi.co.jp/

情報・写真提供:ふらら日和(https://furarab-yori.com/
Special Thanks:静浦ダイビングセンター(https://www.pdflymarina.com/dive-center

ScubaMonsters編集部

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