MAGAZINE

尾鷲のダイビングスポット情報

海について

満開のソフトコーラルは見ごたえ抜群!
オキノスジエビの抱卵やアヤトリカクレエビをじっくりと観察できる、栄養豊かな海。

そんな尾鷲(おわせ)のダイビングスポット情報をご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

尾鷲の概要

尾鷲は、三重県南部・東紀州地域の中央に位置する尾鷲湾内のダイビングスポットです。

尾鷲湾は入り組んだリアス式海岸の地形が特徴で、陸上はもちろんのこと、水中景観もアーチやケーブなどダイナミック。

黒潮の恵みを受け、年間を通して200種以上の魚介類が水揚げされるほど、漁業が盛んです。尾鷲を訪れた際には、新鮮な海の幸も楽しみたいですね。

尾鷲ダイビング基本情報

尾鷲は、尾鷲湾の最奥に位置するダイビングスポットです。
ボートダイビングがメインとなりますが、どのポイントも港から15分以内と近く、船酔いが心配な方も安心してダイビングを楽しむことができます。

湾内のダイビングスポットなので、透明度こそ周辺と比べるとやや劣るものの、黒潮が運んだ栄養分が蓄積された海ならではのソフトコーラルが見どころの一つで、特に、早春から初夏にかけて満開となるソフトコーラルは迫力満点です。

この時期を狙って尾鷲を訪れるリピーターも多いそうです。

ソフトコーラル:サンゴの仲間の中で柔らかい骨格を持つもの。ヤギやトサカ、イソバナなど。
ヤマトウミヒルモとアミメハギ
ヤマトウミヒルモとアミメハギ

また、尾鷲には海中に花を咲かせるヤマトウミヒルモの群落が2020年に発見され、フォト派ダイバーの人気を集めています。このヤマトウミヒルモとヒメイカや、アミメハギやアオサハギなどの幼魚、甲殻類を絡めてのマクロ撮影もオススメです。

銚子川

さらに、尾鷲にはリバーダイブ可能なポイント「銚子川」も。
日本屈指の透明度を誇る銚子川の色は、その透き通った美しさから“銚子川ブルー”と呼ばれています。
リバーダイブに興味のある方は事前にショップへ相談をしてみてくださいね。

ダイビングのシーズナリティ

尾鷲の海の魅力を、春夏秋冬に分けてご紹介します。

ダイビングスポット・尾鷲のシーズナリティ表

春の尾鷲

オキノスジエビ
オキノスジエビ

春は潮の満ち引きが大きく、ソフトコーラルが最も鮮やかな姿を見せるシーズンです。特に「魚礁」というダイビングポイントでは満開のソフトコーラルが見ごろとなり、ワイドでの撮影がオススメです。

また、ダイビングポイント「大鼻」の水深約18mでは、オキノスジエビの抱卵を観察できます。

3〜5月頃には、湾内に生息するイソギンチャクがよく開き、それを宿主とするアヤトリカクレエビの撮影がオススメです。

ナガレヒキガエル幼生
ナガレヒキガエル幼生

銚子川では5月頃、たくさんのナガレヒキガエルの幼生が、川底に姿を現します。

夏の尾鷲

コバルトツツボヤ
コバルトツツボヤ

初夏には魚たちの繁殖活動があちこちで見られます。迫力満点なニシキベラの集団産卵やスズメダイが卵を守る様子、サクラテンジクダイの口内保育などが見どころです。

東紀州名物のコバルトツツボヤ(通称:青ホヤ)のシーズンもこの季節。
青ホヤ単独ではもちろんのこと、周辺に生息する生物と絡めた撮影もフォトジェニックです。

秋の尾鷲

秋は、コガネスズメダイやナガサキスズメダイなどの幼魚や色とりどりのソフトコーラルを楽しめるシーズンです。
ダイビングポイント「魚礁」では、沈められた魚礁に根付く色彩豊かなソフトコーラルと小魚の群れを絡めてワイドに楽しむことができます。

冬の尾鷲

ナシジイソギンチャクとアヤトリカクレエビ
ナシジイソギンチャクとアヤトリカクレエビ

12月から1月にかけては、アヤニシキ(海藻)とそれに住み着くウミウシやナガレモエビなどをじっくりと観察できます。

ダイビングポイント紹介

尾鷲の代表的なダイビングポイントをご紹介します。

魚礁

「魚礁」は、水深18~23m付近の砂地に立方体のコンクリート魚礁が沈められているポイント。
この魚礁にはソフトコーラルがびっしりと根付き、その周囲ではネンブツダイやスズメダイの群れが見られます。

黒潮が接近するシーズンにはカンパチやブリなどの回遊魚との遭遇も期待でき、小さな生物からダイナミックな光景まで楽しめます。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分)
【最大水深】23m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

尾鷲、魚礁のオープン確率

大鼻(おおばな)

尾鷲のダイビングポイントの中でも外海寄りに位置する大鼻は、大きなゴロタ石の斜面が続き、アーチやドームが点在するダイナミックな地形が特徴です。

ゴロタ:大きめの岩や石のこと。ビーチの砂利止めなどに利用されることも多い。

水深18mのアーチでは、オキノスジエビやサクラテンジクダイを観察できます。

小魚の群れを追いかけるカンパチやブリなどの回遊魚との遭遇率も高く、大型のイシダイやメジナも見られます。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分)
【最大水深】40m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

尾鷲、大鼻のオープン確率

一ツ石

一ツ石は、水深約14mの砂地ある大きな岩の周辺を潜るポイントで、クレバスやケーブなどの地形も楽しめます。
流れはほとんどなく、アヤトリカクレエビ、クダヤギクモエビなどの甲殻類をじっくり観察できます。

尾鷲湾の東に位置する佐波留島(さばるじま)の影にあるため、うねりの影響が少なく、1年を通して安定して潜れます。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分)
【最大水深】23m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】×

尾鷲、一ツ石のオープン確率

その他のポイント名

対岸元行野(たいがんもといくの)、長瀬、人瀬(ひとせ)、毛尻(けじり)、シラサマビーチ、地の株ビーチ

尾鷲へのアクセス情報

車でのアクセス:
紀勢自動車道尾鷲北ICで下車後、車で約10分。
無料の駐車場有り(20台分)。

電車でのアクセス:
JR紀勢本線尾鷹駅で下車後、車で約10分。

尾鷲の観光情報

尾鷲市と言えば、2004年に世界文化遺産に登録された熊野古道(くまのこどう)が有名です。
特におすすめは、尾鷲のダイビングスポットから車で約15分で登山口に着く、馬越峠。

石畳、石仏などがたくさん残り、また、3時間程度で楽しめる手軽さで人気を集めています。

▶馬越峠道(https://kumanokodocenter.com/kodo/magose/

尾鷲のグルメでおすすめなのが地元の水産会社・尾鷲物産が経営する市場兼食堂、おとと。
尾鷲北インターより車にて約5分で到着します。
尾鷲港で水揚げされたばかりの鮮魚はもちろんのこと、地場野菜やお寿司、名産品を購入することができます。

近海まぐろはえ縄船・良栄丸の帰港日には新鮮なマグロが店頭にズラリと並び、即売会が行われます。
併設の食堂では、旬の魚を用いた丼やお刺身、天ぷら、焼き魚などの魚料理を味わえます。
メイン料理とは別に小鉢に入ったお刺身やフライなどの単品は、好きなだけ選べるセルフスタイル形式なのも嬉しいですね。

▶︎おわせお魚いちば おとと(http://e-ototo.jp/

また、尾鷲に訪れるダイバーから人気なのが、食事処 おふくろ。

新鮮な魚介類をふんだんに盛った海鮮丼が人気で、他にも、寿司をはじめ、カツ丼、うな丼などの丼もの、そして、各種定食からカレーまで幅広いメニューが揃います。地元客で賑わう、人気のお店です。

尾鷲の海でダイビングを楽しんだあとは、新鮮な海の幸を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

情報提供:ダイブサイトシードリーム(http://www.owase-seadream.com/

ScubaMonsters編集部

166,494 views

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。