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富戸ダイビングスポット情報

富戸ホール
海について

光が降り注ぐ富戸ホールで地形を満喫!
様々な生物との出会いも期待できる東伊豆のダイビングスポットが富戸(ふと)です。

富戸のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

ダイビングスーツのまま体を温められる天然温泉・温泉丸も要チェックです。

富戸の概要

富戸港

富戸は静岡県伊豆半島・城ヶ崎海岸の北部に位置する、東伊豆のダイビングスポット。
東伊豆エリアは、東京から電車や車でアクセスしやすいところが特徴です。

のんびり潜れるビーチポイントとダイナミックな景観が広がるボートポイント、両方が楽しめます
比較的海況も安定しているため、初心者でも生物をゆっくり観察できますよ。
多様なマクロ生物と出会えることから、中級者から上級者のダイバーにも人気です。

特に6〜8月には、アオリイカの産卵を目当てに、多くのダイバーが集まります。
目の前で繰り広げられる産卵行動は、感動すること間違いなし!
生物だけではなく、光が降り注ぐ「富戸ホール」と呼ばれる地形ポイントや10ヶ所以上あるバリエーション豊かなボートポイントが、幅広いダイバーを虜にしています。

また、ダイビングサービスの前には、ダイビングスーツを着た状態で体を温められる天然温泉「温泉丸」があります。

富戸の温泉丸

エキジット後にダイビングスーツを着たまま、温泉丸に「どぼん!」と入るのが富戸流。温泉丸から見える海を眺めながら、一息つきましょう。
一年を通して開放されているため、特に冬場の寒い時期に入る温泉は魅力的ですね。

ダイビング直後の入浴については、減圧症リスクを高めるという意見、逆にリスクを下げるという意見、双方あります。特に、減圧停止が必要、または、無限圧潜水時間ギリギリのダイビングの直後は避けたほうが良いと言えるでしょう。

2019年にはダイビングサービスがリニューアルされました。
シャワールームや更衣室がキレイになったほか、女性用のパウダールームも完備。
女性ダイバーも安心してダイビングを楽しめますね。

富戸ダイビング基本情報

のんびりフィッシュウォッチングを楽しみたいなら、富戸へ!

ヨコバマ・脇の浜の2つのビーチポイントは、水深がなだらかに変化していき、6〜9m付近から白い砂地が広がります。
駿河湾に面した大きな入江に位置し、比較的穏やかな海況を保っているため、多種多様な生物ををじっくり観察することが可能。6〜8月に見られる、アオリイカの産卵は、富戸の大きな見どころと言えるでしょう。

10以上のボートポイントがあり、漁礁、ワイド、ドリフトなど、オールマイティな富戸。その中でもゴロダイ根は、トビエイが観察できるダイビングポイントとして名を知られています。
トビエイが姿を現すのは、12〜2月頃。遭遇率は高いですが、水深が20~30mと少し深めのポイントになります。
また、年に数回ですが、マンボウが目撃されることがあります。運が良ければ、マンボウに遭遇できるかも!?

ダイビングのシーズナリティ

富戸の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

春の富戸

春濁りにより透明度こそ落ちますが、夏の産卵時期に向けた求愛や捕食などの様々な生態行動が観察できる生き生きとした季節です。

また、春濁りで遠くが見えにくくなりますが、近くに目を向けてみると、透明度の高い季節には見落としていたような魅力的な発見があります。「春濁りをする春にこそ潜りたい!」と言うダイバーも現れるほどです。

夏の富戸

アオリイカ

富戸が水陸ともに最も賑わいを見せるシーズンは夏。
海の生物たちの求愛産卵行動もピークを迎え、なかでもアオリイカの産卵は夏の風物詩になっています。

水温の上昇に伴い、黒潮に乗って流されてくる、季節来遊魚と呼ばれる南方系の魚の観察もできるようになり、海がどんどんカラフルになり始めます。浅場にはソラスズメダイが群れ、体験ダイバーやライセンス講習生が「こんなに浅い場所にも魚がたくさんいる!」と驚く声が毎日のように海辺に響いてきます。

秋の富戸

実は秋こそが伊豆の海のベストシーズン。
秋口の水温は非常に高く、快適にダイビングが楽しめるからです。

夏に孵化したネンブツダイやアオリイカ、ソラスズメダイなどの小さな生き物たちも、秋に向け少しずつ成長し大きくなってきます。群れのボリュームが増して、南方系の幼魚達も揃い踏みになります。

水温も透明度も高く、魚たちは群れ、南方系の季節来遊魚によって海はカラフルに彩られ、ワイドもマクロも楽しめる季節。富戸にも伊豆らしい秋の海が広がります。

冬の富戸

冬の魅力はなんといっても透明度の高さです。水温の低下でプランクトンが減り、季節風の影響で深場から冷たく綺麗な海水が上昇することで、透明度が高くなります。

ダイバーたちが「これが日本の海なのか!」と驚くほど、青く美しい海が待っています。
相模湾という非常に深い海に面しているため、特に冬には深海魚との遭遇の可能性が高まります。予期せぬ生物との出会いが期待できる、面白い季節が冬です。

ダイビングスポット紹介

富戸の代表的なダイビングスポットをご紹介します。

ヨコバマ

ヨコバマは富戸の看板ビーチポイントと呼ばれています。ダイビングサービスから徒歩5分ほどで到着する近場のポイントです。

エントリー専用、エキジット専用に分かれたスロープには手すりがついていて、ロープにつかまりながらダイビングがスタート出来るため、初心者でも安心して楽しめます。

8〜12月頃は季節来遊魚で賑わう季節です。イソギンチャク畑とも呼ばれる伊豆エリア随一のサンゴイソギンチャクが広がる場所には、クマノミが生息するほか、ミツボシクロスズメダイやソラスズメダイなども群れています。また、マアジやキビナゴの群れもキラキラと舞います。砂地ではハゼ類が観察できるほか、岩場を探すとサメが隠れていることも。
そして、透明度がグンと上がる1〜5月は、ウミウシパラダイスに!

また、深海性の生物やマンボウをはじめとする大物生物と遭遇できることもあります。
エントリー口の右側にある、「富戸ホール」の溶岩地形は必見。
潜れるのは穏やかなコンディションの時に限られますが、水深3メートルほどの場所にあるドーム型の溶岩をくぐると、海面に開いた穴から光が降り注きます。神々しく美しい光景をぜひ目にしてみてください。

様々な生物が息づいているため、ワイドもマクロも両方楽しむことが可能です。そして、豊かな地形や景観により、初心者から上級者まで楽しめる懐の深さが特徴。富戸を訪れるダイバーに、まずはおすすめしたいポイントです。

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから1分。エントリー場所はスロープ)
【最大水深】35m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

脇の浜

ヨコバマの隣にある脇の浜は、遠浅で深度の変化が少ない地形なので、ライセンス講習に適したポイントです。
ゴロタと白い砂地には、ヒラタエイ、アカエイ、ギンポ類やカクレエビ系の甲殻類を見ることができ、岩場にはウミウシやイロカエルアンコウ、タツノオトシゴ、ヤギ類、ムチカラマツなどが生息しています。

ゴロタ:大きめの岩や石のこと。ビーチの砂利止めなどに利用されることも多い。

春から初夏にかけては、ネコザメの赤ちゃんやサカタザメ、アサヒガニ、冬にはウミガメなどのレアな生物に会える可能性が高いです!夏限定で見られるアオリイカの産卵シーンは、感動すること間違いなし。
また、2020年の冬に入れた人口漁礁には、ボラやメジナなどが住んでいて、飽きのこないスポットです。

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから1分。エントリー場所はスロープ)
【最大水深】20m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

ヨコイソ沖

ヨコイソ沖は例年9月15日から5月15日までの期間限定でオープンするポイントです。
鮮やかなソフトコーラルが広がり、その周りにはキンギョハナダイなどの、群れで泳ぐ魚たちがいます。

水深30mほどの砂地エリアには、通称「ピラミッド」と呼ばれる巨大な人工漁礁が沈めてあり、その迫力ある水中景観は圧巻です!
さらに、ピラミッド周辺に集まる魚を狙って、カンパチやブリなど大型の魚がアタックすることもあり、豊富な魚の量とダイナミックさが魅力です。

最大水深が深いため、中級者以上向けのポイントです。予約制の場合があるので、どうしても潜りたい場合は事前にチェックする必要があります。

【エントリー・スタイル】ボート(港から5分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】コース取りに影響を与える流れが発生することがある
【ナイトダイビング】×

富戸へのアクセス情報

車でのアクセス:
東京から車で約3時間、熱海からは約40分です。
国道135号線の城ヶ崎海岸入口の交差点を城ヶ崎海岸方面へ曲がって、約5分で到着します。

電車でのアクセス:
伊豆急行線富戸駅または城ヶ崎海岸駅で下車します。
富戸駅からは東海バスで約5分、城ヶ崎海岸駅からは東海バスで約8分です。

富戸の観光情報

車で約5分で行ける城ヶ崎海岸の門脇つり橋からの絶景は必見!

また、城ヶ崎海岸駅徒歩1分のところに位置する居酒屋・肴屋大ちゃんでは、富戸漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚料理が味わえます。

■情報・写真提供:城ヶ崎インディーズ(https://izu-indies.jp/

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ScubaMonsters編集部

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