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伊東のダイビングスポット情報

海について

ぎっしり生い茂るソフトコーラルは、まさに水中のお花畑!
花びらのように舞うハナダイの群れとのコラボは唯一無二!

カラフルな水中が広がる、伊東(いとう)のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

伊東の概要

ダイビングスポット・伊東

静岡県の東伊豆に位置する伊東市。

都心からわずか2時間というアクセスの良さに加えて、伊東市にはなんと6つのダイビングスポットが集結しており、多くのダイバーからの人気を集めています。

中でもダイビングスポットとしての伊東は、日本有数の温泉街への玄関口となるJR伊東駅からもほど近い場所に位置します。
ゆっくりと温泉も楽しみながら訪れるのも良いでしょう。

伊東市では地域ならではのイベントが盛んに行われており、中でもユニークなものとして「尻つみ祭り」があります。
お囃子のリズムに合わせて行われる尻相撲大会で、天下の奇祭とも呼ばれています。

その他にも「全日本まくら投げ大会」「松川タライ乗り競走」など盛り上がる行事がたくさん!
名前だけで賑やかな様子が想像できますね。

勇気がある方は見るだけでなく、参加して優勝を目指してみてくださいね!

伊東ダイビング基本情報

伊東といえば、ハナダイパラダイス!
群生するソフトコーラルに多種のハナダイ類が数多く生息しており、ソフトコーラルとハナダイ類が織りなすカラフルな光景は必見です。

ダイビングスポット伊東で見られるソフトコーラルとハナダイ類が織りなすカラフルな水中景観

伊東でのダイビングスタイルは、ボートダイビングが主流。
陸から続く岩礁エリアのボートダイビングではなく、岸から2km以上離れた沖に点在する隠れ根を潜る、伊豆半島の中ではやや珍しいスタイルです。

周辺には「手石島」という無人島があり、その島をそのまま水中に沈めたようなダイナミックな景観が楽しめます。

ボートポイントは、1年中潜ることができるダイビングポイントが3つ、期間限定のダイビングポイントが2つ、現在クローズとなっているダイビングポイントが2つあります。

ダイビングポイントにはそれぞれブイがあり、現在は5つのダイビングポイント合計で10個が稼働中です。

1つのブイが占めるダイビングエリアが広く、さらに深い水深まで潜ることができるダイビングポイントが多いのは伊東の魅力と言えるでしょう。

ダイビングのシーズナリティ

伊東の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

伊東のダイビング・シーズナリティ表

春の伊東

ソフトコーラルが徐々に根を彩ります。

ダイビングスポット伊東で春に見られる、ソフトコーラルが生い茂る中、キンギョハナダイが舞う光景
キンギョハナダイ

深場のハナダイ類が舞う華やかな様子も観察できるでしょう。

2匹のヒラメがぴったりと寄り添い、求愛する様子も春ならではの光景です。

ダイビングスポット伊東で春に見られる、ヒラメが寄り添う様子
ヒラメ

透明度が落ちやすい時期ではありますが、魚の群れなど景観も楽しめる季節です。

夏の伊東

5月中旬には夏季限定のダイビングポイント「五島根」がオープンします。
もりもりと溢れんばかりのソフトコーラル群生や、キンギョハナダイやサクラダイが桜吹雪のように乱舞する様子が見どころです。

ダイビングスポット伊東で夏に見られる、キンギョハナダイやサクラダイが桜吹雪のように乱舞する様子
キンギョハナダイ

7月頃からは回遊魚も姿を見せ始め、海の中が一層にぎやかになります。

ダイビングスポット伊東で7月頃に姿を見せ始める回遊魚の群れ。

また、各ポイントでキンギョハナダイの産卵が始まります。

秋の伊東

キンギョハナダイ、サクラダイ、ナガハナダイとハナダイの産卵シーズンが続きます。

ダイビングスポット伊東で観察された、サクラダイの生態シーン。
サクラダイ

水中では季節来遊魚と普通種の共演が続き、小さな生物から迫力の生物まで見どころ満載のトップシーズン!

ただし、潮の流れが最も出やすい時期でもあるので、注意が必要です。

冬の伊東

抜群の透明度で、水中が美しく青に染まるシーズン。
多くのウミウシが出てくるので、小さい生物を探すのを楽しむのはもちろんのこと、マンボウや季節来遊魚なども毎年出現します。

ダイビングスポット伊東にて観察されたマンボウ。冬にま毎年決まって姿を現す
マンボウ

冬だと言って侮ることはできません。

深場の珍しい生物が浅い水深で観察できる確率が上がるのも、冬の伊東ならではの魅力です。

生物観察や撮影をしながら、壮大なポイントの全体像を把握しやすい時期でもあります。

ダイビングスポット伊東の冬の水中景観

ダイビングポイント紹介

伊東の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

白根

南北約200mに広がる、伊東のナンバーワンダイビングポイント!
3つのブイを擁する隠れ根です。

通常のダイビングで水底まで訪れることはできませんが、根の東西の最大水深は45〜70m以上と、その水深にワクワクするダイバーも多いのではないでしょうか。

根には無数のカラフルなソフトコーラルが群生し、周辺には多様なハナダイ類が生息しています。
過去に1シーズンで確認されたハナダイは21種を記録したことも!

他のダイビングスポットでは通常のダイビングの範疇を超える深場で発見される生物も、伊東では通常のダイバーが訪れることが可能な水深で発見されることが多く、コース次第で初級者から上級者まで楽しむことができます。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分。エントリー時はブイを取る。)
【最大水深】40m
【流れが出た場合】流れによってダイビングを中止する場合がある
【ナイトダイビング】×

伊東、白根のオープン確率

五島根

5月16日から9月15日までの夏季限定ポイントです。
伊東で最も沖にあるダイビングポイントで、ブイは北・南・中央と3つあります。

それぞれのブイの周辺には種類や生え方が異なるソフトコーラルが、隙間なくエネルギッシュに生い茂ります。
その上を大量の魚が乱舞する様子は、息を呑むほどの迫力。
どこを見たらいいか分からないほど美しい光景があちらこちらに広がります。

ソフトコーラルの保護を意識して潜らなければなりませんが、初級者から楽しめます。
また、夏季は潮流も出やすいですが、流れがあるとソフトコーラルの超満開が期待できるでしょう。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分。エントリー時はブイを取る。)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】流れによってダイビングを中止する場合がある
【ナイトダイビング】×

伊東、五島根のオープン確率

尾根残し

9月16日〜翌年5月15日までの期間限定ポイントです。
伊東では唯一水面に突出している根があり、その根が中心となって起伏ある地形が広がります。

ブイは東西に1つずつあり、同じダイビングポイントとは思えないほど異なる景観が楽しめます。

そびえ立つ迫力の根や、水路、岩穴など、地形好きなダイバーにはたまらないダイビングポイント。

至る所に点在する穴場にはドチザメやクエなどの大物生物が生息し、キビナゴをはじめとする小魚の群れが星空のように光り輝きます。

サガミリュウグウウミウシが大量に観察できるのも尾根残しならではの特徴です。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分。エントリー時はブイを取る。)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】流れによってダイビングを中止する場合がある
【ナイトダイビング】×

伊東、尾根残しのオープン確率

伊東へのアクセス情報

電車でのアクセス:
JR伊東線「伊東駅」より車で約5分。

車でのアクセス:
小田原厚木道路・石橋ICより西湘バイパス、国道135号を経由、「新井」交差点を左折した伊東港内。20台以上駐車できる駐車場が無料で利用可能です。
都心からの所要時間は約2時間30分、熱海からの所要時間は約30分です。

伊東の観光情報

標高321mの頂上から360度の絶景を眺めることができる、小室山。
山頂まではリフトが運航しており、頂上の小室山公園ではおしゃれなカフェや、開放感溢れる遊歩道があります。

山麓に広がるつつじの名所・つつじ園では、約10万本のつつじが満開を迎えるとまるでピンクの絨毯を敷いているかのような絶景が広がります。

また、伊東は全国有数の湯量を誇る地域として知られており、宿泊と日帰り入浴が可能な温泉施設が多数あります。
江戸時代からの歴史を誇る由緒正しい温泉や、ラグジュアリーなリゾートホテルまでその種類は多岐に渡ります。
お好みのスタイルで、のんびりとダイビングの疲れを癒しましょう。

ここからは伊東のアフターダイブにぴったりの満腹グルメをご紹介します。
定食屋のおすすめは、とんかつやハンバーグ、生姜焼きなどのボリューム満点メニューが味わえる万里食堂、刺身、焼きなどの魚料理が充実しているふしみ食堂の2店。

また、油そばが看板メニューの麺や一徳は、淡麗なWスープのラーメン、濃厚スープのつけ麺などもラインナップするラーメン店。
お好みのメニューでお腹を満たしましょう。

▶︎麺や一徳(https://ittoku.shop-pro.jp/

グルメを味わったり、ゆったりと温泉で羽を伸ばしたり、伊東でのアフターダイブも満喫してくださいね。

情報・写真提供:DIVE FAMILY YELLOW(https://www.divefamilyyellow.com/

ScubaMonsters編集部

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