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【基礎知識】レギュレーターとは

器材について

ダイビングの器材!

と言われて、皆さんは何を想像しますか?

 

マスクやフィンはノンダイバーの方でも名前を知っている器材だと思います。

その他に、ダイバーが咥えているもの、タンクと体を繋ぎとめているものはなど思いつきましたか?

 

ダイビングにはいくつもの器材が使われますが、今回はその中でも

ダイバーが咥えているもの=レギュレーター

について詳しく見ていきたいと思います。

 

しっかりとそれぞれの名前や機能を覚えてきましょう。

レギュレーターって何?

レギュレーターの機能

早速、レギュレーターはどのような機能なのか見ていきましょう。

まずはおさらいです。
Q .タンクには何倍に圧縮された空気が入っているでしょうか?

A .180~200倍です。

 

200倍に圧縮した空気を私たちが吸えるように調整してくれる器材が、

レギュレーター

です。

レギュレーターの名称

まずは、各部分の名称を覚えましょう。

冒頭で『ダイバーが咥えているもの=レギュレーター』と言った様に、咥える部分だけを指してレギュレーターと言う事もあります。
また、写真の全てを指してレギュレーター(セット)と言う事もあります。

ただ、それぞれにちゃんと名前がついているので、どのような機能を果たしてるのかとあわせて見ていきます。

各機能

まずは、こちら

『ファーストステージ』【✍】

と言います。

 

ファーストステージはタンクとレギュレーターをつなぐ部分です。

 

そして、役割としては、タンク内の凝縮された空気を周囲圧+6-10気圧程度まで下げてくれます。

このことを『減圧する』といいます。

 

そしてファーストステージの中でも名称があります。

『ヨークスクリュー』【✍】は回すことができます。

くるくる回すと、緩まり、ダストキャップ【✍】を取り出せます。

 

ダストキャップは

器材を洗う時に、非常に重要な役割をするのでしっかり名前を憶えておきましょう。

 

そして、ファーストがあるということは…

そうです。

こちらが、『セカンドステージ』【✍】です。

セカンドステージで、僕たちが生活する気圧まで減圧します。

 

僕たちが吸うまでに、ファーストステージとセカンドステージで二度、減圧されているんですね。

厳密には、このファーストステージとセカンドステージを合わせてレギュレーターと呼びます。

 

セカンドステージを少しズームしてみましょう。

口で咥える部分をマウスピースと言います。

咥え方はスノーケルと同じです。【✍】

 

そして、少しわかりにくいですが、前側の真ん中が押せるようになっています。

ここをパージボタン【✍】と言います。

 

パージボタンを押すことで、空気が出て来て、セカンドステージ内の水を出すことができます。

 

これは残圧計です。

タンク内にあとどのくらいの空気が入っているか確認するためにものですね。

写真の様にコンパスと一緒になっていたり、深度系がついていたりするものもあります。

 

もう無理だーー

名前がいっぱい出てきますね(笑)

 

大丈夫です。使っているうちに覚えます。

今回はさらっと覚えておきましょう。

 

では、一旦休憩しましょうか(笑)

【雑談】レギュレーターカスタマイズ

先に言います。休憩です。(笑)

器材を買う時、何を基準に悩みますか?

 

性能?値段?見た目?色?

 

悩むポイントはいっぱいあります。

ただ、重器材にもなると値段も高くなります。

 

マスクやフィンは自分の好きな色!BCやレギュレーターは安い物…

みたいな人もいるんじゃないでしょうか?

 

実際に僕もそうでした。

でもレギュレーターはカスタマイズできるんです。

 

カスタマイズできるのは、中圧ホース!!

オクトパスは黄色のイメージが強いですが、オクトパスも含めホースは色付きの物も売ってます。

自分だけのMy器材を作っていてはいかがでしょうか?

各機能

休憩中に出てきたホースから解説始めましょう。(休憩は読まなくていいや。と思った方ごめんなさい(笑))

 

ダイビングのホースには中圧ホース高圧ホースが存在します。

セカンドステージがついているのは中圧ホースです。

残圧計がついているのは高圧ホースです。

 

なにが違うのか。
これは、簡単です。

 

ファーストステージで減圧した空気が通るのが中圧ホース、減圧されていない空気が通るのが高圧ホースです。

 

残圧計はタンク内の空気の残量を確認する器材です。

減圧されていない空気が通るホースで繋ぐことによって、タンク内の空気量を確認しています。

 

もっと言うと、

高圧ホースを使うのは残圧計のみ、それ以外は中圧ホース

 

残圧計=高圧ホース

それ以外=中圧ホース

 

と覚えておきましょう。

 

次はこちら

先ほど、見たセカンドステージに似ていますね。

形は少し違いますが、機能をは全く同じです。

 

これはオクトパス』【✍】と言って、予備のセカンドステージです。

 

分かりやすくするために、大抵は黄色で、バディの残圧がなくなってしまった時などに使用します。

 

では、問題です!!

オクトパスのホースは中圧と高圧どっちでしょうか?

 

正解は中圧ホースです。

 

僕たちが吸うまでにはファーストステージで8-10気圧まで減圧され、中圧ホースを通って、セカンドステージで僕たちが吸える気圧まで減圧されているんでしたね。

 

ファーストステージで減圧された空気が通るホースなので、中圧ホースです。

 

最後に!

『インフレーターホース』【✍】

ライホース』【✍】

を紹介します。

 

インフレーターホースはBCに空気を入れるために使うホースです。

BCの記事で詳しくは説明しますが、レギュレーターのインフレーターホースとBCのパワーインフレーターをつないで使用します。

 

ドライホースはドライスーツに空気を入れるために使うホースです。

ドライスーツを着る時にだけ使用するので、ウエットスーツで潜る時には、このホースは無くても大丈夫です。

 

実はこの2つ、物は全く同じで長さが違うだけ。

インフレ―ターホースで覚えておいて欲しいのは、ホースの先の部分です。

名前を『カプラー』と言います。

このような形状をしており、パワーインフレーターやドライスーツとつなげる時は、下の写真の矢印方向に引っ張ります。

すると、少し動き下の写真のようになるので、このまま接続することを覚えておきましょう。

まとめ

今回はレギュレーターについて解説してきました。

 

『覚えるの多すぎて無理だーーーー!!』

と思った方もいると思います。

 

一気に全部は無理です。

そして器材はレギュレーターだけでは、もちろんありません。

 

特に、まだ使ったことはないけど、読んでくれたみなさん。ありがとうございます!

 

ただ、実際に触らず、使わず、この記事だけで完璧に理解できたらスーパーマンです!(笑)

 

ぜひ、何度も何度もレギュレーターを使って、分からなくなったらまた記事を読む。

この繰り返しで覚えられると思います。

 

焦らず少しずつ覚えていきましょう。

齋藤 涼太

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大学で、小さいころから夢だったダイビングに挑戦。そしてドはまり。 大学時代は、伊豆や石垣ででっちをしながら潜り倒し、気付いたころにはイントラに。 一般企業就...

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