MAGAZINE
  • HOME
  • 海からのニュース
  • フィリピン台風22号によるセブ島の被害状況と義援金活動〜水中写真家・越智隆治さん&BLUE CORAL・ヒロさんコメントあり〜

フィリピン台風22号によるセブ島の被害状況と義援金活動〜水中写真家・越智隆治さん&BLUE CORAL・ヒロさんコメントあり〜

海からのニュース

※2022年1月7日更新

日本では大きく報道されているとは言い難い状況ではありますが、2021年12月16、17日に直撃した台風22号の影響を受け、フィリピンの中部と南部を中心に壊滅的な被害が広がっています。

ダイバーにとっても非常に馴染み深いフィリピンのセブやボホールといったダイビングスポットも大きく被害を受けています。
ライフラインをはじめ自治体としての機能もまだ多くが停止しており、外からでは被害状況すら掴みにくい状態です。

12月18日には、水中写真家で現地との関わりも深い越智隆治さん(以下、越智さん)もFacebookでこの様に現況を投稿されています。

この投稿をはじめ、ニュースに触れたダイバーの皆さんの中には、現状を心配された方も多かったのではないでしょうか。

この記事では、セブ島でダイビングショップを営んでいる、BLUE CORALの下釜宏さん(現在は、日本一時在住。以下、ヒロさん)からの情報を参考に、現地からかろうじて共有されている被害状況をお伝えすると共に、越智さんが中心となって開始している義援金などの支援活動についてもお伝えします。

ヒロさんに聞いた現地の被害状況

※現地のインターネット環境が整わない中、現地ショップLINEグループからかろうじて収集できた情報をもとにヒロさんに教えていただいた現況です。

BLUE CORAL・下釜宏さん(ヒロさん)

台風直撃から1週間が経過していますが、水・電気などのライフラインが停止してる状況が続いています。
現地で購入可能な生活用水や飲料水は価格が4〜5倍に跳ね上がっており、それすら手に入れにくい状況です。

ジェネレーターを介して電気を手に入れている方もおりますが、その燃料になるガソリンも手に入れにくい状況です。
インターネットもほぼ繋がらず、こちらから現地への連絡がほぼ取れません。

街中は爆撃に遭ったかのように壊滅しており、交通機関も麻痺して車などでの移動は不可能です。
銀行も軒並み機能停止しており、お金を下ろすことも出来ません。

人的被害も大きく、多数の負傷者・死者が出ております。

災害対策当局によると、強風や洪水で3800棟余りの住宅が倒壊するなどの被害を受けた。

現地の警察は日本時間の20日夜、これまでに375人の死亡が確認され、56人の行方が分からなくなっていると発表。

しかし、およそ200の自治体で停電が発生し、離島を中心に通信が不通となっている影響で捜索は難航しているもようだ。

NHK「フィリピン 台風22号 375人死亡 56人行方不明 捜索は難航」(2021年12月21日)より抜粋

海岸線も壊滅的な被害を受けています。
マクタンの主要な港は全て壊滅し、ダイビングに使用していたバンカーボートの90%は沈没してしまいました。
リゾートとして有名なムーベンピックにはタンカーが激突し、水上レストランが沈没するなど半壊状態となってしまいました。

当然ダイビングショップが潜れる状況にはなく、奇跡的に今のところスタッフの人的被害は確認されていないものの、屋根が飛んだり、建物自体が崩壊したりしたダイビングショップもあるとのことです。

越智さんによる義援金活動について

前述の通り、ダイバーにとって馴染みの深いダイビングスポットをはじめ、フィリピンの多くの箇所が、台風の直撃によって壊滅的な被害を受けています。

新型コロナウィルスの影響でここ2年間は観光客を受け入れらない状況が続いていた中、最近になって少しずつ受け入れが再開され、回復の兆しが見え始めたところで今回の被害……人的・物理的被害だけに留まらないダメージの甚大さを感じます。

こうした状況を受けて、ヒロさんのBLUE CORALを含む現地の日系ダイビングショップ向けに義援金を募る支援活動が、越智さんを中心に開始されています。

ご賛同頂ける方は、下記の口座に”セブ”と記載の上、一口1000円から協力可能です。

口座

楽天銀行

第一営業支店(251)

普通7985484

United Oceans oceanlapule

以下、義援金活動を行っている越智さんよりコメントです。

水中写真家・越智隆治さん

セブは、雑誌やWEBなどダイビングメディアのロケを中心に、コロナ前は毎年のように訪れていました。
個人的には沖縄や伊豆のように、とても馴染みのある海です。
ある意味ホームグランドの一つと言っても良いくらいの海で沢山の思い出がありますし、セブの海だけで写真展をやろうかなと思ったくらい、思い出に残る沢山の海中写真を撮影してきました。

また、2013年に台風30号が直撃した際は、ちょうどロケでフィリピン・セブ島にいました。
フィリピンのレイテ島を中心に大きな被害をもたらしたこの台風。
少しでも台風のルートがズレていたら、自分自身が惨事に巻き込まれていたのではないか。
そんなことが頭をよぎりながら、義援金を募り、現地で“今”必要とされている物資に変え、被災した人たちに物資を届けるという経験をしました。

今回の台風で、ヒロさんのダイビングショップをはじめ、多くの日系ダイビングショップも被害に合ってます。
なのに、何故か日本ではあまり報道もされていなくて……まずは、少しでも現状を知ってもらいたいと、SNSに状況をアップしなければと思いました。
また、個人的に1つの馴染みのショップに支援するよりも、少なくとも日系ダイビングショップ全体への支援活動へとつなげた方が良いのでは無いかと考えるようになり、ヒロさんと2人で話して、てきれば賛同してくれる方を増やして、少しでも多くの方にこの活動を知ってもらい、復興に向けての資金支援にできればと考えています。

支援先となる予定のセブ島ダイビングショップ一覧(2022年1月7日現在)

  • Blue Coral
  • AQUARIUS DIVERS
  • エメラルドグリーンダイブセンター
  • S2クラブ
  • Newport Scuba Watersports
  • All Blue
  • トロピカルパラダイス
  • Free Crew Diving Center
  • エルアクアリオダイバーズ
  • シーライオン
  • アクアスケープ
  • マリンハウスシーサーセブ店
  • Puahele Diving Tour
  • Pcom Dream Diving Service
  • アクアバディズ

コロナ禍で正直皆さんも苦しい思いをしていると思います。
だからこそ、一口1000円からに設定しました。
少額でも良いので、少しでも多くの方に参加してもらえればと思っています。
より早く支援を届けるため、私の会社の口座と、個人のpaypayの口座へのお振込みをお願いしています。

2021年12月24日に義援金活動を開始してから、2022年1月6日までで3,500,000円をお振り込みいただきました。コロナ渦、またクリスマスでお忙しいにも関わらず、多くの方のご協力、ありがとうございます。
引き続き、義援金を受け付けていきますので、よろしくお願い致します。

最後に

越智さんは、台風被害情報や義援金活動について、自身のSNSにて今後も発信を続けていかれるそうです。

越智隆治Facebook
https://www.facebook.com/takaji.ochi

ダイバーに身近な場所で起きている台風被害とダイバーの輪で広がりつつある支援活動。

この活動が、一人でも多くの方に届くことを祈っています。

ScubaMonsters編集部

131,967 views

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。