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ダイビング中は時間が早く進む!!相対性理論により解明される!

海からのニュース

楽しいダイビング、あっと言う間に終わったと思って潜水時間を確認すると、1時間にも満たない時間。
ダイバーの皆さんであれば、一度は経験があるどころか、毎回そんな感覚に陥っている方も多いのではないだろうか。

楽しい時間が早く過ぎることは、ダイバーに限らず広く感じられている現象だ。
長らく心理的なものが原因とされていたこの現象について、少なくとも水中環境においては実際に時間が早く進んでいることが判明した。

今回この現象について解明したのは、横浜理科大学の八十穂教授が率いる研究チーム。
研究チームによると、これまで一般的な生活環境ではその影響を観測することすら難しい相対性理論による影響が、水中環境では明確に観測されたという。

これまで水中環境下では実験不可能とされていた6G通信技術を用いた実験に加え、相対性理論で用いられるミンコフスキー空間や4次元時空間のローレンツ変換、また、リーマン曲率テンソルなどの考え方を用いることで、相対性理論によって提唱される時空の歪みは水中環境下において極端に大きく出現し、水中環境下では従来の時計で観測可能なほどに時間の進みが早くなるというのが今回の発表の要旨だ。
>>横浜理科大学八十穂教授による論文全文

今回の発表は、我々ダイバーがこれまでに感じていた現象を立証することになる。
一方で、我々ダイバーが安全にダイビングを行うために使用している減圧理論に基づいたダイブコンピューターやダイブテーブルが示す潜水時間や減圧時間に関しての言及はない点には懸念が残る。
ただし、八十穂教授が公開したTikTokの動画によると、減圧理論で用いられる時間の概念は陸上のものであるが、水中では前述の通り時間が早く進むために、ダイバーが身に着ける時計やダイブコンピューターの時間も早く進むため、問題はないという。

尚、一般的なダイビングにおける時間の進み方の変化は解明されたものの、ハゼなどの撮影に熱中している時にはさらに時間の流れが早く進み、逆に、一向にハンマーヘッドが現れないブルーウォーターダイビングでは陸上以上に時間の流れが遅く進むことについては未だ解明されていない。

このことからも分かる通り、水中での時間感覚はあくまで心理的な要因であるとして、今回の発表について異を唱える識者も存在する。

今回の発表を否定する立場である掬門村立大学の本山教授は
「ダイビングが非常に楽しいレジャーであることについては賛同する。しかし理論的には破綻しており、一般相対性理論は様々な環境において成立することが画期的な理論なのであり、水中環境でのみ成立している時点で相対性理論を拠り所にすることはナンセンスだ。」
と指摘した。

今回の発表について、今後も最新研究が注目されるが、難しいことなんて考えなくても、ダイビングは楽しいんだからそれでいいじゃないか。

(水中通信社)

はい、ということで今日はエイプリルフール。

アインシュタインが提唱した相対性理論では、実際に時間の進み方が変化する(時間の進み方は相対的なものである)ことが示されています。

相対性理論には特殊相対性理論と一般相対性理論があります。
特に一般相対性理論については理論的な確からしさは認められていたものの、実験では証明されていなかったものが、2020年にここ日本のスカイツリーでの実験で証明されました。

実際のところ、時間が長く感じるか、短く感じるかについては心理的な要素が大きい様です。

楽しいことをしていると時間が短く感じると思いますが、これはそもそも時間を意識するということが無くなっているからなんだとか。

また、心拍数なども時間の感じ方に影響を及ぼしているという説もあります。
人間が感じる時間はあくまで心拍数が基準で、心拍数が早くなれば同じ1分間の鼓動は増え、心拍数が遅くなれば1分間の鼓動は減る。
そのために、心拍数が低下すればするほど、時間が過ぎるのが早く感じられるという説です。
ある意味これも、時間は相対的な物であるという事を示すものですね。

ダイビングの場合、通常よりもリラックスして水中世界を楽しんでいるために心拍数が低下し、ダイビングの楽しさも相まって、一瞬で時間が過ぎたかの様に感じているのかもしれませんね。

水中での時間の進み方に変化はありませんが、ダイビングをしていると驚くほど時間が早く進むように感じることは事実。

今日から新年度。
みなさん、2022年度もダイビングを全力で楽しんで行きましょう!

細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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