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【定番6選!】ここだけは潜りたい!宮古島ダイビングポイント!

海について

 

「水中の洞窟に入ってみたい。」

ダイビングを始めたなら・・・

水中にある洞窟

1度はあっと息をのむようなダイナミックの地形ポイントで潜ってみたいですよね。

 

実は日本には世界に誇ることが出来る地形ポイント!宮古島があるんです!

知っていましたか?

宮古島と言うと沖縄の離島の中でも特に田舎のエリアで・・・

砂山ビーチなどキレイなビーチとのんびりしたイメージが強いかもしれません。

ダイバーしか行けない圧巻の地形ポイントが宮古島にはあるんです。

今回は、そんな宮古島の超オススメダイビングポイントをご紹介!

気付いたら、この夏にアナタも宮古島に行ってるかも!?(笑)

THE定番 宮古島3大ポイント

宮古島には”宮古島3大ダイビングポイント”という超定番かつ超有名なオススメポイントが3ヶ所あります!!

宮古島に来て3大ポイントを潜らずして帰るなんてありえません。

アントニオ・ガウディ

中上級者向け

アントニオガウディと言えば・・・

スペインの有名な建築家、世界遺産のサクラダファミリアを設計したことで有名な人物ですね。

 

水深25m付近に空いている無数の穴とその入り組んだ地形が、曲線を大事にしたガウディの作品とが似ているということでガウディの名前を借りたのが、ここ宮古島アントニオ・ガウディと言うポイントです。

 

この景色の写真を見てダイビングを始めたという人がいるくらいに有名なポイントですね!!

ニヤッと笑ったような洞窟なこの表情は、大きな自然の力を感じます。

 

このポイントはブイのあるエントリー口から水底の水深が25mくらいのところを中層移動して泳ぎます。

5分くらい泳ぐと洞窟の入口が見えてきます。

この入口で既に水深は25mくらいあります。

まるで洞窟の中にダイバーが吸い込まれていくような景色

 

この穴に入っていくと、中は迷路のような入り組んだ地形になります。

その一番深い35mから見た光景が先程の不気味な笑みのような写真ですね。

 

他にも裏に回ると、こんどは笑いながら叫んでいるような顔に見える地形があります。

まるで迷路のように入り組んだ地形に宮古特有の青い海のコントラストが非常にキレイなポイントです。

 

ただし、洞窟の入口で25m最深部で35mとかなり深いポイント。

また中層移動も長いポイントです。

そのため中~上級者にオススメのポイントですね!

 

通り池

上級者向け


ここは国の天然記念物にも指定された「通り池」。

観光地としても有名な通り池ですが、ダイビングポイントとしても超ビッグポイントです。

 

通り池とは下地島にある2つの巨大な池のこと。

その池が、陸からは見えませんが、海中トンネルで繋がっているというポイントです。

 

水深45mから15mまでに空いた超巨大な入口を通って通り池の中へ入ってきます。

このダイバーとの比較を見てください。

まるで人が米粒のように見えますね!

こんなに大きな水中洞窟、世界中見渡しても少ないのではないでしょうか?

 

そして洞窟内部は淡水と海水の比重が違うことで緑と青のキレイなグラデーションに分かれます。

この緑の部分がプランクトンや光の加減でオレンジ色になることもあるそうで、青い海と神秘的なグラデーションを楽しむのも「通り池」の楽しみ方の1つです。

また海中トンネル内部にはクメジマオトヒメエビやフチドリハナダイといったダイバーをアッと言わせる生物も潜んでいます。

 

また、通り池は海中トンネルをくぐって水面に顔を出すことが出来ます。

昼くらいになると、かなりの高確率で「カンコウキャクの群れ」と遭遇しますので、そんな時は気をよく手を振りましょう。

 

ただし、「通り池」はやっぱり上級者向けです。

水底の水深が45mの海中トンネルをくぐるので、中性浮力が取れないとドンドン沈んでいきます。

また池の内部は透明度も低くロストの危険も少しあります。

しっかりガイドの人に付いていきましょう~~!

 

魔王の宮殿

中・上級者向け

「魔王の宮殿」といえば、宮古島でも知名度No1!

雑誌でも絶対に特集される超ビックポイントですね。

 

水深も15m~25mくらいまでと他のポイントに比べ深すぎないのも特徴でしょう。

 

上の写真はメインテラスという一番広い洞窟内部のエリアです。

ここは洞窟上部から強い光が差し込み最も明るく開放的ですね。

 

その先にある試練の間とういう真っ暗闇の洞窟を突き進んでいくと・・・

玉座の間という光の筋がとてもきれいな場所に出ます。

 

ここの幻想的な雰囲気が「魔王の宮殿」の名前の由来になったそうです。

この先を進んでいくと魔王の寝室といった静かな落ち着いた場所に出ます。

 

ここまで来たら引き返していくというのが、このポイントの潜り方ですね。

洞窟内部は真っ暗な部分もアリ、横に長く続くため、やはり中・上級者向けのポイントの1つですね。

絶対行って欲しい地形ポイント3選

今回は3大ポイントからもれてしまいましたが・・・

宮古島に来たら絶対に潜って欲しい地形ポイント3ヶ所!

しげのオススメポイントをご紹介したいと思います。

サンゴホール

中・上級者向け

「サンゴホール」・・・

初めて聞いた方はどんなにキレイな珊瑚の洞窟だろうと思うことでしょう。

 

これ実は間違いなんです。

サンゴとは珊瑚ではなく35。

つまり35mに入口のある洞窟。

だから「サンゴホール」なんですね。

 

このポイント何がすごいかというと、洞窟内部にホワイトチップが住み着いています。

上の写真のように洞窟から差し込む光とサメといった景色が見れるんですね!

 

写真撮るのは、めちゃ難しいですが・・・(笑)

他にも洞窟の中の広い空間にはハタンポ類やマツカサ類が多く潜んでいます。

そのためライトを当てるとその輝きは夜桜や星の様…。

 

他にも、洞窟の奥にはハート形の出口が。

まるでハートに人が吸い込まれていくような不思議な感覚ですね。

「サンゴホール」もやはり最大35mの洞窟をくぐるということで、中・上級者向けのポイントになってしまうでしょう。

ただし、ここはハート形の方から洞窟内部に入れば、最大深度25mくらいのダイビングにすることも出来るので窒素と相談して潜ることも出来ますね。

 

女王の部屋

中・上級者向け

「女王の部屋」は他のポイントに比べれば知名度は劣るポイントにはなりますが、地形の迫力はピカイチです。

洞窟内には5か所の出入り口があり、そこから差し込む光が非常にキレイです。

 

なぜ僕がこのポイントをオススメするのかというと・・・

一番はマクロも面白いからです!!

 

洞窟内部にはホシゾラワラエビというオルトマンワラエビの熱帯版みたいなのが潜んでいたり、天皇陛下が命名したというニチリンダテハゼがいたりと、マクロにワイドにどうして良いかわからないポイントになんです。

 

しかし・・・

やっぱり宮古島なので最大深度は35m・・・

どっちも撮る余裕はさすがにありません。

今回はワイドの写真のみでお願いします(笑)

 

沈船イラブ(カーフェリー)

初・中級者向け

お次は洞窟から離れて、沈船ポイントになります。

このカーフェリー、伊良部大橋が出来る以前は宮古島と伊良部島を結ぶ船として栄えていました。

橋が出来たことにより役目を終え今はダイビングポイントとして大活躍をしています。

船後方の出入り口が広く開けられており、簡単に沈船内部に入ることが出来ます。

なかなか船内に入ることの出来るポイントは少ないので非常に貴重ですね。

船内にハナミノカサゴやツバメウオなど様々な魚が住み着いています。

人とのコラボだけでなく沈船と魚たちの写真も面白いですね。

 

沈船ダイブについては詳しくは、レックダイビングの記事を書いているので、ぜひ見てみてくださいね!

実は、アナタの家の近くにも有名な沈船ポイントがあるかも!?

【レックダイビング】ダイバーだけが見れる沈船スポットー国内編

 

宮古島のポイントマップ

 

大きく分けると宮古島のダイビングポイントは北から3つのエリアに分けることができます。

  1. 八重干瀬(ヤビジ)エリア
  2. 下地島、伊良部島エリア
  3. 宮古島東南エリア

ですね。

 

その中でも宮古島のダイビングポイントのメインエリアと言えば・・・

やっぱり下地島、伊良部島エリアと言っても過言ではないでしょう!!

アントニオガウディーや魔王の宮殿などがあるのも、下地島エリアとビッグポイントが重なっています。

宮古島にあるほとんどのショップがこのエリアを目指してボートを出していきます。

 

夏の時期は風が南から吹きやすいため、風裏になる伊良部島エリアを潜り、冬の時期は北風が吹くので風裏になる下地島エリアを潜ります。

豆知識
波は風によって発生します。そのため風上のダイビングポイントは風の影響を受け波が発生するためダイビングしづらくなります。逆に風下のエリアと言うのは風により波が抑えられるので、海が落ち着く傾向があります。

ここで注意!!

つまり南風が吹くと(主に夏の時期)はアントニオガウディや通り池などのメインポイントが潜れなくなる可能性があります。

もちろん他の地形もすごいのですが、どうしても潜りたいという人は夏の時期を外すのをオススメします。

 

次は八重干瀬(ヤビジ)エリアは池間島の更に北側にある日本最大級のサンゴ礁のエリアです。

ダイバーが八重干瀬に行ける季節は夏の時期。

ほとんどのダイビングショップは平良港から出るため八重干瀬までは1時間以上かかります。

そのため南風で安定した時期でないと辿り着く前に船酔いでグロッキーなんて事になりかねません(笑)

 

行けてしまえば、そこは世界中のダイバーの訪れるサンゴと生物の楽園!!

イルカやマンタやナポレオンなど大物も多いです!!

 

最後は宮古島東南エリアです。

このエリアはマンタやイソマグロなどの回遊魚も多く、七又のアーチなどビックな地形ポイントが多いらしいです。

あっ・・・すいません。実は僕も潜ったことないんです。

地元のダイビングショップも基本は下地島方面で潜るのであまり行かないエリアです。

冬の北風の時期に来れば遠征して潜れる可能性もありますよ!!

 

宮古島でダイビングをする際の注意点

宮古島でのダイビングは、ボートダイビング!

そして、なんといっても最大深度の深いダイビングがメインになります。

 

なのでアドバンスのライセンスは必須ですね!!

エントリーレベルのライセンスだと潜れるポイントがかなり限られてしまいますし、行きたいところに行けない可能性も高いです。

アドバンスって何!?本当に必要?

 

もちろん洞窟の中は砂が巻き上がりやすいので、中性浮力をバッチリ取れる必要もあるでしょう。

どうせ行くなら全力で楽しみたい!という方は伊豆や身近な海で練習してから挑むことをオススメします!(もちろん初心者でも楽しめるポイントはたくさんあります。)

 

アントニオガウディや魔王の宮殿といったメインのエリアに潜りたいのであれば季節にも注意しましょう。

南風の夏の時期は下地島エリアは潜れなく風裏の伊良部島エリアになることが多いので、春か秋がおススメ!。

また、冬は日差しが弱くなってきてしまうため、光のビームが弱くなります。

 

宮古島フォトコンテストに応募してみよう!

宮古島では毎年、夏の時期にフォトコンテストが行われています。

昨年度は審査員に写真家のむらいさちさんが名を連ね。大盛り上がりのコンテストになりました。

今年の審査員は古見きゅうさん!!また違った雰囲気のフォトコンテストになりそうで、今から楽しみですね。

 

応募期間は2018年8月1日~2018年10月10日まで!!

ぜひ、この記事を読んで宮古島に行って申し込んでみてくださいね。

詳細はコチラ!

http://photocontest-miyako.com/

茂野優太

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Under Water Creator。 1991年、神奈川県生まれ。 海・ダイビングの魅力を写真、映像、文章、ガイドなど、多様なアプローチで発信する。 伊...

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