彼氏もウミウシも胃袋をつかめ!
多くは虫眼鏡で見ないと分からないようなサイズで
熱狂的とも言えるファンも多く
これをモチーフにした萌キャラなんかもいて
ダイバーからは海の宝石なんて呼ばれているのに
ノンダイバーからはナメクジだなんて言われて…
そう、ウミウシのお話です。
1年中観察できるウミウシもいるほか、エリアによってウミウシシーズンは若干異なりますが、やっぱりウミウシと言えば冬!
ウミウシ好きにはたまらないシーズンがやってきます。
その種類の豊富さと、米粒の様なサイズから宝探し感がたまらないわけですが、なかなか自分で見つけられない…という方も多いのではないでしょうか??
ということで、今回はウミウシの見つけ方のコツをお教えしちゃいます!
以前の記事
でも少し触れましたが、ウミウシも含めて生物がいる場所というのは基本的に以下のどちらかです。
- 外敵に襲われづらい
- 餌がある
要は生きてくだけで必死なわけですよ彼らは。
でもって本能のままに食べて、寝て、××して…(笑)
話が逸れました。
ウミウシの場合、そのフォルムからも容易に想像できる通り、機動性には欠けます。
中には水中を『飛ぶ』ウミウシも居ますが…
機動性に欠けるわけですから、基本的にはエサのある場所にずっといます。
小さなウミウシの餌は更に小さい物か、というとそんなことはなく、ウミウシよりも大きいことの方が多いぐらいです。
そう。
つまり、ウミウシを探すのではなく、餌を探せば良いのです!
で、ウミウシって何食うん??
→種類によって様々です。
orz。。。
種類によって様々なので、さすがにピンポイントでこのウミウシ!というのは難しいですが、大まかにはいくつかに分類できるので、ざっとご紹介しますね!
コケムシ
海の案内人ちびすけより画像引用
ウミウシが乗ってる枝みたいなやつです。
海藻じゃありません。れっきとした動物です。
なにこのウミウシ、気になり過ぎる…
コケムシには大人気のウデフリツノザヤウミウシがつくことでも知られています!
ヒドロ虫
photo by Vin
ガーベラミノウミウシやスミゾメミノウミウシ、ムカデミノウミウシなどがヒドロ虫の仲間を餌にしていることが知られています。
photo by Vin
八放サンゴの仲間(ソフトコーラル)
photo by Vin
ソフトコーラルはオトメウミウシの仲間やホクヨウウミウシの仲間が餌にしていることが知られています。
photo by Vin
カイメン
静岡県水産技術研究所伊豆分場HPより画像引用
定番のアオウミウシや人気者のミアミラウミウシなどがカイメンを餌としています。
photo by Vin
他にも種類によってはイソギンチャクや藻類、変わったところだと他のウミウシを食べてしまう物や、ウミウシの卵を専門に食べる物、魚の鰭をかじっちゃう種類までいます!
<ウミウシの卵(写真下部の渦巻)を食べるツルガチゴミノウミウシ>
伊豆大島水中生物図鑑より画像引用
ウミウシを見つけるコツとしてもうひとつ大事なのが
1匹見つけたらその付近を丹念に探すこと
というゴールデンルールとも呼べるものがあります。
同じ種類がいる、というわけではなく、異なる種類のウミウシがいることも多いので、1匹見つけたら腰を据えて探してみましょう!
他にもコツとしては
- ウミウシの好む環境を知る
なんて方法もありますが
潮通しが良い
とか言われても、どこがそれに該当するのか、ピンと来ませんよね??
※他にもウミウシが好む環境はいくつかあります。
ということで、今回はわかりやすいエサにだけ注目してご紹介してみましたー!
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