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行川のダイビングスポット情報

海について

黒潮の影響を受けて、多様な生物が四季折々観察できる房総半島のダイビングスポット!
のんびりマクロから回遊魚の群れ、さらには豪快でダイナミックな地形も見どころ。

ポイント一つ一つに特徴があり、初級者から上級者まで楽しむことができる行川(なめがわ)のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

行川の概要

2008年7月にオープンした行川は、千葉県南東部の房総半島、勝浦市に位置するダイビングスポットです。

黒潮と親潮が交わる潮目のため、北から南までの多様な生物を観察することができます。
生物だけでなく、潮で削られた起伏のあるダイナミックな地形も見どころの一つです。

また、勝浦市は古くから漁師町として栄えており、カツオや伊勢海老の水揚げ量は全国トップクラス。
真っ白な砂浜とリアス式海岸の織りなす風景が美しく、夏は海水浴場としても賑わいます。

行川ダイビング基本情報

行川のダイビングポイントは、全てがボートダイビングのポイントです。

回遊魚の群れやダイナミックな地形を楽しむダイビングポイントから、のんびりとマクロが狙えるダイビングポイントまで、特徴の異なるダイビングポイントが揃い、初級者から上級者までバラエティに富んだ楽しみ方が出来ます。

注目は、5〜6月限定のダイビングポイント・三郎ゼム
流れが入らずゆったりとダイビングが出来るため、初心者にもおすすめのダイビングポイントです。

水深23mから水深3mまで立ち上がる壁を、深場から見上げる景色は、圧巻。
浅めの壁沿いを泳ぐと、まるで空を飛んでいるかのような感覚が楽しめます。

また、水深20m付近から水面付近まで垂直に割れたクレバスも迫力満点です。
クレバスを覗くと、魚の大群が押し寄せるような光景が広がります。

付近には多様なウミウシをはじめとする小さな生物が多く存在し、回遊魚やウミガメの目撃例も多数あります。

ダイビングのシーズナリティ

行川の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

春の行川

ダンゴウオ

浅場では、ホンダワラ、ワカメ、カジメなどの海藻類が生い茂る時期で、ダンゴウオやスナビクニンなどの幼魚が海藻に隠れる姿を観察できます。

毎年5~6月末にかけては、期間限定ポイントの三郎ゼムもオープン!

夏の行川

タツノオトシゴ

沖では、群れをなすイサキやタカベなどの魚の数がどんどん増え、中層では、トビエイやワラサ(ブリ)の群れとの遭遇率も上がります。

そして、浅場では、生まれたばかりのタツノオトシゴの幼魚たちが捕食されないようホンダワラをはじめとする海藻類に擬態してる姿を観察できます。スズメダイの仲間や、ギンポの仲間が産卵している様子を観察できます。

秋の行川

夏が過ぎ気温は下がる一方ですが、水温は遅れて上がるため、安定してくる時期です。

また、季節来遊魚が現れる時期となり、秋から年明けくらいまで南方系の幼魚を多く観察することができます。

季節来遊魚:分布地域を離れて流れつく魚のうち、季節性のあるもの。たどり着いた先では、成魚になれず繁殖もできないものをいいます。以前は、死滅回遊魚と呼ばれていたこともあります。

伊豆七島での観察が有名な日本の固有種・ユウゼンも毎年確認。
近年では、越冬し一年を通して単体やペアを見ることができています。

水面では、ダイビング後に沖から帰港する際に、ハンマーヘッド(アカシュモクザメ)の姿を船上から観察できることも。

徐々に透明度が安定していく季節でもあります。

冬の行川

年間で一番透明度が高い季節です。

透明度:水平方向にどれだけ見通すことが出来るかは、正しくは透視度と言いますが、一般的に使用される、透明度に統一しています。

その真っ青な海は、”行川ブルー”と呼ばれることも。
起伏あるダイナミックな地形がくっきりと見られるのも、透明度が高いこの時期ならではです。

水温によって多少のずれはあるものの、11〜12月頃にはキヌバリの産卵、1〜2月頃にはチャガラの産卵を観察することができます。

浅場ではイソギンチャクの群生する景観が楽しめます。
また、この時期からダンゴウオの成魚が観察されはじめます。

ダイビングポイント紹介

黒潮の影響を受ける行川の海にはたくさんの生物が生息しています。それぞれのポイントの環境に応じて、そのバリエーションはとても豊富。

そんな行川の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

マグロ根

マグロ根は、圧倒的な魚の数と量を誇る行川のメインポイント。

潮の流れがよく当たる場所では特に数多くの魚が群れており、イサキやタカベが群れ、ワラサ・カンパチが姿を表すことも。

黒潮が入る時期、潮の流れがよく当たる場所では、シマアジやメジマグロ(クロマグロの若魚)、ソウダガツオなどの回遊魚の群れに遭遇することもあります。

その他にもクエやコブダイをはじめとする根付きの大型魚も多く、秋から年明け頃までは南方系の小さな生物も観察できるダイビングポイントです。

根:岩礁や岩など、水底から大きく隆起した場所のこと

さらに、豪快な地形も魅力の一つ。
エントリーポイント周辺から根が点在しており、起伏のある根の上を飛ぶように泳ぐ、ダイナミックなダイビングが楽しめます。

流れが入ることの多い、中~上級者向けのダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約8分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】コース取りに影響を与える流れが発生することがある
【ナイトダイビング】×

行川、マグロ根のオープン確率

黒岩

流れの影響を受けづらく、ボートダイビング初心者の方にもおすすめなダイビングポイントです。
特にエントリーポイント周辺は根に囲まれているため、ゆったりと魚を観察することができます。

水深はやや浅いながらも、地形はとてもダイナミック。
ダイバー が通れるトンネルや鍾乳洞のようなミニ洞窟など、地形だけでも見ごたえ抜群です。

ドロップオフの下には奥行の深いオーバーハングがあり、魚たちが群れて泳いでいる姿を観察できます。
カンパチやワラサ、ヒラマサなどの回遊魚が現れることもあり、地形と魚群の壮大なコントラストは必見。

オーバーハング:岩や岩盤などの接地面よりも上部が手前にせり出している部分

他にも、波によってえぐられた岩棚では、根付きの魚や甲殻類が隠れており、体長1mを越す巨大なネコザメも高確率で見ることができます。
水中ライトを持っている方は、ぜひ携帯して行ってくださいね。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約5分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】14m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】×

行川、黒岩のオープン確率

新浜(しんばま)

体験ダイビングや講習でも使われることの多い、港よりボートで3分の穏やかな癒し系ダイビングポイント。
南西側に山があるため、南西方向からの風に強く、他の海が荒れた日なども潜れる場合が比較的多いです。

エントリーポイント付近の真っ白な砂地と、根頭のイソギンチャク畑が見どころ。
砂地ではカスザメ、ハナアナゴなどが見られることがあり、イソギンチャク畑には、ミツボシクロスズメダイやクマノミが生息しています。

秋から冬にかけては季節来遊魚、冬から春にかけてはダンゴウオや様々な種類のウミウシ。
夏にはミナミハコフグの幼魚、サザナミヤッコの幼魚などの季節来遊魚も見られ、小さな生物が好きな方にはたまらないポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約2分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】10m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】×

行川、新浜のオープン確率

行川へのアクセス情報

車でのアクセス:
圏央道・市原鶴舞ICから、約50分程で到着します。
東京都心からの所要時間は約2時間。
有料駐車場有り。20台/¥400

電車でのアクセス:
JR外房線行川アイランド駅より徒歩15分。
駅から無料送迎を行っているショップもあるので、事前に確認してみましょう。

行川の観光情報

400年以上の歴史を誇る勝浦朝市は、日本三大朝市と称されています。

旬の食材や民芸品が並び、観光名所として多くの観光客で賑わうだけでなく、市民の台所としても親しまれています。
勝浦市には漁港も点在しているので、ダイビングの後は旬の食材を堪能してみてくださいね。

港周辺でランチを済ませたい方は、浜行川漁港からすぐの山の上商店へ。
地元漁師が集う素朴なお店で味わえるのは、分厚いチャーシューが乗ったボリュームたっぷりのチャーシュー丼!
シンプルながら旨味たっぷりのラーメンも好評です。

勝浦のご当地グルメといえば、勝浦タンタンメン!
たっぷりのラー油がかかった醤油ベースのスープが特徴の激辛ラーメンです。

数ある勝浦タンタンメンが味わえるお店の中でも、おすすめは鵜原駅から徒歩3分のこだま。精肉店も営むレストランです。
タンタンメンを提供し続けること40年以上。まろやかな甘みとコク深い一杯がいただけます。

また、海鮮を味わいたい方は、安房小湊駅から徒歩2分のなかむらがおすすめ。
たっぷり刺身が味わえる海鮮丼のほか、大きな海老の天ぷらが盛られる上天丼、郷土料理のなめろうなど、様々な料理が並びます。

情報・写真提供:行川ダイビングサービス(https://www.namegawa-ds.com/

ScubaMonsters編集部

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