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神様、わたくしにエラをください!〜西伊豆・井田でじっくりフォトダイブ〜

海のレポート

井田、読めますか?
苗字じゃなくて、西伊豆のダイビングスポットの井田の方ですよ。

いだ?いた??
ダイバーの皆さんには、簡単かな?

ということで、こんにちは〜!
「あんた何者よ!」って方、はじめまして。
美鈴です。

わたしは海なし県から伊豆に近づきたくて引っ越してきちゃったファンダイバー。
今は神奈川県小田原付近に住んでおります。
美鈴と申します。
趣味にハマるってとっても素敵でとってもこわいよね(^o^)

夫婦でダイバーなので海に通う頻度の暴走を止める人がいないのが悩みですが、日々、日帰りダイビングを満喫しております。

わたしが特に大好きなのがお魚のちびっこやハゼ。
お魚観察が大好きです。

そんなわたしですが、この度スクーバモンスターズで記事を書かせていただくことになりました!
はじめてとなる今回は、井田のダイビングレポートをお届けします。

さてさて、冒頭でクイズを出しましたが、みなさんお分かりになりましたか?
はい、井田は「いた」と読みます。
濁らない方がgoodなダイビングスポットとしては、なんともピッタリな響きをもつ場所ですね。

ダイバーの潜る頻度は人それぞれ。
ダイビングを楽しむ日をみんなにお裾分けできたら素敵なのでは?と筆をとっています。
是非、今から一緒に“お手軽スマホダイビング”にでかけましょう。

ではでは、まったりいってみよ〜!

井田でエンジョイサマー♪

さて、8月も末。
もうすぐ夏も終わりってやつかぁ。

重ためのカメラをいそいそ準備して……わたしは伊豆に向かっていました。
可愛い子ちゃんの写真を撮りたいなぁって。

ダイバーになると、おのずとカメラを持つ方も多いかと思います。
写真を撮るのはダイビングの大きな楽しみの一つですよね。

わたしが写真に目覚めた場所と言えば……西伊豆の小さな集落、井田。
そう、私にとってはもはや聖地、ダイビングスポット・井田の海です。

中でも私は、井田ダイビングセンターさんにお世話になってきました。

井田ダイビングセンターの看板

井田ダイビングセンターでは、毎年、ゲストの写真を含めた集合個展を開催するそう。
そんな写真玄人があつまる場所なんて、敷居が高いのでは?と思っていた頃もありました。

それが、逆なのです。
水中写真に取り組みたいのなら、まずは足を運んで損の無い、非常に頼りになる場所でございます。

9時。
井田ダイビングセンターに到着。

井田ダイビングセンターの外観
ウッディな外観が印象的

かまさんこと店長の出竃祐亮さんと、奥様の出竃しおみさんが朝から元気に迎えてくれます。
イケメンうっちーさんと笑顔かわいいみわさんも心強く、スタッフみんなまったり話しやすい空気感がたまらない場所。

まずはブリーフィングから。
本日のガイドさんはしおみさん。
ご一緒なのははじめましてのそえこ(@soeko.nezu)さん。

本日、私たちが申し込んでいるのはフォトコース。
写真を撮るのに特化したスケジューリングで、のんびりじっくりと水中を案内していただけるコースです。

早速、iPadの写真を見せてもらいながら、今日はどうする〜なにからいこっか〜と始まります。
これが井田ダイビングサービス流のブリーフィング。

1箇所での写真撮影に時間をかけるスタイルなので、自分の見たいものにしっかりと優先順位をつけます。

iPadの中は撮れたて今旬のネタ達。
毎日同じ場所に潜られている現地サービスだからこそですよね。ありがたい(^^)

また、好みの被写体を決めただけでさぁ出発とならないんです。

じっくりと作戦会議〜〜〜!

特にいいのが、や、「この魚のそばにはこういう生え物があるから一緒にとってみて!」「ここの壁の色はこんな色だよ」とか、「このお魚は光に敏感なので慎重に!」とか。
はたまた、おすすめのカメラの設定まで教えてくれる事。

なるほど、素敵な写真を撮るには作戦会議が大事。
それが偶然じゃなく狙った写真を狙ったように撮れるようになるコツのようです。

そえこさんの本日のオーダーはピンクの壁!
な、なんて乙女なオーダーなの!?

SNSをピンクにしたいの♡とのこと。
確かにね。背景ってとっても大切。そんな決め方も素敵(^^)

さてわたしは大好きな幼魚ちゃん達をメインでオーダー!でへへ♡

井田に訪れた日のコンディション
エンジョイサマー(^^)

ドボンと一本目と行きたいところですが、こちらはビーチ。
着替えたらのんびり歩いて目の前の堤防までエントリーに向かいます。

船酔いの心配と無縁なのがgood!
富士山のみえる穏やかな海です。

井田では歩いてゆっくりエントリーもできるし、勇気のある方は堤防からのジャイアントストライドエントリーでも可能ですよ〜。

コペポーダにひえぇ…

さぁて!いよいよエントリー。

顔をつけてみて驚いたのが朝一の透明度の良さ。
嘘偽りなく30メートル見えてる!

すけすけの井田ブルー!
誰が呼んだか井田ブルー!
…井田ブルーってなんだろ、なんか他と違うんかいな?w
(ちょっと調べたら、水質もいいんだね〜)

井田の海は透明度が良い
透明度のよい井田ではしゃぐ我ら!

井田の地形は横長にながい斜面沿いを進んでゆくスタイル。
ゴロタがなだらかに並んでいます。

まずはベンケイハゼの巣穴を目指します。
ベンケイハゼはゴロタの隙間に住んでいます。

岩の隙間を指差して生物を教えてくれるしおみさん
岩の隙間を指差して生物を教えてくれるしおみさん

撮影場所に近づいたら中性浮力を必ず整えて。
そーっと目を凝らして観察から始めます。

魚に優しい撮影のマナーも教えていただけます。

お魚達はとっても敏感。
驚ろかしてしまうとすぐに逃げたり隠れてしまいます。

また、お目当てのお魚の近くには他の生物がたくさん住んでいます。
フィンで環境を壊さぬように注意しつつ、素敵で優しい写真を撮りたいものですね。

みなさん、コペポーダ(カイアシ亜目の甲殻類)ってご存じでしょうか。
うさぎのようなフォルムでかわい〜可愛い見た目ですが……この子たちは寄生虫。
耳のように見えるのは実は寄生虫がぶら下げている卵塊です。

ひぇっ!……今日のわたしはパスの気分かな(*´-`)

しおみさんのアドバイスもあり、今回はコペちゃんが見えない角度を狙うことに決めて入ってはいたのですが。
ベンケイハゼは、なかなかまったりしててずーっと横向き。

めちゃめちゃコペちゃんを見せつけてくるね……

コペポーダが付いているベンケイハゼ
コペポーダが付いているベンケイハゼ

じーっくり粘ります。

うーむ、やっぱりお魚の気分もあるし、思った通りはなかなか難しいなぁ〜。

ソラスズメダイの幼魚

こちらを見て、なんてお魚だか分かる方はマニアックですね〜。

これはソラスズメダイの着底したて。
ソラスズメダイ、卵から孵った後の浮遊生活から卒業し着底するまではスケスケです。

そもそもソラスズメダイ、実は青色の色素は持っていません。
虹色素胞(こうしきそほう)ってのを持っている為、海中の青を反射して青く見えてるので、実は鱗は透明で……

おっと、ここまでにしましょ(*´-`)

スケルトンの時間は数十時間とも数時間とも言われています。
タイミングが合わないとなかなか見られないステージ。
見られたらかなりラッキーな子に会えちゃいました!

ソラスズメダイ幼魚
ソラスズメダイ幼魚

午後にはちょいと色付いてきた子も紹介してもらえました。
まだまだ透けてる。

ビゼンクラゲとアジの仲間の幼魚
ビゼンクラゲとアジの仲間の幼魚

ビゼンクラゲがぽよぽよと風船みたいに漂っています。
今年は伊豆各所で多く見られているようです。

眺めていたら、「きっと魚ついてるけど撮ってみる?」ってスレートで聞いてくれました。

うへぇ、水面直下でカメラ構える体勢つらい。
ビゼンクラゲはクラゲのくせにめっちゃ泳ぐのが早いのです。
でも頑張ってみましたよ〜。

上がってきたらそえこさんとしおみさんが、さっそく写真を見ながらもっとここをこうした方がとか色々と相談中。
熱量が高くて勉強になりました。

そんなそえこさんのご好意で、撮影したての不思議なワイングラスを見せていただきました。

ナガサキニシキニナの卵塊(通称:ワイングラス)
ナガサキニシキニナの卵塊(通称:ワイングラス)

ナガサキニシキニナという貝の卵です。

赤ワインだなんてアダルトすぎるセンスの卵ちゃん達。

ちっこいアイドルたち

さて2本目!

またまたベンケイハゼの前へ。
ペアを写真に収めるため、時間を使うことに。

ベンケイハゼのペア
ベンケイハゼのペア

君たちが仲良く顔を寄せあってるのがみたいのよ〜たのむよぅ〜いちゃついてくれよぅ〜仲良く仲良く〜って心で念じながら待つ時間は、もどかしくも幸せ。
横に並んだというか……すれ違った一瞬にシャッターを切りました。

よーし、なんとかコペポーダも隠滅!笑

帰り道に雨とナンヨウツバメウオ。

ナンヨウツバメウオ
ナンヨウツバメウオ

また水面じゃ!難易度高めじゃ!
でもにわか雨の水滴の波紋と相まって、なんともアートに仕上がりました。

この日は大・中・極小のナンヨウツバメウオが確認されていましたよ。
この子は中サイズ!

3本目。

3本目の狙いはフタホシキツネベラの幼魚。
ベラは大人と子供で柄が違ったりするんですが、それがまたたまらんのであります。

実際に目の前にちっこいなお魚がぷりぷり泳いでるのを見るといつもきゅんきゅんしちゃうのは私だけじゃないはず〜(o^^o)

住処の岩に到着すると…
たくさんのちびっ子たちが迎えてくれました。

なんなのここ、可愛いが溢れてる〜!

フタホシキツネベラ幼魚
フタホシキツネベラ幼魚
コガネスズメダイ幼魚
コガネスズメダイ幼魚
アカスジカクレエビ
アカスジカクレエビ
キンセンイシモチ幼魚
キンセンイシモチ幼魚
アオサハギ幼魚
アオサハギ幼魚

もうこの岩を独り占めだなんて贅沢すぎます。
と、とにかくさくさくシャッターを切ってゆきます。
落ち着いて、落ち着いて、自分!

しっかりとダイコンを見て安全管理に気を配ります。

あぁ、時間が足りません。
エラを!神様、わたくしにエラをください!

最後にはチラッとスケスケのモンツキベラ。

モンちゃんに会ってからエキジット。

エラのない私は退散です。

みんなのアイドル!?モンツキベラ幼魚
みんなのアイドル!?モンツキベラ幼魚

くっ。いちご大福〜〜!

さぁさぁ、海からあがってほっと一息。
ショップのパソコンで1日かけて頑張ってとった写真をチェックしましょう。

ドキドキするけど、しおみさんはめちゃめちゃ褒め上手。
とても優しいからピント合ってなくてもそのまま見せちゃってOK!

ここは勇気を出して現状把握がおすすめ。失敗写真から学ぶことも沢山あるのだ〜。笑

本日の盛り上げ上手なお客様、そえこさんと一緒に写真をチェック。
あーだこーだと、ここがかわいいやら、やれこがこうしたら〜など!
みんなでおやつ食べながら女子会です(o^^o)

これまた楽しい時間なんだなぁ〜

アドバイスや写真の選び方も為になる!

もうここまでお話しする時間があると年齢性別関係なしに仲良くなっちゃうこともしばしば。最後はみんなで記念写真。

私たちが着ているのはできたてほやほやの2022版井田Tシャツ!

集合写真
かまさん、筆者、そえこさん、しおみさん

こちらのシャツはかまさんが生地をいくつも試着して、肌あたりもこだわって選んでくれたんだって!
今年のテーマはシンプルで普段使い可能なもの。

「ユニ◯ロ行けば?」は禁句だそうです)^o^(笑

めっちゃ使えそうなのでお買い上げしちゃいました!

実は私、ダイビングショップを選ぶ際、ブログにゲストの写真を載せているショップさんを選ぶのは一つのコツかもと思ってます。

正直、限られたダイビングの時間でみんながしっかり写真を撮るって大変なこと。
でも、その写真には撮影者がどれだけ生物を楽しめたのかが集約されるので、ゲストの写真が載ってるところにはずれなしです。

今回潜った井田ダイビングセンターさんは毎日ゲストの撮影された写真を載せてくれています。

▶︎井田ダイビングセンター「ブログ」(https://www.itadc.com/umi/

これがまたちょっぴり恥ずかしいんだけども楽しいし、ほどよく刺激になるんだなぁ。

さぁて、リピート必至の魅力が詰まった井田ダイビングセンターでの1日のご報告でした。

よ〜し、今日も楽しく頑張った〜
心がほくほく♪

安全運転で帰りましょう!

今日の寄り道候補は、ドライブインいちごプラザ(http://15plaza.com/)。

いちご大福〜食べちゃるで!って。。。
あれ、、お、終わってる!18時まででした。

現在18時半。。。井田に長居しすぎた、笑
いちご大福食べたいみなさんは17時頃までには井田を出ると良いでしょう。

Special Thanks:井田ダイビングセンター(https://www.itadc.com/

美鈴

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お魚大好きな歯科医師ダイバー。 主なフィールドは伊豆。 1988年茨城県出身。幼少期より生き物が大好きで特に小動物に詳しい。 2014年にダイビングと出会い...

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