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魚の絵合わせ実習@伊豆大島・開催レポート

イベントレポート

2022年7月20・21日に、伊豆大島にて第1回絵合わせ実習を開催しました!
あっと言う間の2日間、終始生き物の話をした濃い時間の様子をレポートしていきたいと思います!

開催地は伊豆大島・秋の浜

秋の浜のエントリー口付近

今回は伊豆大島を代表するダイビングポイントのひとつ、秋の浜で実習を開催しました。

秋の浜には岩場と砂地ということなる2つの環境が存在し、浅い水深でも楽しめる一方でビーチダイビングながら体験ダイビングからテクニカルダイビングまで幅広い水深をとることができるため、多種多様な環境でフィッシュ・ウォッチングを行うことができます。
魚の種類、量、共に非常に豊富で、まさにフィッシュ・ウォッチングを行うのには最適な環境です。

また、今回施設を利用させて頂いたのは伊豆大島ダイビングセンター。

伊豆大島ダイビングセンターの看板

伊豆大島ダイビングセンターの本棚にはありとあらゆる図鑑がずらっと並んでいます。

伊豆大島ダイビングセンターの本棚に並ぶ図鑑

これならどんな生き物を調べようと思っても大丈夫ですね!

はじめに

参加者の皆さんは、事前に開催した絵合わせセミナーを受講、もしくは録画動画を視聴しているので、予習はバッチリですが、念のためにフィッシュ・ウォッチングに関する予備知識の復習をします。

今回は実際に水中で観察した魚を絵合わせするために、撮影を行います。
そこで、作品作りではなく、絵合わせを行うための写真撮影術について、播磨先生より簡単にレクチャーを受けてから実習スタート!

上の図鑑の写真を見て、何か気が付くことはありますか?
実は図鑑には、絵合わせのための写真撮影の基礎が詰まっています。

1本目:岩場の魚

まずはお馴染みのこの魚から。

ソラスズメダイ
ソラスズメダイ

皆さん、まだまだ余裕そうです。

写真がヘタクソ?
3年ぶりにカメラを持って潜ったので、ご容赦ください。

ただ、絵合わせを行うためには、ピントよりも大事なことがたくさんあります。
上手な写真を撮影することが目的では無いので、写真の腕に自信がない方も、これなら参加できるかも?と思って頂ければ幸いです。

さて、播磨先生は次々とお題を指さしていきます。

次々とお題を指さす播磨先生

いかがでしょう、皆さんは全てわかりましたか??

もちろん、わからないから図鑑で調べる、のが今回の目的です。
エキジット後は図鑑から観察した生物を探します。

皆さん、徐々に図鑑からそれらしい魚を見つけるまでの時間も短縮していったのが印象的でした。

播磨先生からは全ての生物に詳細な解説が添えられ、そこから新たな質問が生まれ……
気づけば、ログ付け90分!(笑)

1本目のダイブタイムは45分程でしたが、これほどまでにじっくりと振り返ることができるログ付けは、なかなか体験したことがないのでは?
是非皆さんにも体感していだきたいです!

教えてくれる人が居なくとも、絵合わせのコツを知れば、自分1人でじっくりと振り返ることも楽しいものです。

2本目:砂地の魚

2本目は砂地です。
2本目からは、大島ダイビングセンターで絵合わせ実習を担当する予定の黒崎夏帆さんがガイドを担当。
黒崎さんは、播磨先生が専門学校で講師をされていた頃に魚類学と水中撮影の基礎をみっちり教わった教え子さんだそうです。

カスザメ
カスザメ

こんな大物が登場したり……

イサキ
イサキ

こんな大群が登場したり……

絵合わせ用の写真を撮るということを忘れそうになるほど、秋の浜の魅力を堪能してしまったのは僕だけでしょうか。

皆さんちゃんと、目的に沿った撮影に没頭していました。

ダテハゼ(撮影者:黒崎夏帆)

生き物自体の解説だけでなく、他の生き物との関わり合いや、他の生き物と比べて見られる頻度が変化していることから海の変化をどう読み解くかなど、ログ付けでは更に深い話が繰り広げられました。

興味深いお話の数々は新しい視点への驚きに加え、継続的に生き物を観察することの大切さに改めて気づかされる機会となりました。

3本目:自由に探してみる

1本目は播磨先生、2本目は黒崎さん、基本的にガイドが指さす生き物を撮影し、図鑑から探すというスタイルでしたが、3本目は参加者が自由に生き物を撮影してみます。

今回は参加者の方のダイビングスキルが皆さん安定していたこともあり、深場まで足を延ばして……

キシマハナダイの幼魚(水深:27m、撮影者:黒崎夏帆)

キシマハナダイの幼魚も見てきました。

レア物だけを追いかけるダイビングではなく、いつもいる生き物をじっくり観察することであらたな興味が湧き出てくるのがフィッシュ・ウォッチングの良いところ。
しかし、レア物はレア物、見たいものは見たいですよね。
レア物を見てはいけないなんてひとことも言っていないので、堪能しました。

ただ、あくまで主題は絵合わせということで僕も少しだけ。

ミナミゴンベ
ミナミゴンベ

以前播磨先生から、ミナミゴンベによく似たゴンベの仲間で、非常に珍しい魚の存在を伺っていたので、そんな下心と共に撮影しました。
結果は見事に、ただのミナミゴンベでした(笑)

しかし、ただの、なんて言ってはいけませんね。
ミナミゴンベには非常に面白い生態があり……

ミナミゴンベの生態の話を始めてしまうと、それだけで記事1本分になってしまうので、今回は割愛します。
ちなみに「ゴンベシリーズを始めたら、そこで詳しく生態の話をしたい」と播磨先生が言っていたので、乞うご期待!

セグロヘビギンポ
セグロヘビギンポ

こういった地味な魚って、普段は面倒なので見分けることを諦めてしまうのですが……
見事にセグロヘビギンポということが判明!

面倒がらずに絵合わせを継続しなくてはいけませんね……

おわりに

絵合わせ実習は今回限りの企画ではなく、Scuba Monstersでは、全国多くのダイビングショップで受講可能なものにしたいと考えています。

第2回、第3回、そしていつでも受講できるダイビングショップを増やしていく予定ですので、ご期待ください。

ダイビングショップスタッフの方へ

今後、各指導団体のスペシャルティコースを開発し、ワークショップにご参加頂いたダイビングショップ様でもコースの開催が可能となる様、整備して参ります。
スペシャルティ開発後、各地にてワークショップも承る予定です。(2022年晩秋頃、神奈川県小田原市・早川にて第1回ワークショップを開催予定)

お問い合わせは以下のフォームよりお願い致します。
Scuba Monsters お問い合わせフォーム

細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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