ダイビングのお楽しみといえば、フィッシュ・ウォッチング!
ログ付しながらガイドさんに教えてもらい、一個ずつ覚えていくのも楽しい時間ですが、
自分で図鑑で調べられたら……
水中で魚の名前が分かるようになったら……
もっとダイビングは楽しくなりますよね。
さて、水中で生物を観察し、図鑑からそれらしい魚を探し出すことを「絵合わせ」と言います。
この絵合わせ力を鍛えることが、生物にくわしいダイバーになるための近道!
ということで、練習問題を3問用意しました。
「絵合わせクイズ」で着眼点を養って、ぜひ、海で実践してみてくださいね。
※絵合わせでは、大きさ、生息場所、分布地域、体型の特徴、体色、模様、ヒレの形状の7つの情報が大きなヒントになりますが、この「絵合わせクイズ」では写真から読み取れる体型の特徴、体色、模様、ヒレの形状から練習に取り組みます。また、大きな手がかりとなる科も合わせて考えてみましょう。
Q1
和歌山県のダイビングスポット・田辺の海でダイビング!
少し粗め砂地でこの魚に出会いました。
この魚の名前は何でしょう?

写真から絵合わせに必要な情報を読み取り、下記の選択肢から適切なものを選びましょう。
絵合わせにTRY!
●何科かな?
1.イソギンポ科 2.ハゼ科 3.ベラ科
●体色は?
1.くろ 2.しろ 3.きいろ
●模様は?
1.頭部がきいろ、体にしろのヨコジマ 2.頭部がきいろ、体にくろのヨコナナメジマ 3.頭部がきいろ、体にくろのヨコジマ
●ヒレの形状は?
1.背ビレがヒレナガ 2.背ビレがイトヒキ 3.背ビレがハタタテ
この情報を元に図鑑を引いてみよう!
この記事で紹介した魚だよ>>田辺のダイビングスポット情報
Q2
高知県のダイビングスポット・室戸でダイビング!
アーチ状になった穴で観察できました。
この魚の名前は何でしょう?
尾ビレが見づらいですが、読み取れる情報から考えてみましょう。

絵合わせにTRY!
●何科かな?
1.キンチャクダイ科 2.チョウチョウウオ科 3.ニザダイ科
●体色は?
1.きいろ 2.あお 3.くろ
●模様は?
1.きいろのヨコジマ、目の周りがくろ 2.あおのタテジマ、目の周りがくろ 3.きいろのタテジマ、目の周りがくろ
●ヒレの形状は?
1.尾ビレがオナガ 2.背ビレがヒレナガ 3.背ビレがイトヒキ
この情報を元に図鑑を引いてみよう!
この記事で紹介した魚だよ>>室戸のダイビングスポット情報
Q3
静岡県のダイビングスポット・黄金崎・安良里でダイビング!
ソフトコーラルが多いボートポイント、御黄金(みこがね)で観察できました。
この魚の名前は何でしょう?
尾ビレが写っていませんが、読み取れる情報から考えてみましょう。

絵合わせにTRY!
●何科かな?
1.ゴンベ科 2.ハタ科 3.ベラ科
●体色は?
1.あか 2.しろ 3.だいだい
●模様は?
1.しろの斑模様 2.あかの格子模様 3.あかの斑模様
●ヒレの形は?
1.背ビレがハタタテ 2.背ビレが丸みを帯びている 3.背ビレにトゲ状の骨の出っ張りが目立つ
この情報を元に図鑑を引いてみよう!
この記事で紹介した魚だよ>>黄金崎・安良里のダイビングスポット情報
解答は2ページ目にあります!
絵合わせクイズvol.01の解答は、2ページ目(下記のリンクからも飛べます)をご覧ください。
魚の種類を検討する際の観点や手がかりについても盛り沢山ご紹介しますので、ぜひ読んでみて下さいね。

最後に
絵合わせクイズ、楽しんでいただけましたでしょうか?
簡単に感じた方も苦戦した方も、魚の名前を覚えたり、着眼点を身に着けたりすることで、少しずつ引き出しを増やしていきましょう。
きっと、あなたのダイビングライフがもっと楽しくなるはずです!
特に今、魚に詳しくなりたいダイバーにイチ押しなのが、LINEで気軽に海の生物の名前が聞ける「キミダレ!?」です。(通称「絵合わせLINE」。改名しようかな笑)
もし、ダイビング中に観察した魚の名前が分からなかったら、写真を撮ってきてください。
スクーバモンスターズの公式LINEアカウントに写真を送っていただければ、選りすぐりのメンバーが、魚の名前を教えてくれます。
また、絵合わせに関するセミナーやそれを海で実践する海洋実習も準備しています!
特に海洋実習については、現在参加者募集中です。
他にも、生物について詳しく解説する「ダイビング生物情報」を連載したり、「生物探し」という機能を準備したりと様々な生物関連コンテンツを制作&発信しています。
最初は、何も分からなくて大丈夫。
かく言う私も、魚については知らないことばかりです。
ただ、何か知識を得るたび、着眼点が増えるたび、楽しみの幅が広がっていくことを感じています。
この絵合わせクイズ記事は、初心者の私が楽しみながら作っているものです。(もちろん、間違いがないよう播磨先生に見ていただいていますので、内容についてはご安心を)
皆さんも一緒に、魚について楽しく学んでいきましょう!