愛南〜柏島〜鵜来島ダイブトリップ!〜四国への旅すべて見せます!〜
ゴールデンウィークを利用して、四国地方へダイビングに行ってきました!
四国地方にはダイビングスポットがたくさんあるのですが、交通の便的になかなかチャレンジしづらい……というダイバーは多いのではないでしょうか?
今回は海情報だけでなく、四国在住以外のダイバーが四国にダイビングしに行く時はどうするの?という部分も実体験を交えてレポートしていきたいと思います。
目次
今回の旅程について
どうせ四国に行くならいろんなダイビングスポットにいきたい!と欲が出てしまい、今回は
- 愛媛県愛南で1日3DIVE
- 高知県柏島で1日3DIVE
- 高知県鵜来島で2日間6DIVE
というダイビング計画を組みました。
地図で見るとわかる通り、四国の左端にダイビングスポットが固まっているので、上手くいけば回れるのでは!?と考えてダイビング計画を立てたのですが……。
しかし、自分達で移動するとなると現地の移動に車は必須の距離。
ならば自家用車で向かおうと検討するも、AYAが住んでいる静岡から車で向かうと10時間以上かかることが判明。
しかも期間はゴールデンウィーク。
絶対渋滞にはまってしまうよね……と危惧して断念。
車がダメなら飛行機&レンタカー!と思い検討するも、飛行機で飛んだ後も愛媛の松山空港or高知空港からダイビングスポットまで車で約3時間と、到着日ダイビングはなかなか厳しそう……。
だったら日数は増えるけど身体はキツくない船&自家用車!と東京から徳島まで夜発の船で移動するルートに照準を定めて手配を進めるも、まさかのチケット争奪戦に敗れてしまいました。(販売開始40分で完売)
色々調べた結果、京都や大阪を経由して、高知県宿毛市へ向かう夜行バス・しまんとブルーライナーを利用して向かうことにしました。
実はこの宿毛市、愛南や柏島のダイビングショップの多くが迎えにきてくれるのです!!
鵜来島に行くショップも宿毛市内にあるので、宿毛を拠点にしながら、以下のスケジュールを組みました。
前日夜:新幹線で京都へ、京都から夜行バスで高知県宿毛へ
1日目:高知県宿毛に早朝着、ダイビングショップに送迎を依頼し愛南へ(3DIVE)
2日目:ダイビングショップに送迎を依頼し柏島へ(3DIVE)
3日目:タクシーで宿毛市内のダイビングショップに移動し鵜来島へ(3DIVE)
4日目:タクシーで宿毛市内のダイビングショップに移動し鵜来島へ(3DIVE)、タクシーで宿毛駅に移動し夜行バスで京都へ
5日目:新幹線で京都から自宅へ
結構詰め詰めなハードスケジュールです!
が、ゴールデンウィーク潜り倒すならこれしかない!と断行。
いざ、四国ダイブトリップへ!
夜行バスは大阪や京都から乗れるのですが、AYAは京都からを選択しました。
大阪の新幹線駅が止まるのは新大阪駅、バスが発着するのは地下鉄東梅田駅。
ダイビング器材を持って電車移動するのは面倒くさい!
それに対して、京都駅の場合、新幹線もバス発着も同じく京都駅。
約2時間ほど乗車時間が伸びるものの、晩ご飯を食べたあと、微妙に空く時間を持て余しながら、器材を持って移動するより、スパッと乗っちゃった方が楽だよね!と割り切りました。
いやしかし。
夜行バスでは、旅の試練が待ち受けていました。
(これについては、記事の最後にぶっちゃけ感想を書きました!)
宿毛を極めよ!
愛南、柏島、鵜来島を巡る四国ダイブトリップ、拠点となるのは宿毛!
宿毛でどう過ごしたかも詳しくご紹介します。
皆さんの四国旅の参考になりますように!
移動編
愛南・柏島・鵜来島の拠点となる宿毛では、基本的にタクシー移動で過ごしました。
流しのタクシーはほとんど見かけませんでしたが、ゴールデンウィークでも迎車はかなりスムーズ。
地方のタクシーでは、現金オンリーの場合がたまにありますが、ありがたいことにカードOKでした。(全てのタクシーをチェックしているわけではありません!)
洗濯編
遠征の場合、できるだけ荷物は減らしたいですよね。
AYAもダイビングのインナーもダイビング後の着替えも少なめに持っていっていたので、毎日コインランドリーにお世話になりました。
宿毛市内にはいくつかコインランドリーがあるようですが、24時間営業は駅周辺では見かけませんでした。(あるよ!という情報を持っている方は教えてください!)
また、AYAが探した限りではありますが、洗濯と乾燥が一体になっているコインランドリーもなく……ご飯食べている間終了!とならない&営業時間があるので、時間を気にせずご飯を食べるというわけにはいきませんでした、残念!
食事編
せっかくの遠征、美味しい料理を食べなきゃ損!ということでダイビングショップの人にリサーチしまくって宿毛市内の美味しいご飯屋さん巡りをしてきました!
まとめてみましたので、宿毛の夜をより充実させるために活用いただければと思います。
居酒屋 いごっそ
「マグロが安くて美味しく食べられるよ〜!」と紹介いただいたのがいごっそさん。
宿毛から柏島に向かう途中に大月という場所があるのですが、そこはマグロの養殖で有名だそう。
大月あたりの海辺を移動しているときは、ぜひ海に注目してください!
巨大な輪っかが浮かんでいると思います。その中でマグロを養殖しているそうですよ〜。
宿毛駅から車で10分弱で着きますが、混んでることもあるので事前に電話で確認した方がいいかもしれません!
居酒屋 いごっそ
〒788-0027 高知県宿毛市港南台2-1−4
0880-65-5500
http://www.gallery.ne.jp/~sonoko/
彩食や 一期一笑
「地元の料理も食べられる居酒屋だよ〜」とご紹介いただいた一期一笑さん。
こちらのお店、なぜだか宮崎っぽい調理方法での料理提供が多かったです。
実はAYAは宮崎出身なのですが、だからこそ、いわゆる地鶏たたきとか鶏の炭火焼きなどの郷土料理系の味にはめちゃくちゃうるさい!のですが、ここのたたきと炭火焼きはめちゃくちゃ美味しかったです。
調理方法は宮崎風ですが、使っている鶏は高知県四万十鶏とのこと!
ダイビング後は肉でしょ!という方にはぜひおすすめです。
お肉以外ですと、トンゴロの唐揚げというものがありこれまた絶品!!
宿毛の方ではトンゴロイワシと呼ぶそうですが、本来はトウゴロウイワシという名前の魚です。
鱗が硬いため食用としてはあまり流通していないそうですが、唐揚げにすると鱗がサクサクになっていてめちゃくちゃ美味しかったです!!
駅から5分ほどなこともあり気軽に行けますし、何より美味しいのでぜひ行ってみてくださいね!
彩食や 一期一笑
〒788-0000 高知県宿毛市宿毛5340-10
0880-63-1661
https://r.gnavi.co.jp/h8nzzgwr0000/
福なが
「地元客でも人気だから予約しなきゃ入れないかも!」とご紹介いただいたのが福ながさん。
高知名物 鰹のたたきがうますぎる…!
お酒のメニューも豊富で、土佐地酒なども置いていました。
駅の真ん前なので、帰りの夜行バスを待つ間に食べるのがオススメです!
四季和処 福なが
〒788-0010 高知県宿毛市駅前町1-1205
0880-79-0777
https://kochi-tabi.jp/search_spot.html?id=13920
笑KICHI
「若い子に人気で色々あって美味しいよ〜」と紹介いただきました笑KICHI(ショウキチ)さん。
教えてもらった通り、メニューがたくさん!
AYA的おすすめはこちら!愛南ゴールドが入ったサラダ!!
酸味と甘味のバランスが抜群で女子ウケしそうなお味でした〜
お店が割とこぢちんまりしているので、大勢で行くより、少人数で食べる時に利用するのがオススメです!
笑KICHI
〒788-0006 高知県宿毛市桜町1-10
0880636339
https://kochi-tabi.jp/search_spot.html?id=13570
海について
ここまで色々とご紹介してきましたが、やはり主役は海!
ということで伊豆ダイバーから見た愛南・柏島・鵜来島の魅力を写真多めでお伝えしていきます!
愛南
今回利用したのはダイブ愛南さん!
愛南には洞窟ポイントのイメージはあまりないかと思いますが……洞窟ポイントにハタンポの仲間がたくさん!
愛南といえば…ソフトコーラル!
伊豆はあか・だいだい・しろ・むらさきとカラフルな印象ですが、ここのソフトコーラルはきいろ・だいだいが多めでした!
愛南に潜って一番びっくりしたのはサルパ。笑
私ははじめて見たのですが、てっきり「クラゲが大量発生している!!」と勘違いしました。
必死に手で避けていましたが、触れても大丈夫だと知り安堵しました。笑
どこに行ってもサルパが沢山いるので、写真を撮ると必ず映り込み、撮れ高が少ない……。(悲しい)
口の周りに髭のごとくまとわりつくサルパ……。
気がついたらカメラにまとわりつくサルパ……。
撮りたい被写体の間に無限サルパ……。
サルパがいない時期にもう一回行きたいと強く思いました。笑
ちなみに、愛南はソフトコーラルが有名ですが、実はハードコーラルもあるそう。
今回は行けなかったので、ぜひ次回チャレンジしてみたい〜!
生態好きの人は6月終わりから8月が狙い目とのことで、その時期にはイナズマヒカリイシモチの口内保育の様子が観察できるそうです!
顎の皮が薄いため、口内にいる子供の目が透けて見えちゃうらしい……見たい!見たすぎる!!
夏の時期はカマストガリザメなどの大物も狙えるとのことだったので、これは夏の時期にリベンジ!と思ったら、なんと冬には浮遊系が見えるそう!
船が着けられている桟橋から飛び込むと、テンガイハタ、ユウレイイカ、キホウボウyg
そしてまさかのリュウグウノツカイまで見えることもあるそうで……くぅぅぅ、夏も冬もどっちも行けばいいのか!!!!行くしかないのか!!!!と悩ましい海でした。笑
柏島
柏島で利用したのはAQUASさん!
マクロの宝庫だと聞いていた柏島。やっぱりマクロは熱かったです!
てっきりカニだと思っていました……。笑
私は見たことがない子だったので、興奮して追いかけてたんですが、柏島では誰も見向きもしていなかったです。笑
興奮色が綺麗!私も大興奮でエアがすごく減りました!!笑
ちなみに、マクロの宝庫と言いつつ、ワイドだって楽しめました!
みなさまガッツリ一眼マクロダイバーなのでガン無視されていましたが……
産卵場所を探しているのかアオリイカも沢山いました!
みんなは砂地を見ていたので、中層にいたアオリイカは誰も見ていませんでしたが……
マクロはばっちり楽しめる海ですが、あえてのワイドも全然いけるじゃん、柏島!と思えたダイビングでした!
鵜来島
鵜来島はイケメン写真家茂野優太さんのフォトセミナーにて潜ってきました!
島までは約1時間ほどで着きますが、沖縄の慶良間などと違い、1本ごとに鵜来島に寄港するスタイル。
休憩が陸地なので、船酔いする方は嬉しいですね!
鵜来島といったらマクロ!
黄色の模様が綺麗ですね〜♡
ハゼに詳しくないので凄さがわからないものの、何やら珍しい子だとのこと!!(わかっていない……。笑)
背中に貝のっけている子は八丈島でしかみたことなかったので、一人海の中で大騒ぎ!!
(いやしかし図鑑で調べたら亜熱帯全域にいるって出てきてしまいました。そして、実は伊豆にも出てるらしい……⁉︎)
3mmくらいの極小サイズ!かわいかったです〜〜!!
オラウータンクラブと呼ばれることの方が多いかもしれませんね!
伊豆だと大瀬崎や北川で見たことがあったボロカサゴですが、白い砂地にいるボロカサゴは初めて!映えますね〜!!
鵜来島といったらマクロ!と言いつつも、伊豆ダイバーのAYAからすると、伊豆にないワイドな景色ももの珍しく、ついついワイドレンズに切り替えてダイビングしてしまいました!
伊豆だとソフトコーラル×キンギョハナダイはよく見る光景ですが、鵜来島にはハードコーラル×キンギョハナダイのコラボが……!
ハナダイ好きな私からするともうヨダレがでそうな景色で、70分くらいここでずーっと写真を撮ってしまいました。笑
四国旅、大満足!
これにて、4泊5日12ダイブ完。
見慣れない生き物にも出会えたし、メディアやSNSで見ているダイビングスポットに実際に足を踏み入れることができて感動。
やっぱり、遠征も楽しいですね!
夜行バスの試練……
先ほど「夜行バスでは、旅の試練が待ち受けていました」と書きましたが、夜行バス、私には無理、でした。苦笑
実際に夜行バスに乗った感想としては……色々な理由が重なって、全く寝れず、体力をガンガン削られました。
とはいえ、他の交通手段と比べてお値段もリーズナブルでしたし、四国に向かう手段としては非常に有効です。
今回のAYAの反省から生まれた、夜行バスに乗るときのTIPSは以下の通り!
人の移動が少ない場所を予約するべし!
今回AYAは窓側前方の席を予約したのですが、人が動くたびに目が覚めてしまいました……。
バス中央付近にトイレがあったので、トイレ付近の席だと目が覚めるよね、と思って前方にしたのですが、それ以外にも停留所やサービスエリアでのトイレ休憩のたびに真横を人が通り、微妙に座席や仕切りのカーテンが揺れるため目が覚めてしまいました。
人の移動が少ない最後列の方が寝れたな……と感じました。
ノイズキャンセリングイヤフォン必須!
停留所とトイレ休憩のたびに結構なボリュームでアナウンスが入ります。(深夜&早朝なのに……。)
うとうとしている時に、聞こえるこのアナウンス……これがなければ寝れたのに!!!!と少しだけ(いやかなり)苛立ちました。笑
AYAも耳栓をしていましたが、ノイズキャンセリング機能がついているイヤフォンにすればよかったとかなり後悔しました。(旦那はこれでぐっすり寝られたようです)
座席をすぐ倒す!
しまんとブルーライナーは3列シートでフルフラットにはならない構造です。
正直これでもすごく寝づらいですが、なんとまさかのちゃんと倒れないことがあるのです。
それは……後ろの人の足が当たってしまうと倒せないのです!
AYAは途中までゲームをして暇を潰していたので、浅いリクライニング状態だったのですが、いざ寝ようとした時にはすでに遅し……。
後ろの人が膝を立てて寝ていたのでその人の膝に当たって、深いリクライニングができなくなっていました。
後ろの人は(いびきかいて)寝ているし、アイマスクしているし、声がかけられず、結局浅いリクライニングで寝る羽目に……。
帰りの夜行バスは、乗ったらすぐにリクライニングを限界まで倒して、スペースを確保しました。
ちゃんと寝れないと辛いので、できるだけ楽な姿勢で寝られるようにしたいですね。
最後に
長々とレポをまとめてしまいましたが、楽しい海、美味しいご飯で大満足の旅となりました!
なかなか遠くて行けていないという関東ダイバーの皆さんにもおすすめしたい海でしたので、ぜひ機会を作って行ってみてくださいね〜!
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