堀口和重

堀口和重

水中カメラマン。

1986年東京生まれ。
日本の海を中心に、水中生物のおもしろい姿や生態、海と人との関わりをテーマに撮影活動を続けている。撮影の際は、海や生物、本来の姿を写し撮ることに努め、特に生物写真には定評がある。

新聞、雑誌、WEBメディア、書籍などへの写真・記事提供、写真展・水中フォトセミナー開催、フォトコン審査員を務めるなど、多方面で活躍中。
近年は、訪⽇ダイビングツーリズム促進を⽬的とする、NPO法⼈ Japan Diving Experienceとしての活動も⾏っている。

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海のレポート

周防大島を見よ!日本最大級のニホンアワサンゴ群生地とカブトガニの産卵!?

瀬戸内海に浮かぶ山口県の周防大島でダイビングをしてきました。みなさんは、瀬戸内海の海にどんなイメージをお持ちでしょうか?私は正直なところ、透明度が低そうだなぁ、生物が少ないかなぁ……というイメージでした。透明度:​水平方向にどれだけ見通すこ...
海のレポート

念願の佐賀・唐津でダイビング!七ツ釜の柱状節理と玄界灘のイサキ

念願の佐賀・唐津!念願叶って、佐賀県の唐津の海に潜ることができました。魚影の濃さ、ダイナミックな地形、かわいい生物たち。全国的に見るとまだ知名度は低いようですが、そのポテンシャルには驚くばかり!正直なところ、予想をひと1回りも2回りも上回る...
海のレポート

念願の“一面ホタテ”を求めて北海道・羅臼へ

ここ数年、西日本を中心として撮影を続けてきましたが、実は前々からどうしても撮影したい被写体がありました。そして、少し時間が取れた9月中旬、僕は北の大地へと向かいました。自身初となる北海道の取材撮影、目的地は知床半島の羅臼。せっかくなので道中...
海のレポート

サンゴに産卵するアオリイカを目撃!長崎・辰ノ口&伊王島ダイビングで出会った生物たち

2021年7月の中旬、九州は長崎県・香焼町を訪れました。撮影の目当ては、辰ノ口(たつのくち)と橋を渡ってすぐの伊王島(いおうじま)、2つのダイビングスポットの水中景観!今回の撮影では、長崎に伝来した“ビードロ”に由来するビイドロカクレエビと...
海のレポート

神戸でダイビング!?舞子の浜に“春夏冬”潜って観察できた生き物たちの魅力

「えっ?神戸の海って潜れるの?」神戸の海に撮影に行ってきたと話をすれば、多くの方からこんな反応が返ってきます。神戸市内に住んでいる人ですら、神戸の海でダイビングができるなんて、想像もしていないかもしれません。兵庫県神戸市といえば、人口約15...
海のレポート

試練の先にある命。三重県銚子川で見たナガレヒキガエルとアユの営み

これまで海の生き物の撮影にほとんどの時間を費やしてきましたが、ここ数年、海ではない場所にも力を入れて撮影をすることも出てきました。そのうちのひとつが三重県紀北町を流れる銚子川です。きっかけは、尾鷲市の海をメインでガイドをしている、トゥルーカ...
海のレポート

9年ぶりとなるクサウオの繁殖行動を激写!冬の山口県・青海島、撮影記録

2022年11月、青海島からとてもよろこばしい情報が届きました。クサウオがたくさん現れたそうなんです。クサウオは、繁殖行動のために深場から移動して浅場に現れる魚です。稀に単体では見られることもあったようですが、9年の間、繁殖行動は見られてい...
海のレポート

勝浦鵜原ダイビングレポート!豪快なウマノセ、マクロのベンテン、癒しの志村ビーチ!!

1月下旬、千葉県・房総半島外房エリアにある、勝浦市を訪れました。千葉県南東部に位置する勝浦市は、古くから漁業の盛んな場所として知られ、カツオの漁獲量は関東最大を誇ります。また、有名な海水浴場やサーフィンのポイントも多数あり、海と勝浦は切って...
海のレポート

宮城県女川、宝の海で“良い海”を思う。〜サケの遡上と冬の生き物たち〜

「沖縄のような綺麗な海だけが、良い海ではない」これは以前、宮城県女川でダイビングショップを営むハイブリッジのオーナー・高橋正祥さんと話した時に聞いた言葉です。高橋さんがホームグラウンドとする女川の海は、ダイバー以外の目線から見ても良い海だと...
海のレポート

八丈島の海が変化してきている?〜八丈島の魅力と僕の注目シーン〜

ここ数年、追いかけている海があります。それが、伊豆七島の八丈島です。透明度の高さと壮大な地形、そして、豊かな生物相。他の伊豆七島にはない、一面にサンゴが広がる光景。八丈島の海には様々な魅力がありますが、見方によってガラッとその魅力が変わりま...
海のレポート

錦江湾の魅力を語りたい〜注目度上昇中!鹿児島県の緑色の海〜

鹿児島県というと、どのような印象をお持ちでしょうか。西郷隆盛や大久保利通といった、日本の歴史の分岐点で活躍した有名人の出身地であることから、歴史や文化の舞台だと答える方が多いかもしれません。ダイバー目線では、奄美大島や与論島など南国らしい亜...
海のレポート

24時間眠らない海、富山・滑川の不思議な生物と光る浜

今回私が向かったのは北陸、富山湾。富山湾は日本で3番目、日本海側に限ると最も深い湾です。約2000万年前、日本列島はアジア大陸から離れ、その後、日本列島は約1600万年前に2つに割れました。それがフォッサマグナと呼ばれる大きな溝です。その大...