ダイビングには独特の用語があります。
その最たる物ではないかな、と思うのが
マクロ
の使い方です。
マクロな生物
マクロが楽しい
こんな使い方をします。
普通マクロは、ミクロの対義語です。
ミクロ、つまり非常に小さいこと、の対義語ですからマクロとは非常に大きいという意味です。
しかし、ダイビングにおいてマクロ生物と言えば
こんな爪の先の様なカエルアンコウや
パッと見ただけではわからないような小さなタツノオトシゴや
byVin
ゴミかと思うような小さなウミウシや
とにかく小さい生物のことを、マクロと言います。
大きさで言うと数mm~10cm程度でしょうか。
…
…
ミクロな生物じゃないか!
どこが非常に大きいんだ!!
となってしまいますね(笑)
これにはわけがあります。
ここでの
マクロ
とは
マクロレンズ
のこと。
マクロレンズというのは、小さいものを撮影するために、至近距離から撮影することで画面いっぱい、大きく撮影することが出来るレンズです。
小さいものを大きく撮れるのでマクロという名前が付いている様です。
このマクロレンズを使わなくてはいけないほど小さい生物のことを、いつしかマクロな生物と呼ぶようになったんですねー。
たまーにですが、マクロの本当の意味を知っているのでしょう、小さな生物のことを
ミクロ生物
と言っているダイバーの方が居ます。
周りからすると
こいつ、わかってないな
となるので、明日からしれっと
マクロ生物
に直しましょう!(笑)
ではダイビングにおいてマクロの対義語はなんなのか。
これもカメラのレンズの名前から来ているのですが、ワイドレンズを使って広い範囲を撮影しないと収まらないほど大きい、ということで
ワイド
が対義語になります。
こんな大きなマンタや
魚類最大のジンベイザメなど、メートル級の魚は
ワイドな生物
ですね!
また、生物1匹1匹はそこまで大きくなくても、群れなどを楽しむ場合にも
ワイドな楽しみ方
と言います。
※郷土マリンサービスJAWSⅡより画像引用
ワイドなダイビングは大きな感動があります。
楽しいです。
でも、マクロなダイビングが楽しくなりだすと、どんな海に潜っても新しい出会いや発見がみつかり、ダイビングがもっと楽しくなりますよ!
どうやったらマクロが楽しくなるか?
そんなあなたは、こちらをどうぞ!