雨の日もダイビング出来るの?雨の日のメリット4選
まだダイビングをやったことの無い方から、時々聞かれることがあります。
えと…
野球でもやるつもりですか??(笑)
冷静に考えてください。
海に入るってことは、当たり前ですが、濡れるわけです。
ということは、雨が降ってようが関係ないんです!(笑)
でも、朝起きて雨が降っていると、それだけでテンションが下がってしまいますね…
ご想像の通り、空が薄暗いと海の中も薄暗くなってしまいます。
じゃあやっぱり雨の日のダイビングはイマイチ??
実は、そんなことは無いんです!!
ということで、雨の日のダイビングのメリットを挙げて行きたいと思います!
雨の日のメリット4選
生物が時差ボケを起こしている!?
空が薄暗く、水中も薄暗くなることで得られる大きなメリットがこちら。
どういうことかと言うと、夜になったと勘違いをして出てくる夜行性の生物を観察できる可能性が上がります!
例えばこんなイセエビが岩の隙間から顔をのぞかせていたり…
アナゴが巣穴から出て泳ぎ回っていたり…
かわいいウミウシが昼間よりも多く出ていたり…
まっぴるまなのに夕方と勘違いをして繁殖活動を行っているヤツがいたり…
本来ならナイトダイビングでしか見られない様な生物に昼間出会えるだなんて、おトクじゃないですか!?
たとえ陸上が土砂降りだとしても、水中には何の影響もありません。
穏やかそのもの。
要は、どんなコンディションでもその時々、違ったダイビングを楽しむことが出来るわけですね!
黒抜きの写真が撮りやすい!
黒抜きというのは上の写真の様に、背景が黒く写るように設定することで、被写体を強調する撮影手法のことです。
色鮮やかな生物のほか、淡い色の生物の美しさを表現するのに適しています。
良く晴れた日に黒抜き写真を撮ろうと思うと、カメラの設定を絶妙にすることで背景を黒くしますが、雨の日はそもそも薄暗いので、晴れている日ほど厳密に設定しなくても、黒抜き写真が撮れるんです!
雨の日は青い海の良い写真が撮れないと思ってしまいがちですが、こんなに綺麗な写真が撮りやすいなら、雨の日もアリですよね!
えっ?
カメラを持ってない??
こちらからどうぞ(笑)
行き帰りの移動が快適!?
雨の日、家族連れはおうちで大人しくしてるわけです。
わざわざ遠出なんかしません。
ということは!
いつもの渋滞が無い、もしくはあっても普段より緩和されている可能性が高いですよね!
実は、理論的には雨の日の方が渋滞しやすいんです。
しかし、特に関東の場合、メインのダイビングエリアである伊豆方面は、他の行楽地の渋滞に巻き込まれる場所ですよね。
筆者の経験上、1日中雨でなくても午前中だけでも雨が降ってくれれば、渋滞のしやすさよりも車の少なさが勝って、普段より渋滞が少ないように感じています。
よく分からないけど楽しい!
こどもの頃を思い出してください。
雨が降ると、傘もささずにはしゃぎ回って、服をびしょびしょにして、お母さんに怒られませんでしたか??
今、そのうっぷんを晴らしましょう。
身にまとうのはウエットスーツ。
濡れたい放題です。
見渡せば最高の仲間。
これはもうはしゃぐしかない。
なんだかよく分からないけど最高に楽しくなってくるはずです。
え?
無理やり過ぎる?
ダイビングはどこ行った?
良いんです。
楽しければそれで。(笑)
雨の日のデメリット
もちろん雨の日にもデメリットはあります。
包み隠さず敢えてお伝えするので、事前に対策を考えておきましょう!
施設が混雑している
どうしてもオトナは雨に濡れないように施設内に入りたがります。
雨の日、ダイビング施設の中は熱気と湿気でムンムンとして、人口密度も大変なことになりがちです。
ではどうやって対策するか。
そう。
そとで思いっきり遊びましょう(笑)
器材を濡れたまま持ち帰る
晴れていればログ付けでもしながら器材を乾かす、もしくは水を切るぐらいは出来ます。
しかし、雨が降っているとそうもいきません。
車を出す人は、トランクが濡れないようにブルーシートを用意しておくと良いですね!
尚、ブルーシートを用意する場合はケチらない方が良いですよ!
安いブルーシートは破れてしまったり、そもそも水を通してしまったりします。
また、車を出さない人は車を汚さないため、電車内などを汚さないため、器材の水が外に漏れない様に大きなゴミ袋などを用意しておくと良いですね!
潜れないコンディションとは
雨の日でも問題なく潜れることは伝わったかと思いますが、天候が原因で潜れない事もあります。
ここからは、どんな天候がダイビングに影響を与えるのか、見て行きましょう。
風
ダイビングにとって一番の大敵は風です。
風が吹けば、海には波が立ちます。
すると、海に出入りするのに影響が出ることは想像ができるでしょう。
風速だけでは無く風向きも重要で、例えば同じ風速3m/sでも、問題ない風向きと影響の出る風向きが、ポイントごとに違ったりします。
雷
潜ってしまえば問題ありません。
水面に雷が落ちることもありますが、落ちた海面に拡散します。
危険なのはダイバーが水面にいる時で、特にボートダイビングなど周囲に何も物がない場合、水面と比べてダイバーの頭が最も高い位置になってしまいますよね。
雷が高いところに落ちやすいことはご存知かと思います。
ということは…
ダイビングに限った話ではありませんが、雷が鳴っているうちは建物内にいることがベターですね。
遠くの台風
案外あなどれないのがこちら。
外はピーカン、最高のダイビング日和でも、潜れないことはあります。
台風の真下で発生した波が、長い時間をかけて伝播し、日本沿岸にも届きます。
こういった波はうねりと呼ばれ、周期が長くパワーを持っていることが特徴です。
そのため、このうねりが原因でクローズとなってしまうこともしばしば…
波の周期についてはこちらの記事内で解説しています!
じゃあいつごろから影響を出るのかについては、こちらをどうぞ!
まとめ
どんなコンディションでもダイビングは楽しい!
晴れた日も、雨の日も、夏も、冬も、いつだってその時々でダイビングは楽しめる物。
むしろ、その1日1日の違いこそがダイビングの楽しさだったりします!
雨だからって必要以上に落ち込まず、その日ならではの楽しみを見つけてみてくださいね!
その場所だけでなく遠くの天候が影響することも
逆に、特に台風シーズンは雨が降っていなくても海況チェックは重要です。
外は快晴なのにダイビング中止…
そんなことさえありますが、決して先輩やお店の方に食って掛からないでくださいね!!笑
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