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須江でネコザメ祭り!1ダイブ20個体以上に遭遇できる紀伊半島の夏の隠れ家

海のレポート

みなさん、こんにちは!
Under Water Creatorの茂野です。

スクーバモンスターズで連載を初めて早いもので半年が経ちました。
その連載の1番最初が和歌山県紀伊半島の須江というポイントから始まったのを覚えているでしょうか?

須江は冬の関西のダイビングを支えるダイビングポイントで、北風に強く冬でも穏やか。それなのに生物相がめちゃくちゃ豊かで面白いというスーパービーチ、​内浦ビーチ​があるんです。

そう、冬にベストシーズンを迎えるポイントです!

実際取材で訪れた内浦ビーチには、アジやタカベなどがビーチとは思えないほどの魚影の濃さで群れています。さらに、砂地には様々なマクロ生物が隠れていて、本当に面白かったです。

この取材の時に須江ダイビングセンターの坂口さんが「冬はダイバーで賑わうけど夏は全然来てくれないんだよ。夏の須江も面白いんだけどな〜」と言っていたのを覚えています。

かく言う僕も「冬期限定・冬の内浦ビーチに……」という取材をしているワケで、、確かに冬のイメージを持っていました。

左から、茂野、須恵ダイビングセンター坂口さん、:SO BLUE DIVERS 須磨 カズマさん

ということでやってきました!!
夏の須江ダイビングセンターに!

今回も須江ダイビングセンター坂口さん、そしてSO BLUE DIVERS 須磨のカズマさんと一緒にこの海の魅力を発掘してきました!

取材に訪れた2日間は、まさかの海も陸も貸切状態。
水中では他の誰にも気を使わずに写真が撮れるし、陸も自由に広々使えるので最高でした!
やっぱり須江ならではの独特の海の色、独特な生き物たちが面白い!

確かに夏の紀伊半島と言ったら、串本や古座に潜りたい!(僕もそうです笑)
でも、串本や古座で2日間、1日は須江で潜るなんてダイビングの計画を立てるのもすごくありなんじゃないかと思います。

特に関東ダイバーは紀伊半島に行くなら、いろんな紀伊の海の表情を見るのも楽しいことは間違いない。

前置きはさておき、

ここからは夏の須江のダイビングの様子をレポートしていきたいと思います!

ネコザメ祭り〜!1ダイブで20個体以上のネコザメに遭遇。

いろんな作風で撮りたくなる須江の海。スローシャッターで。

今回の取材で1番感動したのが「イヌカの浜」というダイビングポイント。とにかくネコザメの個体数がめちゃくちゃ多く、1ダイブで20個体以上のネコザメに出会えたんです!

関東ダイバーの方からするとネコザメって穴の奥にいるのがちょろっと見られるくらいのイメージで、シーズンや運が重なると泳いでいる姿が見られることもあるといった感じでしょうか。

ネコザメはそんなに高確率で見られるわけではないし、見れても1ダイブ1個体とか2個体だと思います。

それがこの「イヌカの浜」には、そこら中にネコザメがいるんです。

港からボートで10分くらいでポイントに到着。
エントリーすると10〜20mへなだらかに深くなる岩混じりの砂地が広がっています。

そこに探す必要もないくらい、たくさんのネコザメが普通に横たわっているんです。
見つけて嬉しいのは最初だけ。とにかくそこら中にいます。

大人の大きい個体は少し深い方にいました。

夏の須江の海は、同じ串本町の海かと思うほど串本エリアとは違ってグリーンな海が広がっています。

でも、写真を撮るには、浮遊物が少ないグリーンの色なのでワイドでも平気。
逆にこの色が須江らしくて良かったり!

ちなみに、ネコザメの大きさは千差万別

大きいのもいればこんな小さなサイズのネコザメもいます。
ここまではちょっと暗いトーンで撮ってましたがこの子は明るく優しい雰囲気で。

そう!

個人的に須江でいつも思うのが、やっぱりこの海は自分の色を表現したくなるんです。というのも須江の海はすごくカラフルな景観が広がっているわけではなし、透明度が良いわけでもない。

でも海は、独特の濃いグリーン色をしているんです。

この海の色をどう写真に取り込んでいくか、

こんなことを考えながら被写体と自分と向き合う感覚が面白く好きなんです。

時には上からスローシャッターで狙ってみたり。

穏やかな内湾のポイントで他のチームがいない、人が少ない夏の時期だからこそ、自由な発想で自由に写真が撮れる。

夏の須江の醍醐味かもしれないですね!

時には、ネコザメを追っかけていたら、他のネコザメにぶつかってしまうことも……笑

驚かせてごめんよ。

と思いながら、焦って動き出す他のネコザメに笑ってしまったり。
とにかく、ここのポイントはネコザメだらけ!

こんなに贅沢にネコザメが見れる海は他にないと思います。
ぜひ皆さんも夏のネコザメ祭りに参加してみてください!

とにかく被写体には困らない海

やはり須江の海は、マクロ生物がとにかく豊富!

今回は特別これだっていう珍しい生物を狙いに行く撮影ではなく、ゆるゆるっと回りながら、いろんな被写体を撮影しながら潜りました。

それでもずっと何かしらの被写体が現れ「あれもこれも撮らなきゃ」と被写体には困らない忙しいダイビングになりました。

須江のボートポイントといえば、ナギザキが1番有名です。

こんな感じの大きな岩盤が水深30m後半からそびえたっていて、

この周りで深度を変えながらマクロ生物を探します。

撮影に訪れたタイミングは時期が早く魚影は控えめでしたが、夏本番はタカベとかイサキの群れがものすごいそうです。

ナギザキは今年、深海性のエビ、オキノスジエビが大量発生したことが話題になりました!

僕が行った頃にはだいぶ数が減ってしまっていましたが、それでも見ることができました。普段は水深200m〜300mにいる生物なだけにダイビングで見られるのは本当に貴重なんですよ!

さすが深海性の生き物や不思議な生き物が多い須江ですね。

クダゴンベやタテジマキンチャクダイ、ミナミハコフグなどの季節来遊魚や人気種も見られます。

もちろん人気の生き物や可愛い生き物を撮って回るのも楽しいですが、やっぱり僕は背景がきれいなシチュエーションが好き。

ガイドの坂口さんにお願いすると素敵なシチュエーションもたくさん紹介してくれました!

背景がピンクの岩に黄緑色の海藻が生い茂るような環境にいるコケギンポや、

ソフトコーラルの中に隠れるアカスジカクレエビ。

ナギザキは甲殻類が多く、いそうなシチュエーションを探すと大体なんらかのエビやカニが隠れていました。

アオウミウシの交接シーン。

最近伊豆ではめっきりアオウミウシが減ってきているので、久しぶりに見て新鮮な感じがしました。

こういう何気ないシーンや被写体、シチュエーションまで撮影しだすと、

1ダイブ1時間以上潜っても全然足りない。

本当に面白い海です。

とにかく撮影に集中できる、夢中になれる海です。

夏のハイシーズンにこんな誰にも気を使わずにじっくり写真が撮れるポイントは他にはないんじゃないでしょうか。

真っ青な癒しの海で潜るもいい、

心踊るダイナミックな魚影や地形の広がる海で潜るのもいい。

そして、たまにはじっくり腰を据えて被写体と、そして自分がこの海で何を表現したいか自分と向き合いながらダイビングをする。

そんなダイビングもいいんじゃないでしょうか。

今回お世話になった須江ダイビングセンター坂口さん、SO BLUE DIVERS 須磨カズマさんありがとうございました!

取材協力:SO BLUE DIVERS 須磨(https://www.soblue-divers.com/)、須江ダイビングセンター(http://www.zb.ztv.ne.jp/sue.d.c/

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「ダイビングってもっと自由でいいし、楽しくて良いと思う。」 まだ見たことない世界を求めて今日もフラフラどこかの海へ。 個人のブログも運営中!! しげのゆうた...

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