ダイバーになって久しい筆者は、もはやサメに対する感覚がおかしいのかも知れませんが
サメ=怖い
という意識は、想像以上に根深いものです。
ダイバーであれば、サメが出たなんていうと嬉々として潜るものですが。。。(笑)
よくある説明としては
- 外洋性のものが多いので、そもそも出会わない
- 危険なサメは数種類程度
- ほとんどは臆病で、逃げていく
- サーファーのパドリングをアザラシなどだと思って襲うだけ
などなど…
どれも間違いありません。
野性動物が補食をするときは、勝てる相手を襲います。
自分より小さい生物や、弱っている生物などです。
ダイバーはフィンまで入れると、女性でも2m弱はあります。
しかも、ブクブク泡なんて吐いているので、場合によってはもっと大きく見えます。
サメにとっては、襲うリスクも高いわけで、わざわざ狙おうとは思いません。
と、これもよくある説明なのですが伝わりづらいかもしれませんね…
※Photo by lwpkommunikacio CC BY 4.0
話を山に置き換えます。
ダイビング?サメに襲われそう…
これ
山登り?クマに襲われそう…
と言っているのと、全く同じ感覚です(笑)
少しは伝わったでしょうか…
別に、クマとサメ、どちらが危ないかを言いたいわけではありません。。。
どちらも間違いなく、どこかにはいます。
襲われればひとたまりもありません。
ただ、その確率は非常に低く、出来るだけ遭遇率の低い場所を選ぶことも出来ますし、そっとやり過ごせば危害を加えられることは無いのです。
ついでにサメの弁護をもうひとつ。
じゃあシャチは?イルカは!?
水族館でショーをやっている彼らは親しみをもって見られることが多いですが、紛れもなく肉食獣です。
哺乳類であることからも、知能が高く、捕食としてではなく場合によっては意図的に攻撃することもあるのだとか…
イルカは、サメにもひけをとらない体格です。
野生のイルカの目、危険な目をしてます(笑)
時には身を守るために、サメを倒すこともあり、その気になれば人間なんてわけないんです。(笑)
さらにシャチは、海の食物連鎖の頂点。
首尾よく大人になってしまえば、サメも含めて天敵はいないのだとか。
与那国島で修行をしてた時の話。
某ショップのオーナー談です。
ホホジロはなー
あいつはなんとかなるけど、シャチに遭った時は
太刀打ちしようが無いと思ったよ
※ホホジロ=ジョーズのこと!
何が言いたいかって、シャチだって日本にもいるんです。
なんだかサメだけでなく、イルカやシャチまで悪者にしてしまった感がありますが、自然の中に入れば陸でも海でも人間なんて野性動物にはかないません。
イルカ=かわいい
サメ=怖い
どちらも人間の思い込みです。
いずれにしても普通に潜っている分には遭遇することはあまりありません。
もし遭遇した場合でも、彼らが無益な攻撃をすることは無いので、刺激さえしなければ基本的には大丈夫です。
サメよりももっと身近で注意すべき生物は
いたりするのですが、それはまたの機会に…
とにもかくにも、海洋生物の危険性は十二分に防ぐことが出来るものなので、心配する必要は全く無いと断言して良いかなと思っています!
コメント
[…] サメの弁護記事はこちら↓ サメとイルカと、それから私 […]
[…] サメとイルカと、それから私 […]