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「魚の“絵合わせ”セミナー」開講!魚の名前を調べられるようになりたいダイバー集まれ〜!

お知らせ

海の中に入り、その“生”の景観を楽しむことができるダイビング。
ダイビングの楽しみ方は人それぞれですが、その中でも生き物観察を楽しみにされているダイバーの方も多いことでしょう。

海の中で出会った生物をログ付けしながらガイドさんに教えてもらい、一個ずつ覚えていく。
もちろんこれも楽しい時間です。

でも、自分で図鑑で調べられたら……
水中で魚の名前が分かるようになったら……

もっとダイビングが楽しくなると思うんです。

しかし、まずは図鑑で自分で調べてみようにも、あまりの魚の種類の多さに、また、似通った魚が多いことに、挫折してしまったダイバーもいるのでは……?

実は、図鑑で魚を調べるには、一定の基本ルールがあります。

これまでは、膨大な量を積み重ねることでしか、辿り着くことが難しかったこの「図鑑で調べる」ということの体得ですが、この度、Zoomセミナーという形で、皆さんにお届けできることになりました。

ということで、「魚の“絵合わせ”セミナー〜名前を正確に調べられるようになろう〜」を開講します。

「魚の“絵合わせ”セミナー」とは?

「魚の“絵合わせ”セミナー〜名前を正確に調べられるようになろう〜」は、水中で魚を観察し、図鑑からそれらしい魚を自分で探せるようになることを目指すセミナーです。
近年あまり明文化されてこなかった、魚の名前を正確に調べるための知識と手法について、最新の情報を取り入れながら体系的にまとめ直しました。

また、絵合わせ自体のコツだけでなく、絵合わせをするために必要になる観察方法、つまり、フィッシュ・ウォッチングの方法についても解説します。

セミナーで解説する内容は、下記を予定しています。

基礎知識

  • 種同定と絵合わせの違い

絵合わせに必要な情報

  • 魚の各部の名称を覚えよう
  • 体色を見極めよう
  • 魚類の形は基本8型に分けられる
  • 模様の呼び方を知ろう
  • ヒレの形状を知ろう

フィッシュ・ウォッチングのヒント

  • 観察して記録に残そう
  • 記録する内容とその必要性
  • 便利な道具

より興味を高める為に必要な知識

  • 学名、標準和名など魚の名前について

一見難しそうに見えるかもしれませんが、この基本を体系立ててご説明します。

参加者には、オリジナルテキストを配布します。
また、参加の際には、『改訂版 日本の海水魚』をお手元にご準備ください。

テキストで学習しながら、実際に図鑑を引いてみましょう。

今回の「魚の“絵合わせ”セミナー」では、主に知識と手法をお伝えします。
充実の内容に、少し驚かれるかもしれませんが、このセミナー受講はスタートライン。
これから、海で潜って、図鑑を引くことを繰り返すことで、勘がつかめてくるようになると思います。
※ご希望の方には、海洋実習も準備予定です。

絵合わせ、また、フィッシュ・ウォッチングは、一生の趣味となり得るものです。

あせらず、少しずつ。

レベルアップしていきましょう! 

講師は播磨先生!

「魚の“絵合わせ”セミナー〜名前を正確に調べられるようになろう〜」の講師を務めてくださるのは、播磨伯穂先生!

播磨先生のご専門は、魚類生態学・魚類博物学。
2020年まで日本ペット&アニマル専門学校にて教鞭をとっておられていました。

現在は、Scuba Monstersに生物解説記事を寄稿していただいています。
この生物解説記事は、幅広い生物の知識と含蓄のある言葉で、多くの方にご好評いただいています。

播磨 伯穂|Scuba Monsters 著者プロフィール

Scuba Monsters ダイビング生物情報

播磨先生よりコメント

フィッシュ・ウォッチングは、日本の魚類分類学に多大なる功績を残した、故・益田一先生が一般ダイバーに向けて提唱した活動です。

日本の魚類分類学がまだ発展途上だった頃、学閥や小さな研究グループなどに分かれており、正確な絵とは言い難いような絵を使用した図鑑や児童書しかありませんでした。
益田先生は、そんな研究者たちを接着剤のごとく結びつけ、初めて統一された日本の魚類図鑑を作りました。

さらに、今の様に全てが生態写真で構成される図鑑を初めて作り上げたことも益田先生の功績です。

そんな益田先生が提唱したフィッシュ・ウォッチングによって、多くのダイバーが水中世界をこれまで以上に楽しむことができるようになっただけでなく、魚類分類学の発展にも大きく寄与してきました。

益田門下生が第一線で活躍した1990年代、益田先生の教えは広く普及し、フィッシュ・ウォッチングは隆盛を極めました。
その後、2005年に益田先生が亡くなり、我々益田門下生の高齢化が進んだこともあり、残念ながら現在のダイビングシーンでは、フィッシュ・ウォッチングが以前よりも軽視されてしまっている様に感じています。

フィッシュ・ウォッチングから、ガイドが勧めるレア物探しになってしまっているのではないでしょうか。
そう、自分から見つけて楽しむから、与えられたものを「そうなんだ」と確認するだけの形へダイビングが変化してしまっている様に感じています。

そんな折、ダイビングの楽しみ方のひとつとして、フィッシュ・ウォッチングの楽しさを再度普及させたいと、Scuba Monstersさんからお話を頂きました。
ダイバーやダイビングショップの会話から生物に関する物が減ってきているのではないか、という懸念から、本企画を思い立ったそうです。

ちょうど専門学校の講師を退任し、時間に余裕が出来たタイミングであり、何よりも、私と同様の懸念を抱いているメディアがあるということを嬉しく思い、喜んでご協力させて頂くことにしました。

今回のセミナーでは、私が専門学校で半年かけて教えていたことを、極力コンパクトにまとめました。

極力難しい内容を排除しつつ、しかし、最新の情報も盛り込みながら、皆さんにフィッシュウォッチングの楽しさをお伝えしていきたいと思います。

どんな人にぴったり?

「魚の“絵合わせ”セミナー〜名前を正確に調べられるようになろう〜」は、水中で魚を観察し、図鑑からそれらしい魚を自分で探せるようになることを目指すセミナーです。
そのための基礎となる内容をお教えします。

もちろん、初心者大歓迎!
特別な予備知識は必要ありません。

例えば、
「ツノダシとハタタテダイを見分けられるようになりたい!」
「魚に詳しくなりたいけれど、何から始めれば……」
といったダイバーにぴったりです。

播磨先生は、研究者や学生だけでなく、一般ダイバーとダイビングを行ってきた経験も豊富なので、ダイバー目線に合わせ、極力かみ砕いて教えて下さいます!
分かりやすく基礎から解説していただくので、ご安心下さい。

一方、自己流で生物についての知識を身につけてきた方にも実はおすすめです。

なかなか、魚類の基礎を体系立てて教われるチャンスは多くありません。
復習しながら基礎を身につけることで、必ずや新たな発見があるはずです。
このセミナーを通じて、さらに奥深い世界へ扉が開くことでしょう。

基本的には、「ダイビング中に見た魚の名前を調べられるようになる」ことを目指すセミナーなので、ダイバーが対象にはなりますが、もちろん魚について知りたい方なら、ダイビング未経験でも受講OKです。
(学生の方やお子様の参加もお待ちしています)

リハ参加者の感想!

魚の“絵合わせ”セミナー開催に先駆け、リハーサルを行いました。
そこに参加してくださったダイバーの方々の感想コメントをご紹介します。

生物観察が好きだったものの、ダイビング後、ガイドさんに「あの魚いたよね!」という時の“あの”がうまく伝えられず困っていました。
でも、このセミナーのリハに参加して、
▶︎どこに特徴があるのか
▶︎どういう風に伝えたらいいのか
が分かるようになりました。
これまで、ダイビング中に「わぁ、綺麗な子だー!でも、この子だーれ?」と思いながら写真を撮った後は、図鑑を最初から最後まで舐めまわし探しまくるローラー作戦で戦いを挑んでいました。
セミナーに参加したお陰で、この戦いに終止符を打てる気がします。
(習っても難しいですけどね。ちょっとだけ戦闘力が上がった気がしています)
(32歳女性/290本)
本数は重ねてきたものの、ガイドさんが見せてくれた生き物を見て、教えてもらう潜り方ばかり……。魚の探し方はもちろん、魚を見ても名前の調べ方が分からず、ガイドさんに頼ってばかりでした。
「自分でも調べられたら……」と行き詰まっていたところ、このセミナーのリハの機会をいただきました。
播磨先生が丁寧に、基礎から教えてくれます。「こうやって見分けるんだ!!」と、自分が魚のことを何も分かっていなかったと気づかされました。
オンラインとはいえ、学生時代に好きな科目を選択して授業を受けている感覚を思い出しました。知りたかったことが凝縮されていて、あっという間の楽しい時間でした。
何より、ムレハタタテダイとハタタテダイの見分けができるようになったことがうれしいです!
知識が増えたことで、魚を見る目線も変わりました。今まで気に留めていなかった魚も写真に撮って調べるのが面白くなったり、今まで苦手としていた図鑑から名前を見つけることが少しずつできたり、より楽しめるようになりました。また、今まで興味を持った事がなかった、市場やスーパーに並んでいる魚にも、興味が湧くようになりました。
セミナーの中で1番驚いたのは、人間が素手で魚を触ることによる低温火傷です。人間の体温って、魚にとっては熱いんですね。たまに、グローブをし忘れることもありましたが、生き物を守るために忘れずにグローブをしなきゃと学びました!
最後に。海の中は日々変わるので、実践はなかなか難しいなというのが、正直なところです。手応えは感じているので気長に頑張って行きたいと思っています。
(38歳女性/400本)

開催概要

 「魚の“絵合わせ”セミナー〜名前を正確に調べられるようになろう〜」は、水中で魚を観察し、図鑑からそれらしい魚を自分で探せるようになることを目指すセミナーです。

セミナーは全3回、Zoomを使用して開催します。

それぞれ、約2時間(質疑応答含む)を予定しています。
(セミナー後、ご希望の方はオンライン飲みも!?)

後日、セミナーを録画したアーカイブデータもお届けします。
復習はもちろん、リアルタイム参加が難しい方もぜひお申し込みください。

開催日時

第1回/2022年4月6日(水)19:30〜21:30

第2回/2022年4月13日(水)19:30〜21:30

第3回/2022年4月27日(水)19:30〜21:30

※質疑応答の時間含む。
※セミナー後は、希望者のみで歓談の予定あり。

参加費用

※全3回分の費用です。

一般:5500円(税込)

学生:2200円(税込)

使用教材

使用ツール

Zoom

定員

30名

お申込み

お申込み、お支払いはこちらから

https://scumon.theshop.jp/items/58914385

学生はこちらから

https://scumon.theshop.jp/items/58914573

注意事項

・ZoomのURLは、第1回開催日までに別途メールにてお送りします。

・学生割引をご購入いただいた方には、購入後こちらからメールを差し上げますので、返信にて学生証の写真をお送り頂きます。

・著作権、未公開データを含む可能性があるため参加者様によるビデオ撮影・録画は終日禁止とさせていただいております。また、掲載写真の無断借用を固く禁止致します。

・ Zoomを使用してのオンラインセミナーです。
ー事前にインストールをお願いします。
ーZoomを使用したことがない方は以下のサイトからテストが行えます。
https://zoom.us/test
ーネット環境の良い場所からご参加ください。
ー参加者様の回線の不具合に関してはフォローする事が出来ません。
ー参加者様のネットワーク環境やZoomが繋がらないなど、主催者の関与しえない事由により参加できなかった場合の返金はありません。
ー発表者側の通信状況により映像や音声の乱れが発生する場合があります。

・当日は、セミナーの様子を録画・写真撮影させて頂き、Scuba MonstersのPR等で活用する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

携帯電話のメールアドレス(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp)などをお使いの場合、メールをお送りすることが出来ない場合がございますので、購入時は極力使用を避けて頂くか、ドメイン指定受信の設定にて「@find-discovery.com」を許可頂きます様お願い致します。

ダイビングショップスタッフの方へ

Scuba Monstersでは、今回のセミナーの内容を現場で実践するプログラム(海洋実習)の開発を行う予定です。

プログラム開催を希望されるダイビングショップ向けのワークショップを後日発表する予定ですが、まずは本セミナーへ、奮ってご参加頂ければと思います。

尚、海洋実習開催のためのワークショップについて詳しくは問い合わせフォームよりご連絡ください。

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ScubaMonsters編集部

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