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PADIステップアップの説明[アマチュアレベル]

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今回は、PADIのライセンスステップアップについて、
簡単に解説していきたいと思います。
まずは、アマチュアとしてのPADIライセンスです。

ダイビングの楽しみとして、
ライセンスのステップアップをモチベーションの一つとしている方も
少なくないのではないでしょうか?

■フローチャート


■PSD(パディ・スクーバ・ダイバー)


①受講条件
・年齢15歳以上

②ライセンス取得したらできること
・PADIのプロフェッショナル・メンバーの引率でダイビングを楽しむことができます。
・水深12メートルまでのダイビングが可能/ダイビング器材の購入やタンク・レンタルなどのサービスを受けることができます。
・オープン・ウォーター・ダイバー・コースへのステップが容易になります。

③受講内容
・学科(3セッション)
・限定水域(3セッション)
・海洋実習(3ダイブ)

④要するに…
ライセンスを取得してからでも、PADIのインストラクターやダイブマスター(プロフェッショナルランク)の監督下でないと、ダイビングができませんよ!
というランクになります。

ただ、
「ダイビングの講習がしたいけれど、時間が1日ほどしかとれない。。」
「今後ダイビングをするにしても、絶対にセルフダイビングはしない!」
とお考えの方には良いのかもしれませんね。
また、限定水域(2セッション)と海洋実習(2ダイブ)を追加すれば、
次のオープン・ウォーター・ダイバー・コースへのステップアップが完了できるという利点もあります。

が、やはり時間的・金銭的側面を加味すると、
せっかくライセンスを取得するのであれば、
次で説明する、OWDからがオススメですね!

■OWD(オープン・ウォーター・ダイバー)


①受講条件
・年齢15歳以上

②ライセンス取得したらできること
・自分たちでダイビングの計画を立て、バディ・システムを守りながらダイビングを楽しむことができます。
・インストラクターなどの引率をつけずにコンディションの良い海でダイビングができます。
水深18メートルまでのダイビングが可能。
・ダイビング器材の購入やタンク・レンタルなどのサービスを受けることができます。
・アドベンチャープログラムや各種スペシャルティ・ダイバー・コースに参加できます。
・Cカードが発行できます。

③受講内容
・学科(5セッション)
・限定水域(5セッション)
・海洋実習(4ダイブ)

④要するに…
ダイバーとして必要な知識・スキルを身につけた証明としてCカードが発行されます。
⇨受けたトレーニングと経験の範囲内で、監督者なしでのバディシステムを遵守したダイビングができるようになります。

自分で潜水計画を立てるところから学び、
1人前のダイバーとしての必要な知識やスキルを学びます。

いよいよダイバーとしての人生が始まります!
せっかく、ダイビングができるようになったのだから、
もっと海を楽しんでみましょう!

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続いて、AOWとなります。

■AWD(アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー)


①受講条件
・パディOW、もしくは他団体のOWレベルの資格を取得していること

②ライセンス取得したらできること
OWDでできることに加え、
水深30mまでのダイビングが可能。

③受講内容
・5種類のアドベンチャー・ダイブの実施

※アドベンチャーダイブとは…
下記の20種類から5つを選び、講習を行います。
講習をするショップによって実施の可否があるため、
講習を受ける前はぜひ、ショップにご確認ください。

水中ナチュラリスト・ダイブ 水中ナビゲーション※必須
ディープダイブ※必須 高所ダイブ
水中写真ダイブ ピークパフォーマンスボイヤンシーダイブ
ボートダイブ 水中ビデオダイブ
レックダイブ ナイトダイブ
ドライスーツダイブ 水中スクーターダイブ
サーチ&リカバリーダイブ 魚の見分け方・ダイブ
マルチレベルダイブ デジタル水中写真ダイブ
ドリフトダイブ エンリッチドエアダイブ
サメの保護ダイブ レクリエーション・サイドマウント・ダイブ

※上記のうち3種類実施で「アドベンチャー・ダイバー」に認定。

④要するに…
ダイビングの楽しみ方をもっと色々知りましょう!というステップになります。
OWDレベルでは、18mまでの水深で「自分の経験の範囲内」でのダイビングをすることができますが、
OWDの資格をとっただけでは、潜れないポイントというのが世の中には複数あります。

「海中の洞窟を潜ってたい!」
「沈んだ船を見てみたい!」
と思っても多くのポイントは18m以上深い場所が多いので、AOWが必要になってきます。

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日本全国・沖縄各島・海外リゾートなど様々な場所にダイビングポイントがありますが、
ほとんどの場所で、名物となっている有名なポイントを潜る為には、
このAOW資格が必須になっていることが多いです。

ダイビングをさらに安全で楽しく続けていくためには、
AOWは必要不可欠ということですね!

■RED(レスキュー・ダイバー・コース)
①受講条件
・PADIアドベンチャー・ダイバーレベル以上、
もしくは他団体の同等レベルの資格を取得していること
・エマージェンシー・ファースト・レスポンス・プログラム修了者、
もしくは同等の修了者

※エマージェンシー・ファースト・レスポンス・プログラムとは
心停止など生命にかかわる緊急時のケア(一次ケア)と、
即座に生命にかかわらないケガや病気のケア(二次ケア)について学ぶプログラム

②ライセンス取得したらできる(ようになる)こと
・トラブルを未然に防ぐ能力が身につきます。
・緊急時の応急処置ができます。
・自分自身の安全性が高まります。
・他のダイバーを気遣う意識が高まります。
・負傷したダイバーの救助や、事故時の救命方法が身につきます。
・水中捜索方法がマスターできます。

③受講内容
・学科試験
・海洋でのレスキュー課題10個+シナリオ2個
→上記課題で少なくとも2日以上

④要するに…
大自然を相手にするダイビングは、
時として予想だにしないアクシデントに陥る可能性が有ります。

万が一、トラブルが発生した時も、
慌てずに対処できる知識を備えるとともに、
トラブルを未然に防ぐ能力をこのコースへ身につけていきます。

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プロレベルのライセンス取得の為に必須の資格となります。

「プロレベルのライセンスはいらないよー」
というそこの貴方!
このコースでは、安全意識のみならず、他のダイバーの方を気遣う意識が高まるため、
ダイバーとしてもう1段階成長する機会となります。

ダイビングをより楽めるよう、ぜひ目指してみてください!!

■MSD(マスター・スクーバ・ダイバー)
①MSDになるためには…
・AOWに認定されていること
・REDに認定されていること
・スペシャルティ・コースに5種類以上認定されていること
・50ダイブ以上の経験

※スペシャルティ・コースとは
ある特定(=スペシャル)の分野で、
そのコースで学んだ知識とスキルを応用して、受けたトレーニングと経験の範囲内で、監督者なしで、
その特定のダイビングをすることができるようになります。
ex)水中ナチュラリスト・水中ナビゲーター・ナイトダイバー・ディープダイバー etc…

②要するに…
PADIの認定するアマチュア最高峰のランクとなります。
専門のコースがあるわけではなく、そのダイバーの経験を表彰するものとなります。

MSDに認定されると、貴方の名前がPADIの公式HPに載りますよ!!

次回は、PADIのプロレベルのライセンスについて解説したいと思います!

ScubaMonsters編集部

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