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瀬良垣のダイビングスポット情報

海について

青い光が降り注ぐ水中洞窟、真っ白な砂地、ウミガメが泳ぐサンゴ礁……、まるで竜宮城のような光景が目白押しの瀬良垣(せらかき)!

そんな瀬良垣のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

瀬良垣の概要

沖縄本島西海岸側のほぼ中央に位置する恩納村。
その恩納村の中でも海岸線のほぼ中央に位置するのが瀬良垣です。

瀬良垣は、沖縄の方言で「シラカチ」とも呼ばれています。
シラカチという言葉は、瀬良垣の海で大量に採れた魚のシイラに由来されているという説もあります。

旧暦の8月15日には、沖縄に伝わる豊年祭(五穀豊穣を祈る神事)が、瀬良垣地区でも開催されます。

二才団(ニーセーダン。高校卒業後の38歳までの男性と、25歳までの未婚女性で構成される運営グループ)が、瀬良垣に伝わる伝統の沖縄舞踊を披露します。

また、海岸線から突き出した瀬良垣島は、島全体がリゾートホテルになっており、贅沢な時間が過ごせると人気を得ています。

瀬良垣ダイビング基本情報

瀬良垣には沖縄らしい白い砂地のダイビングポイントや、ダイナミックに切り立つドロップオフがあるダイビングポイント、そして水中洞窟を持つダイビングポイントと、バリエーション豊かなダイビングポイントがあります。

ドロップオフ:崖のように急激に水深が深く落ち込んでいる地形

瀬良垣の見どころは地形の素晴らしさだけではありません。
一面に広がる壮大なサンゴ礁や、そこに生息するピグミーシーホースやアカメハゼなどの小さな生き物も見どころのひとつ。

さらに日本で見られる6種類のクマノミうちで一番個体数が少ないとされるトウアカクマノミを通年見ることができます。

カンパチなどの大型の魚、サメの仲間やウミガメなど、ダイバーに人気の大型生物にも出会うことができるダイビングスポットでもあります。

ダイビングのシーズナリティ

瀬良垣の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

瀬良垣のシーズナリティ表

春の瀬良垣

水温が徐々に上がり始めると同時に、切り立った壁ににカラフルなウミウシの仲間が増え始める季節です。

GWが近づくにつれ、魚の群れも増してきます。
ツノダシの大きな群れがサンゴ礁を通過する景色に遭遇することも!

透明度も高く水中をクリアに見渡せるため、大きな群れをきれいに写真に収めることができます。

5~6月頃には、瀬良垣のビックイベント、サンゴの大産卵を見られるチャンスも。
日が沈み暗闇に包まれた水中に、サンゴの卵(正式には卵と精子が入ったカプセルの様なもの。バンドル)が一斉に放たれる、とても神秘的なシーンに立ち会えるかもしれません。

夏の瀬良垣

初夏は、スカシテンジクダイやキンメモドキなど、孵化した生き物たちの成長を楽しめる季節です。

人気のヒレナガネジリンボウやヤシャハゼ、カエルアンコウなどを、水深10m付近から見ることができ、ゆっくりと観察することができます。

小さな生き物だけでなく、テンジクダイの仲間の大きな群れと、それを捕食しようとするカスミアジやカンパチなどの大型の魚といった躍動的な場面を楽しめます。

秋の瀬良垣

ニシキフウライウオ
ニシキフウライウオ

秋になると北風が吹き始め、風の影響で観察できる生き物の種類が徐々に入れ替わります。
強い風が吹いた翌日は、新しく生き物が増えていないかと、宝探しを楽しみましょう。

特に、ニシキフウライウオやカミソリウオの登場は、瀬良垣の海に秋の到来を感じさせます。

水中洞窟があるダイビングポイントでは、洞窟内外でリュウキュウハタンポやキホシスズメダイが冬に入る前に最後の大きな群れを形成します。

カンパチやイソマグロなどの大型の捕食魚も浅場に姿を現し、タイミングが合えば小型の魚を捕食する、大迫力の光景を見ることができます。

冬の瀬良垣

水温が下がり始め、サメの仲間やウミガメなどの人気生物は動きが遅くなります。
普段なら泳ぎ去って行くこれらの生き物をゆっくりと観察するにはうってつけのシーズンです。

ジョオウミノウミウシ
ジョオウミノウミウシ

ウミウシの仲間も徐々に姿を見せ始めるほか、秋までに誕生した生き物の成長をじっくり楽しめます。

のんびりとしたダイビングや、写真撮影を楽しみたいダイバーにおすすめのシーズンと言えるでしょう。

ダイビングポイント紹介

水中洞窟や、一面のサンゴ、ゆっくりと楽しめる砂地ポイントなど、瀬良垣の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

万座ドリームホール

瀬良垣エリアを代表する、L字の形をした水中洞窟があるダイビングポイント。
水深6mのリーフトップ(サンゴ礁の最浅部)に、人1人が通れるほどのサイズの縦穴があり、そこから洞窟内に侵入します。

縦穴を通過後するとドーム状に開けた空間が出現し、小さな横穴へと繋がっていきます。
横穴も人1人が通り抜けるほどのサイズで、大きく空いたアーチ形の出口が目の前に広がります。

その出口の形がポケモンのピカチュウに見えるというダイバーも多いとか!
出口はドロップオフに空いており、ここではリュウキュウハタンポの群れを高確率で見ることができます。

洞窟内の暗さとと差し込む光のブルーのコントラストが美しいダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約5分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】何かに捕まらなくてはならないほどの流れが出ることがある
【ナイトダイビング】×

ミニドリーム

万座ドリームホールの縮小版とも言えるダイビングポイント。
洞窟の入り口は水深3mにあり、入り口周辺にはミドリイシの仲間やハナヤサイサンゴなどのサンゴが一面に群生しています。
その光景は壮観で、サンゴの産卵観察にも利用されるダイビングポイントです。

万座ドリームホール同様、L字の水中トンネルで、最大深度は18~22mほど。

サンゴ礁の外側や深場では、小さな生き物も多く、地形だけでなく生き物も楽しめるダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約5分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】22m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】○

瀬良垣、ミニドリームのオープン確率

なかゆくい

「なかゆくい」とは沖縄の方言で「一休み」という意味があります。
その名の通り、白い砂地が広がるのんびりとしたダイビングポイントです。

水深7m程度まで潜ると、白い砂地にサンゴや岩の小さな根が点在しています。

根:岩やサンゴなどが、水底から隆起した場所のこと

浅瀬にあるクリーニングステーションにやってくるマダラトビエイやウミガメを高確率で見ることができます。

クリーニングステーション:体表のゴミを食べる生き物に掃除をしてもらうために魚が集まると考えられている根

沖側25m付近にある漁網跡は現在漁礁となり、季節ごとにさまざまな魚を観察できます。

流れもほぼ無く、体験ダイビングからファンダイビングまで広く楽しめるダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ。港から分)
【最大水深】32m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】○

瀬良垣、なかゆくいのオープン確率

その他のダイビングポイント

ゴジラの割れ目、顔面ホール、恋人岬、瀬良垣アウト、男岩、かさむとぅ、トシポイント、シルジナー、クロスライン

瀬良垣へのアクセス情報

公共交通機関でのアクセス:
那覇空港よりハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄行きの高速バスで1時間10分、ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄下車。
ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄から、ダイビングの拠点となる瀬良垣漁港までは徒歩約10分。

路線バスの場合は那覇空港から沖縄バス [120]名護西空港線、名護バスターミナル行きで約2時間、瀬良垣ビーチ前下車。
瀬良垣ビーチ前から、ダイビングの拠点となる瀬良垣漁港まで徒歩約8分。

車でのアクセス:
那覇空港から国道58号線へ出て北上します。
恩納村仲泊からはバイパス58号線と分岐するため、海岸線沿い、バイパスではない方へと進みます。
「瀬良垣ビーチ」の看板を越して100m先を左に曲がるとすぐに瀬良垣漁港の入口が見えてきます。
空港から約90分で到着します。
リゾートホテル『ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄』が目印です。

高速道路を使用する場合、那覇空港最寄りの豊見城・名嘉地 IC より沖縄自動車道を利用し、屋嘉 ICで一般道に出て、県道88号を万座毛方面へ。空港から約60分で到着します。

瀬良垣漁港には駐車場はありませんが、駐車できるスペースが若干あります。車でアクセスする場合は、利用するダイビングショップに事前に問い合わせ見ましょう。

瀬良垣の観光情報

ランチでオススメしたいのは、やっぱり沖縄そば。
なかでもおすすめしたいお店は、沖縄そば専門店なかむらそばです。

沖縄そばやソーキそばはもちろん、一番人気なのはアーサそばです。
アーサ(あおさ。和名:ヒトエグサ)という海藻が、麺やかまぼこに練り込まれ、スープにも大量にトッピングされています。

もちろん沖縄名物のジューシー(炊き込みご飯)もいただけるので、ダイビングのあとにぜひ立ち寄ってみてください。

▶︎なかむらそば(https://www.ii-okinawa.ne.jp/people/menmen/

瀬良垣漁港から車で3分のてぃだ工房では琉球ガラスの制作を体験できます。
吹きガラスやとんぼ玉作りを体験することができ、翌日に作品を受け取ることができるので、自分で作った琉球ガラスのグラスで沖縄の泡盛を楽しんでみてはいかがでしょうか。

▶︎てぃだ工房(http://www.teida.ryukyu/

情報・写真提供:Livefish OKINAWA(https://www.live-fish.jp/

ScubaMonsters編集部

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