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夢見た光景は初夏の阿嘉島にあった。幸福感溢れるケラマブルーの海へ

海のレポート

美しいものが美しくある。
それが、僕が阿嘉島(あかじま)の海に感じる魅力。

阿嘉島の海に潜ると、何もしなくてもいい。
カメラを置いて呼吸をすると、森林で深呼吸をしたような深い幸福感に包まれる。

こんにちは。
Under Water Creatorの茂野です。

夏の訪れを前に、どうしても紹介したい海があります。
それは、初夏から最高のシーズンを迎える沖縄県慶良間諸島、阿嘉島です。

クリアな水、白い砂地と美しいサンゴ、そして、そこに息づく魚たち。
ダイバーならば、いや、ダイビングをしたことがない方も一度は憧れを持ったことがあるかもしれない、夢に見たような癒しの光景が待っています。

何十年、何百年と命の営みを続けてきた阿嘉島の海。
写真はすべて昨年(2021年)4月に阿嘉島に滞在をした時に撮影したものですが、今年も変わらぬ表情をきっと見せてくれるはずです。

ぼーっと写真を眺めるだけでも、癒されるんじゃないかと思います。
どうぞ、のんびりと読んでみて下さい。

ただただ美しい阿嘉島の海

阿嘉島の海の1番の魅力は、穏やかで美しい浅瀬の光景でしょう。

阿嘉島でメインフィールドとなるエリアは、渡嘉敷島と座間味島、そして阿嘉島に囲まれた、非常に穏やかな内海です。
四方を島々に囲まれているため風の影響を受けづらく、なおかつ台風などでも大きなうねりが入ってきづらい。

そのため、浅いところから砂地にポツンとサンゴがあるなど、海外でいうインリーフのような美しさがあるんです。

これは僕が1番好きなナベヤギリというダイビングポイント。
水深5mくらいのところにサンゴがあり、そこに溢れんばかりのデバスズメダイが群れています。

THE慶良間とも言える光景に一瞬で目を奪われることは間違いないでしょう。

そしてここは、白い砂地、サンゴ、デバスズメダイに目がいきがちですが、本当に美しいのは水面から入ってくる光のきらめきなんです。

ただ、その光のゆらめく感じを写真で撮るのは難しいのですが、少し上から見ると砂地にキラキラと光の影ができているのが見えるでしょう。

さきほどのデバスズメダイが群れていたサンゴを上から撮影した図
さきほどのデバスズメダイが群れていたサンゴを上から撮影した図

まるで黄色と青の日の丸のような景色。
流れもなく穏やかで水深も浅い、そんな場所だからこそ、いるだけでも気持ちがいいし、心にも余裕ができる。

そんなナベヤキだからこそ、皆さんも自分らしい工夫をした写真を納得いくまで撮影できると思います。

僕は、阿真ビーチ前というダイビングポイントにも、よく潜ります。

座間味島にあるビーチの目の前にあり、白い砂地が広がる非常に穏やかなダイビングポイント。
本当に呼吸をしているだけで幸福感に包まれる大好きな場所です。

こんな場所、他になかなかないと思います。

砂地をのんびり潜っていると、アオウミガメもよく姿を見せてくれます。
カメなんてと思う方もいるかもしれませんが、ケラマブルーとも呼ばれる青く澄んだ海の中でのアオウミガメは格別に美しいですよ。

〇〇ブルーという表現はいろんな海で使われますが、優しいラムネ色のソーダブルーのケラマブルーは、まさに独特なものだなと思います。

命がきらめく初夏の阿嘉島

春が終わり夏に向けて一気に魚たちの量が増え、命に溢れるのが沖縄の初夏の海の特徴です。
もちろんこの時期は阿嘉島もたくさんの魚たちで溢れ、ダイバーたちを楽しませてくれます。

阿嘉島には大きな美しいリュウキュウイソバナが生えているダイビングポイントが多いのですが、そこにはキンメモドキが溢れんばかりに群れていました。

隣にはクマノミもいて、生き物たちが寄り添って生きていることがわかります。
初夏は生命が溢れる時期、つまり幼魚が生まれ育っていく時期でもあるんです。

イソバナの周りを丁寧に見ていけば、アマミスズメダイの子どもが隠れていたり、

ハナゴイの子どもが隠れていたり。

この辺は定番の生き物で、あえて探さなくても目に入ってくる生き物です。
こんな光景、そして可愛い生き物が溢れているなんてどれだけ贅沢な海なんでしょう。

阿嘉島を含めた慶良間諸島はワイドのイメージを強く持っている方も多いですが、マクロもシチュエーションが豊富で面白いんです。

他にも初夏の時期といえば、スカシテンジクダイも根を覆うように群れています。
岩の影にはキンメモドキが、岩の上にはスカシテンジクダイが太陽の光を浴びてキラキラと輝いているのがこの時期の阿嘉島の風物詩でしょう。

そこにユカタハタなんかが絡んでくると彩りも追加されて本当に美しいんです。

このスカシテンジクダイがいると、マクロで撮ってもキラキラとキレイ!!

スカシテンジクダイを主役にのんびりその光景に癒されるも良し、キラキラと背景に入れてじっくり撮影するも良しです!

ちょっとやりすぎかもしれませんが、僕はタテスジハタの幼魚(ちょっと珍しい)をバックにスカシテンジクダイを置いてキラキラにしてみたりして遊びました。

阿嘉島の良いところは初心者から上級者、プロのカメラマンまで同じポイントでのんびりと楽しめるということです。
誰が見ても美しい光景が広がっています。

初心者からでも楽しめるバリエーション豊富な魅力

阿嘉島のダイビングの魅力は、本当にわかりやすい。

青い海に白い砂浜、そして美しい珊瑚礁。

誰しもが憧れたダイビングの風景がここにあると思います。

多くのダイビングポイントの浅瀬では、こんなモリモリ元気なサンゴを見ることができます。

このダイビングポイントもサンゴ狙いのダイビングポイントではなく、洞窟ポイントの近くにあるサンゴがキレイな根で、このサンゴを超えていくと……

こんな感じに光の入り込みが非常に美しい地形ポイントが待っています。

この抜けるように爽やかな光は、透明度が非常に高い慶良間諸島ならではの美しさ。
慶良間の地形ポイントは水深が浅いポイントが多いので、安心して楽しめるし、本当にずっとここにいられるような気持ちになります。

他にも砂地を見れば、チンアナゴなんかもたくさん!

阿嘉島の隣の座間味島ではNHKのテレビ番組「ダーヴィンが来た」でチンアナゴの生態の撮影がされたくらい、チンアナゴがたくさんいるダイビングポイントがあるんです。
もちろん阿嘉島からもそのダイビングポイントに潜りにいくこともあります。

こういったバリエーションの豊かさも阿嘉島のダイビングの魅力ですね。

もちろん外洋ポイントにドリフトダイビングをしに出かけたり、時には渡名喜島に遠征したりと、本当に様々な楽しみ方ができます。

ケラマは阿嘉島に滞在してのんびり潜ろう

島を離れる時にお見送りに来てくれたシーサー阿嘉島店のスタッフの方々
島を離れる時にお見送りに来てくれたシーサー阿嘉島店のスタッフの方々

今回、僕が利用したダイビングショップはマリンハウスシーサーの阿嘉島店。

いわゆる大手のダイビングショップと言うと良いイメージを持っていない人もいるかもしれないですが、シーサーは阿嘉島に拠点を置く現地のダイビングサービスです。
スタッフの方も毎日阿嘉島の海に潜り込んでいるし、安心して楽しむことができました。

またシーサー阿嘉島店では3隻の船を持っていて、ダイビングのレベル別にチームや船を分けたり、遠征組と内海で潜る組に分けたりしてくれます。

阿嘉島ではダイビングポイントが近いこともあり、通常のダイビングでは1本潜るごとに港に戻り、なおかつホテルに戻ることができます。

シャワーや設備などもキレイで本当に快適な1日を送ることができました。

部屋も明るくキレイなだけでなく、カメラの充電などがしやすいようにコンセントがたくさんあり、フォト派にもおすすめ。
まさにダイビングをするためだけに設計されたような施設です。

もちろん那覇から行く慶良間も手軽でいいですが、島に滞在するからこそ味わえる海、贅沢があります。

1度阿嘉島に来てしまうと、あまりの快適さにハマってしまうこと間違いなし。
是非潜りに行ってみて下さい。

取材協力:マリンハウスシーサー阿嘉島(https://www.seasir.com/aka/

■CHECK!■

今回ご紹介した阿嘉島のダイビングについては、茂野優太さんのブログ&Youtubeでも紹介されています。合わせて、お楽しみください。

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茂野優太

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Under Water Creator。 1991年、神奈川県生まれ。 海・ダイビングの魅力を写真、映像、文章、ガイドなど、多様なアプローチで発信する。 伊...

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