夏の葉山で生態観察!【みんなの海日記】
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海を愛するダイバーによる、リアルな海レポートをそのままお届けします。
一緒に海に潜っているような、身近なワクワクを感じましょう。
今回は、Twitterでただならぬ存在感を放っているブロガー、ダイバーラウンジさん!!
【PROFILE】ダイバーラウンジ
ブログ・ダイバーラウンジを運営しているブロガー。素人ダイバー代表と名乗り、ダイビングの魅力やノウハウ、体験談を自分なりにまとめている
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生態観察が盛り上がるシーズンを迎えた夏の葉山でのダイビングをご紹介いただきました。
様々な生物の繁殖行動が見られたようですね。(いいなー!)
では、はじまり、はじまり〜〜〜!
2021年7月17日に、神奈川県のダイビングスポット、『葉山』で潜ってきました!
東京都心から1時間ほどで来れちゃう海。その海では今、たくさんの生き物が産卵期を迎え、動きが活発な季節を迎えています♪
この写真はかなりボケてしまっていますが、この時期はたくさんのクロイシモチが集まっております。
アンカーに引っ掛けているロープ沿いにたくさんのクロイシモチが滞在してました。この日は少しうねりのある日だったこともあって、ロープの合間をゆらゆらと揺らされていました。笑
自分は写真におさめられなかったのですが、ゆらゆらしているイシモチの中に1匹、口内保育をしている子がいました。揺らされながらも自分の子どもを一生懸命子育てをしておりました。
ゆらゆら揺らされていたものがもうひと方。
砂まみれになってるので分かりにくいですが、サンゴタツさんでございます。
ロープに尾っぽを絡めてひたすら揺らされていました。
タツノオトシゴの仲間たちって、基本潮の流れにされるがままにあっち行ったりこっち行ったりしてますよね。笑
岩壁にビッシリ張り付いてるこちらは何かと言うと・・・
スズメダイの卵です!
よくよく見ると、もう産まれる直前まで来ているのか、1個1個の卵から目がクッキリ見えております。それもあって岩壁中がキラキラしてるように見えるんです。
卵は別のところにも。
ムチカラマツの仲間に海苔巻きのようにビッシリついてる卵、誰の卵か分かりますか?
はい、これが産んだ本人です。
透き通った体からガラスハゼと呼ばれています。葉山でよく見る生き物の1つです。
ただ、産卵したばかりのガラスハゼは初めて見ました!
小指の先っぽくらいの大きさでちょこちょこと動いてたのは、アオサハギの幼魚。
口の形やヒレの動きがすごい可愛い!
この時期だからこそ見れる生き物です。小さいしめちゃくちゃ動き回るから撮るの難しかった・・・笑
さて次に見たのはこちら。
写真少しボケてますが、やたら細長いのがたくさん見えますよね?
これ、何かと言うとバルタン星人・・・ではなく、ワレカラです。細長いの全部ワレカラです。
まさにワレカラ大家族。とんでもない数のワレカラがワッショイワッショイ動いていました。
人によっては閲覧注意レベルの映像です(笑)
頭にトサカのようなものを生やしたこちらはイワアナコケギンポ。
その名の通り岩穴に潜んだ状態でじっとしたり、浮遊してるプランクトンをパクパク食べたりしています。
葉山ではこうしたギンポ類にも多く会えます。真っ黄色なアライソコケギンポとかいますしね。
長ーい脚と特徴的な色合いという、独特な形をしているオルトマンワラエビがウミシダで動き回っておりました。ダイビング中に出逢えたら必ず撮りたくなる子です。動きも独特!
はい、そして仕上げはアヤニシキという海藻です!
綺麗な線模様が入ってて、ちょっと高価な扇子のような出で立ちをしています。
よく見るとポツポツ卵みたいなものがついてますよね?
これは卵ではなく、アヤニシキ自身の胞子を放出する嚢果という部位で、ここから胞子をポッと放出するんだそうです。
魚だけでなく、海藻も繁殖シーズンなんですね〜!
そんなこんなな葉山の生き物観察でした!
この時期の葉山は生態、特に産卵などの繁殖行動が盛んな時期です。
生き物としての活動がよく観察できる海になので、皆さん是非覗きに来てみてはいかがでしょうか?
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