大人気シリーズ”海猿”。
伊藤英明演じる海上保安官潜水士・仙崎大輔の活躍を描いた物語でありますが、
ダイバーの皆さんであれば1度や2度見たことがある方も多いはず!!
中には、仙崎大輔に憧れてダイビングを始めたという方も多いのでは??
今でもなおかつ、”海猿”を夢見ている貴方に、
海猿になる方法をまとめてみましたよ!!!
海猿とは??
※http://movie00.seesaa.net/より写真引用
そもそも、「海猿」という言葉が造語であるということは皆さんご存知なはず!
海上保安庁に所属する潜水士のことを、作中で使用していたため、
一連の映画やドラマのヒット以降、
マスコミや一般人の方が海上保安官の潜水士を指して「海猿」を用いる例も散見されるようになっていますね!!
海猿になるには??
まず、海猿を目指すには、海上保安官になる必要があります。
海上保安官になるためには様々なルートがありますが、
海上保安官の中でもエリートである「海猿」(潜水士)を目指すには、
海上保安学校もしくは、海上保安大学校に入学する必要があります。
ちなみに入学試験のレベルは、かの有名な東京大学レベルなんだとか。。。
海猿になるまでの道のり
海上保安大学校や海上保安学校は、
将来海上保安庁の幹部となる職員として必要な高度な知識と技能を教授します。
他の大学などと同じく一般教養は学ぶものの、
それにプラスして、優れた人格とリーダーシップの育成、高い教養と見識の修得、
強靱な体力・気力の錬成の3つを教育方針に掲げています。
もちろん全寮制となります。
(ただ、学校なのに学費はゼロ。なんとお給料が出ます!!)
卒業後は、海上保安官として様々な勤務に従事することとなります。
一定の現場経験を積んだものから、本人の希望・身体検査などを受け、潜水研修の研修生として選抜されます。
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潜水研修の選考基準
● 本人の希望・適性
● 年齢(研修実施年度の4月1日現在で、30歳以下)
● 健康診断結果(裸眼視力両眼0.6以上、握力30kg以上、呼吸器、循環器に異常がないことなど)
● 水泳能力
イ 一呼吸により約23mの水平素潜りができること。
ロ 約300mの水泳ができること。
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研修生に選抜された後、海上保安大学校で約2ヶ月間、寮生活を送りながら潜水研修を受講し、潜水に必要な知識・技術を身に付けます。
研修内容は、座学(潜水学、潜水医学等)と潜水実習(スクーバ潜水法、生存者救助法等)から構成されます。
※http://www.kaiho.mlit.go.jp/より写真引用
潜水研修を修了し、潜水士国家試験に合格すると、「潜水指定船」に配属され潜水士として任命されます。
その後は、船艇勤務を行いながら、海難救助にあたります。
さらに、潜水士として一定の経験を積んだ後は、
本人の希望と適性により、機動救難士や特殊救難隊員として、より高度な海難救助活動に従事する道もあります。
仙崎大輔は、特殊救難隊員としてまで上り詰めていますね!!!
ざっくりとご説明しましたが、
絶対簡単になれる職業ではありませんね。。
ただ、めちゃくちゃかっこいい。。
我々ダイバーにとって、”海猿”は憧れの職業でもありますね。。