秋の大瀬崎で撮りやすい被写体を撮ってみよう!の巻
こんにちは〜!11月ともなると秋も深まってきて冬の気配。寒くなってきましたね!
もう夏も終わったしダイビングはまた来年かなっておっしゃる方は手をあーげてー!
ハイ!
喝\\\٩(๑`^´๑)۶////
そんな方にこそ冬の海の魅力を知ってほしいー♪
そんなこと言ってる私もめちゃめちゃ寒がりで冬が一番苦手です。
子供の頃は大人になったら冬のない南国に住みたいって思って英語を勉強!していた…ような………。
あれ、、、したはずなのにめっちゃ日本在住だなぁ(°▽°)笑
まぁ、そんな生粋の寒がりの私でもなんとかかんとか大丈夫!秋冬の海!特に秋はわたしの大好きな幼魚の季節。
この時期は外せません!
冬のダイビング、寒くないの?
この質問、ダイビングを趣味にしてるとノンダイバーさんに聞かれると思うんですが、寒くなくは……ないですよね(..)
ちなみにわたし調べ、ノンダイバーさんに聞かれる質問第一位は「サメ怖くないの?」ですね。
「サメは怖くないです!むしろ横で泳ぎたいし、本当はなでなでしたいくらいに大しゅきです!!」と答えると変わった子だわって顔されるから気をつけましょうね^ ^⭐︎笑
さて、話を戻すと、冬は寒いです!
寒いんか〜い!寒いの嫌なんだよ〜!という寒がりさん達の声が聞こえてきそうですね。笑
が、しかし!さまざまな対策をすれば全然海に潜れちゃうんだな〜。
秋なんてエントリーしたら外のひんやりした空気より、あらま〜海の中の方が暖かい!ってこともしばしば。
ドライスーツ、着れば着るほど快適です。
吸湿発熱素材を使用したインナー(ヒートテックなど)とカイロを駆使するダイバーも多いですよね。
最強アイテム、ヒートベストを召喚するもよし。
私は真冬になったらカイロ派。
いつかヒートベスト使ってみたいな〜。
足先から冷えるから靴下は厚めが断然おすすめですよー!
秋のお楽しみ
さてさて、寒さに負けずに潜る理由。
冬の入り口のお楽しみがこちら。
シロクマちゃん1号^ ^
はい!見てこの配色!
はい!かわいい!!
この子はクマドリカエルアンコウと申しまして、ぽてっとしたサイみたいな見た目ですが、釣りをしながら暮らすお魚さん。
上の写真はちょうどエスカと呼ばれる擬似餌を伸ばしてるところ。
これをフリフリして釣りをするんだって。
白色のクマドリカエルアンコウだから、ダイバーからシロクマの愛称で呼ばれています。
大瀬崎では秋口になるとそろそろかな〜って登場をわくわく待つのがダイバー達のお約束。
今年も出ましたシロクマ1号。しかも湾内の浅場で。しかもぷりぷりの幼魚サイズ!
夏にはなかなか見られない代表のお魚と言えますね。
さて、さっそく潜りたくてうずうずしてきましたか?笑
大瀬崎とは
併せて今日は、わたしが通い詰めている大瀬崎について紹介してみようかなと思ってます。
大瀬崎は西伊豆にある超有名ダイビングスポット。
エントリー口が沢山あるのですが、ざっくり分けると外海と湾内と先端があります。
外海と先端は潮当たりがいいのでソフトコーラルがもさもさ。
湾内は砂地に人工魚礁が点在していて、そこにお魚たちがいてのんびり潜れます。
そして、漁礁だけでなく砂地にもお魚います♪
講習で利用したよってよく聞きます。
しかし、わたしは言いたい!
講習だけで終わっちゃもったいなーい!なんでそんな生物知ってるのっていう珍しい生物情報がわんさか聞こえてくるんです(°▽°)
大瀬崎おすすめベスト5
今日は大瀬崎のちびっ子たちを紹介したいのですがいかんせん広くて数も多い。
うーん困った!自分だったら何が知りたいかな?ってことで、写真に撮りやすい子達を紹介してみようかな?ってことでいってみます^ ^
①おすすめ被写体No.1:ミジンベニハゼ
大瀬崎といえば〜の黄色い子!
瓶からぴょこっとミジンベニハゼです。
小さなひよこ色のハゼが瓶から顔を覗かせています。
この子達はアイドルなので(?)撮る角度によってはおめめがグリーンになるんです。
写真はおめめの角度に注意して撮ってみるのがおすすめ!
他の瓶のミジンベニハゼを見てみたところ、卵でお腹がぱんぱん!
しばらく様子を見ていると、奥にももう1匹確認できました。
オスは恥ずかしかりやさんなんですかね。
と思ったら……!
オスが前に出てきてくれました^^
後ろのメスのお腹がパンパンでピンクに色づいているのも見えますか??
わたし的には1匹でいる子の方がおすすめ。
落ち着いて写真撮れるから。笑
2匹いると嬉しいけど、2匹入れたいと思うのがニンゲンのサガ。
一気に難しくなる気がするよ〜(◞‸◟)
過去にはこーんなぷりぷりのちびっこちゃんや、
タコノマクラ(ウニ)をおうちに選んでいた子なんかにも出会えました。
このようにおうちに注目して見てみるのもおすすめです。
ってことで、最近のおうちはどうかな?
ちょっと秋冬のニットっぽい質感で冬支度風でしたよ〜(2022年11月)
②おすすめ被写体No.2:新魚礁の上のお魚達!
大瀬崎の新魚礁に行ったら、ぜひ屋上まで見てね!
そこには植え付けられた珊瑚があり、さながらステージ。お魚達が群れています。
お気に入りの子を探して観察してみるのがおすすめ。
ここの珊瑚はとってもデリケート。
なので手をかけて折ってしまったり、カメラなど当てて壊さないように注意しながらそーっと覗いてみてくださいね。
伊豆でばかり潜っていると台風の後は思わぬ来客があるかもってワクワクします!
今日はどんな子がきてるかなって探すのが最高に楽しいです。南方種わっしょーい(*´꒳`*)
③おすすめ被写体No.3:ネジリンボウとヒレナガネジリンボウ!
砂地が広がる大瀬崎。
ハゼ好きにはたまらん場所です。
その中でも人気で定番と言えるのがこちらのお魚。
ほうほう。この子は完全リラックスモードでぼーっとしてらっしゃる!笑
飛んで〜って思いながら粘ったけど、ご気分じゃなかったご様子。
砂地の生物、パパッとななめ上からとるより断然、カメラの底面が砂地につくほど低い位置からとってみるのがおすすめ。
上から来られると怖がっちゃう子が多いみたい?あんまり近寄れない事が多いです。
あとは、この子達を巣穴に引っ込ませないコツは共生しているエビのことを観察すること。
エビが砂を運んだり出てる時はまだまだリラックスムード。
よーく観察してみると、警戒してくると尻尾でエビになんか変なの(ニンゲン!)きたよ!ってお知らせしてるのが見えると思います。
このサインを見たらそれ以上近づくのは一旦ストップするのが良いでしょう。
多分これが警戒の尾びれの動き。
エビさんは無視することもあるようですね…笑
ペアもいいねぇ〜
鼻息が荒くなってくると水中では大きな音が出てしまうのでお魚はびっくりして隠れてしまうのでご注意を。
後はご機嫌良いこと願うのみ^ ^
今年の秋、こんな子たちも見られてます!
④おすすめ被写体No.4:穴からこんにちは系のみなさん
ダークな色彩にフテキな笑み……ハロウィンっぽく撮ってみました☆彡
あぁ、この子はニッコリしながら頭を揺らす動きが可愛いんでぜひ目で見てほしい!
穴からこんにちは系のお魚達はじーっと撮影に付き合ってくれます。
写真の撮りやすさはNo.1!
海の写真はどうしてもブレがつきもの、何枚も撮らせてもらって練習しちゃいましょう♪
⑤おすすめ被写体No.5:海のすみっこぐらしさん達
皆様ご存じ、水中では青かぶりという現象が起きます。
内蔵フラッシュだけではなかなか色を再現するのは難しいのでライトやストロボなどの光源を加えてほしいと思います。
水中撮影では必須と言っていいと思います。
まずは手頃なのはライトから?チャレンジしてみてくださいね。
少しづつ外部光源を使った撮影に慣れてきたら、暗闇にしか見えないすみっこの方にも目を向けてみてください。
撮ってほしいお魚たくさんいますよ〜!
大瀬崎に限らずですが、お魚たちは岩と岩の隙間に住んでいる子も多いです。
イシモチってお魚の仲間、知ってますか?
そうそう、岩の隙間にいる地味めなあの子。
たくさんの種類がいますよ。
見分けられるようになるととっても楽しい!
あー、、人が近づいたから嫌がってそっぽむいて、背を向けてます。
でもイシモチの仲間達は穏やかで、ぴょーんとは他の場所には行かないので時間をとって待っててあげれば元の場所に戻ってきてくれます。
わたし気づいちゃったんです!この子達の背中がピンクのラメラメだって!
だから背中のラメラメにピントがくるよう頑張ってみました!
しっかり光を回して…と。
撮ったどー!笑
近くにあったウミシダ。
アップにすると繊細な構造がよく見えてきれい!植物っぽく思われますが、こちらも動物とのこと。
あんまり動かない!
うん。撮りやすかったです!
よーく壁沿いを観察すると…
具体的には湾内のケーソンの下の暗闇で出会えたよ〜!
でも今年の夏、土砂崩れが起きたことにより、ケーソン付近は泥の堆積があります。
巻き上げには注意です。
非常に小さなお魚で敏感な子が多いので撮影難易度は高いかもしれません。
でもこの綺麗なキラキラのお顔とおめめを見てほしいとハゼ好きの私は思うので、ぜひ挑戦してみてほしい被写体です♪
夢中になって写真をとって楽しい時間を過ごして顔を上げると…ギャァー( ゚д゚)
岩場に人が挟まってる!???
いやいやよく見ればこれはわたしのバディですね!
このまま静止してお魚を撮っているんです。
いつものことで、全く動かず心配になりますが、平常運転。
みなさんも撮りやすい姿勢を見つけて楽しんでくださいね。
魚観察も楽しいけどバディの生態観察も安全管理になるし楽しいのでぜひどうぞ!(しないか!笑)
お土産は…
大瀬崎からのこの時期の帰り道のお楽しみはおみかん(^^)
道端にある直売所でゲット!
特にこの、『ゆら早生(わせ)みかん』を見たらぜーったいゲットするのがおすすめです!
温州みかんの品種の中で生育期間の短いものを早生みかんと呼びます。
さらに生育期間の短いものは極早生みかんと呼ばれます。
酸味もしっかり感じることのできる爽やかなお味が特徴です。
サッパリ派におすすめ。
その極早生みかんの中でもゆら早生みかんという品種は高糖度種で甘みが強いのが特徴の品種だそうです。
甘党派はこっち!なかなか流通しないそうなので、道すがらの直売所で見かけたら是非食べてみてくださいね〜!
Special thanks:はまゆうマリンサービス(https://hamayuu.net/)
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