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格安ショップの秘密

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何かを購入するとき、誰だって高いよりは安いほうが嬉しいですよね?

しかし、自分の感覚よりもあまりに安いと、それはそれで何かウラがあるのではないかと思ってしまうという経験があると思います。

ダイビングでも”格安ショップに気をつけましょう”という様な話は散見されます。

よくある話として

  • 器材を半ば無理やり買わされる
  • “料金に含まれないもの”がやたらと多くて高い
  • スタッフ人数や日数の削減など、行き過ぎたコストカット

などが指摘されていることがあります。

果たして本当にそうなのでしょうか?

一昔前は、半ば強引に器材を販売してしまうようなショップが存在していたことも事実です。

しかし、ある時期に行政処分が入ったことなどをキッカケに、今ではまず無いと思われます。

最終的にかかる費用と、どんな内容なのかを事前に問い合わせたものの、どうやら悪くなさそう。
でもなんだか不安。

そんな心配性のあなたへ、格安ショップが成立する秘密を教えちゃいたいと思います!

安い理由

宿泊施設や現地の施設を持っている、または特別提携をしている

仕入れコストをカットしているケースです。

10年以上やっているような店舗だと、割とよくあるケースだと思います。

副業がある

じ・つ・は、通常のダイビングショップを営業するよりも、潜水士業務(潜水作業や潜水調査)の方が儲かります!(言っちゃって良いのかな…笑)

しっかり利益をあげるのはそっちで、でもダイビングは大好きだし、その楽しさをたくさんの人に伝えたい!なのでダイビングショップもやっている。

実はこんなお店もちらほらあったりします。

また潜水士業務以外にも、専門学校に講師として入っていたり、スポーツクラブに入り込んでいたり、固定の大型顧客を持っているお店もあります。

そういったお店は、一般の講習などに求める利益率が、通常よりも低くてもOKと考えていることが多いので、低価格を実現しています。

間口を広く構えるというポリシー

恐らくこれが一番多いケースです。

とにかく沢山のダイバーを作ることで、その後のファンダイビングやステップアップ講習で利益を頂く。(もちろん不当な利益ではなく)

ダイビングだけではなくあらゆる業種で最も苦労するのが新規顧客の獲得です。

それを実現するために、赤字が出たとしても、それを販促費と考えて運営を行っていたりします。

ちょっと!バラしちゃダメじゃん!と関係者の方から怒られそうですが、基本的にはどこのお店も企業努力の結果として低価格を実現しています。

格安ショップに気をつけましょう、と言う事は簡単ですが、そこまで心配する必要は無いと思います。

どんなお店であっても、最終的にはスタッフとあなたとの相性が一番大事です。

相性ばかりは、一度実際に訪れてみないとわからないですね。

であれば、格安であることもチャンス、お試し、のつもりで訪れてみるのはいかがでしょうか。

万が一、イマイチだったとしても、サッと逃げてしまえば良いのです(笑)

細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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