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【聞いてみた】でっち経験が就活に活きたってホント??

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年が明け、新4年生となる皆さんは来たる就職活動にソワソワしている時期でしょうか?

もしかすると、既に具体的に動いている方も多いかもしれませんね。

 

だいがくではこれまでも、学生ダイバーと就活について、ご紹介して来ました。

【学生ダイバーの就活ってどうなの!?】希少価値アピール編

【学生ダイバーの就活ってどうなの!?】人脈大作戦編

【学生ダイバーの就活ってどうなの!?】ダイバーの強み編

【学生ダイバーの就活ってどうなの!?】面接対策編

就活が目前に迫った皆さんにはこちらの記事を参考にして頂くとして…

 

話は変わって、でっち。

夏休みなどの長期休暇を利用して、ダイビングショップに研修に行きませんか?というものです。

 

元々筆者も学生時代に与那国島でのでっちを経験し、得難い経験をしました。

スキルアップだけでなく、受け入れて頂くショップのスタッフとの出会い、ゲストの人々との出会い、知り合いが1人も居ない環境、などなど…

そんな経験をもっとして欲しい、という想いから『DETCH!』として研修先をご紹介させて頂いているわけです。

海の研修生募集!DETCH!

 

当初は純粋に自分と同じ経験をして欲しい、というだけだったのですが、どうやらでっちを経験した人々は、就活に活かしているというではありませんか。

そんな話を小耳に挟んだので、今回はでっちを経験した2人のダイバーに、でっち経験をどの様に就活に活かしたのか、聞いてみました!

 

でっち経験×就活

①Aくんの場合

大学:日本大学

就職先:金融業界

でっち先:石垣島

 

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?

3月の情報解禁から。

ただしSPI対策の勉強は年末頃から。

 

Q2:面接でダイビングの話はしましたか?また、反応は?

必ずしていました。

一度、面接官もダイバーで、ダイビング談義をしているうちに時間が無くなってしまい、そのまま次の面接に進んだことも(笑)

ダイビングを通して培ったことを話すと、こちらの想定以上に興味を持ってもらえることが多かったように感じています。

 

Q3:でっちをして得をしたと思ったことは?

ショップのスタッフだけでなく、多くのゲストは普段の生活じゃ絶対に出会うことの無い人たちという点が大きかったです。

様々な年齢層の人と多く関わることで、知らず知らずのうちに大人とのコミュニケーション能力が鍛えられた気がします。

 

Q4:でっちをして損をしたと思ったことは?

全く無いです。

 

Q5:その他

インターンに行かなきゃダメ、と言われることもありますが、全くそうは思いませんでした。

もちろん時間に余裕があれば行くに越したことはありませんが、インターンよりもやりたい事、やった方が良いと思うことがあればそっちを優先した方が良いと思います。

義務感でインターンに行くよりも、確実に話せる事が増えるので…

 

インターンのことを語れるのはその会社だけなので、例えば5日間行くとすると、1ヶ月30日でも6社。

だったら1ヶ月でっちに行った方が、どこの会社でも自信を持って話せる経験を得たり、多くの事を学んだり出来、その話を10社でも20社でも出来ると思いました。

 

②Bくんの場合

大学:明治大学

就職先:不動産業界

でっち先:沖縄本島・北谷周辺

 

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?

3年の1月頃から。

 

Q2:面接でダイビングの話はしましたか?また、反応は?

話していました。

ただ、ただ『ダイビングやってました』だけだと『珍しいね』だけで終わってしまうこともしばしば。

残念ながらライセンスを持っている面接官に出会うことはできませんでした(笑)

 

学生ダイバーが珍しいということに自信を持って、『ダイバーだからこそこんなことが身につきました』という展開で話すと、興味を持ってもらえることが多かったです。

 

中でもやはり食いつきが良かったのはでっちの話で、『1つのことに熱中する』という点は高評価に繋がることが多かったです。

一方で、ダイビングに熱中しすぎて成績が芳しく無かった点を突っ込まれることもありましたが(笑)

そこは『熱中力』で押し切りました(笑)

 

Q3:でっちをして得をしたと思ったことは?

1つは新しい環境での成功体験です。

物凄く忙しい時期なので、でっち中はこちらも必死に食らいつかないと教えてもらえないという環境でしたが、最後にはその頑張りが認められた話は、どこで話しても興味を持ってもらえました。

 

もう1つはブリーフィングです。

最終的に、スノーケリングのブリーフィングなどをやらせて頂く機会があったのですが、何度かやるうちに話を聞いてもらう難しさを痛感しました。

試行錯誤するうち、自分なりに惹きつける力を学ぶことが出来たように感じます。

 

Q4:でっちをして損をしたと思ったことは?

損とは少し違いますが、ダイビングの特徴として、競技性がないことが挙げられる思います。

野球やサッカーは〇〇大会〇位としっかりした功績を表せますが、ダイビングは難しい。

だから、珍しいダイビングの話をどう魅力的に掘り下げて話すかやはり難しかったですね。

 

Q5:その他

楽しく、かつ安全にダイビングを行うことを考え、どうやったら後輩にそのことを伝えられるか。

この辺りもダイバーじゃないと出来なかった経験だと思いました。

 

自分の場合はでっちの経験があったこともあり、サークルでは幹部と言う立ち位置でしたが、幹部で無くても全ての先輩ダイバーに言えることだと思うので、後輩のためにも、自分のためにも、しっかりダイビングに打ち込むと良いと思いますよ!


 

確かに筆者の同期や後輩たちも、でっち経験がある人ほど就活には苦労していなかった様な…

必ずでっちじゃなきゃいけない、ということは全くないと思いますが、人とは違う経験をしている人は魅力的ですもんね。

最近は留学さえも珍しくなくなって来てますし…

 

就活のためのでっち、というマインドだと、きっとダイビングショップのスタッフの方には一蹴されてしまうことでしょう。

でも、そこで気づくことが出来れば儲けたもの。

 

もちろん第一はダイビングのスキルアップですが、でっちにはこんな良いこともある。

そんな風に頭の片隅に置いておいて貰えれば幸いです。

 

ホンネを言えば、でっちを通してダイビングの仕事に魅力を感じてもらい、ダイビングを仕事にする人が増えて欲しいところではありますが(笑)

 

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細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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