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サカナはCO2で酔っ払う!?!?

column

皆さんは、お酒が好きですか??

好きではない方も、好きな方も

『お酒で酔っ払う』という経験はありますよね??

 

では、「窒素酔い」という言葉、

ダイバーである皆さんはもうご存知ですよね??

※知らないよーって方!!!オープンウォーターダイバーからやり直しですよー!!!> <

 

窒素など不活性ガスには麻酔作用があり、
分圧が高くなる(深く潜る)ほど麻酔作用も増します。
ダイビングにおける窒素の麻酔作用を窒素酔いといいます。

 

窒素酔いは個人差があって、何メートルで起こるかははっきりいえませんが、
水深25m~30m(窒素分圧2432mmHg)前後から現われると思っていた方がいいでしょう。

つまり、、ふかーく潜ると、お酒を飲んだように気持ち良くなってしまうのです。

 

今回ご紹介したいのはー!!!!

“魚でも酔っ払う可能性がある”

ということです。

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お酒に酔っ払うというわけではございません。笑

魚は、二酸化炭素(CO2)によって酔っ払う可能性があるそうです。

 

オーストラリアのニューサウスウェールズ大学の研究チームによると、

海水中の二酸化炭素(CO2)濃度が上昇することで、
2050年までに、魚が「炭酸酩酊(めいてい)」に陥り、
海で迷子になる可能性がある。

と、2016年1月に発表されました。

つまりこれ、どういうことかというと、

 

CO2が魚の脳に影響を及ぼし、魚は方向感覚を狂わされ、巣への帰り道を見つけられなくなる。
捕食動物がどこにいるのかすら分からなくなる。

⇨食物連鎖が崩れる(現在以上に捕食されてしまう等)

⇨エコシステムが崩れる

⇨漁業への影響

 

が想定されてしまいます。

気体は液体に溶けます。

CO2も例外ではありません。

だからといって、「CO2を排出する人間が潜ることをやめましょう。」とは、

ダイバーとして言いたくないですし、

ダイバーが排出するCO2等たかがしれています。

貴方が設定しているその空調の温度、適切な温度ですか?

その温度2度だけ変えてみませんか?

私たちの生活のためには、

“海”

は欠かせない存在です。

 

その海を守っていくためにも、

CO2を少しでも排出しない世の中を作れるよう、1人1人がそう願うことが大切です。

 

 

と、どっかの偉い人が言っていました!!!笑

自分ができることを少しずつやっていき、

僕たちを楽しませてくれる海を、魚を守っていきましょうね!!!

ScubaMonsters編集部

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