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三宅島

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三宅島について

雄大な火山島の光景広がる三宅島。
屈指のバードアイランドの水中は、南国の海の様相です。

そして隣の御蔵島へと遠征すればドルフィンスイムも楽しめる、自然豊かな場所です。

そんな三宅島のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

三宅島の概要

東京都心から南へ約180km。
三宅島は、伊豆諸島に属する火山島です。

周囲は約30kmで、車であれば約1時間で一周することができます。
また、黒潮の影響で温暖多雨な海洋性気候であり、夏は涼しく冬は暖かい、過ごしやすい気候です。

繰り返し激しい噴火を起こしていることで有名で、2000年には島の中心にそびえる雄山からの噴火が発生し、4年以上に渡って全島避難が行われました。

三宅島の冷え固まった溶岩流
冷え固まった溶岩流

現在も火山活動は継続しているために、噴火から23年が経った2023年現在でも島の一部は立ち入り禁止に指定されており、火山活動への警戒は必要ですが、近年は火山活動が落ち着いており、2022年7月からは東京都版エコツーリズムによる入山が実施されています。

一方で三宅島には、その火山活動により作り出された独特な地形が、水中・陸上問わず広がっています。

また、三宅島は野鳥の楽園ともなっており、バードアイランドの愛称が付くほどにバードウォッチング愛好家からも人気の島です。
シイノトモシビタケという珍しい光るキノコも観察することができ、生息地では初夏の雨上がりによく見られます。

シイノトモシビタケ
シイノトモシビタケ

三宅島ダイビング基本情報

三宅島の海の大きな特徴は、南国の海を思わせる生物相です。
東京から一番近い熱帯の海と称されることもあります。

周辺海域には、黒潮の支流が流れ込んでおり、黒潮の流路によっては島のすぐそばを黒潮本流が流れることもあります。

伊豆半島では季節来遊魚とされる生き物も数多くの種類が三宅島ではレギュラーメンバー。
また、伊豆半島では年に数回しか出現しない様な季節来遊魚が三宅島にはしばしば登場するということも珍しくありません。

クマドリカエルアンコウやハチジョウタツ(ジャパニーズピグミーシーホース)、ミヤケテグリやタテジマキンチャクダイ、さらにはユウゼンまでも狙うことができます。
アデヤカミノウミウシやシンデレラウミウシなどのウミウシや、キンチャクガニやフリソデエビなどの甲殻類も豊富なほか、数多くのアオウミガメも生息しています。

さらに、隣の御蔵島まで船で足を伸ばせば、ミナミハンドウイルカとのドルフィンスイムを楽しむことも。
御蔵島まではボートで約1時間と、船酔いしやすい人にとっては少しハードな道のりとはなってしまいますが、御蔵島ではスキューバダイビングができないため、ドルフィンスイムもダイビングもどちらも楽しみたい、という場合には三宅島を訪れると良いでしょう。

三宅島のミナミハンドウイルカ
ミナミハンドウイルカ

ダイビングのシーズナリティ

三宅島の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

春の三宅島

年間の平均気温が18℃と比較的温かい気候の三宅島は、春が短いことも特徴のひとつです。
近年は海水温の上昇によって、熱帯性の海水魚を一年中見られる様になってきています。

一方で年々数は減ってしまっているものの、春の終わりごろから初夏にかけては大型で外套(胴体部分)だけでも60cm以上、腕も含めると1mほどにもなるアカイカ型のアオリイカが産卵のために海岸近くまでやってきます。

アオリイカ(アカイカ型)
アオリイカ(アカイカ型)
アオリイカの型についてはこちらから→https://scuba-monsters.com/squid-spawn-front-2022/

毎年3月15日には御蔵島でのドルフィンスイムが解禁されます。

夏の三宅島

水温は最高で30℃近くまで上昇し、多くの種類の熱帯性チョウチョウウオ類や熱帯性キンチャクダイ類、熱帯性アジ類などで海が賑わいます。
また、熱帯低気圧や台風が接近しない限り最も海況が安定するシーズンです。

海況が安定するので、ダイビングに最適なことはもちろん、ドルフィンスイムを行う御蔵島までの航路も比較的揺れが少ないことが多いです。
船酔いしやすい方はこの時期を狙うと良いでしょう。

御蔵島のミナミハンドウイルカ
ミナミハンドウイルカ

秋の三宅島

年に2回(6月と10月)解禁される期間限定ダイビングポイント、メガネ岩に潜ることができる季節のひとつです。
特に秋のメガネ岩はまだ水温も高く、黒潮が近くを通ったときの景観は息を呑むほど。
メガネ岩の水中には溶岩によって形成された3つの巨大溶岩アーチがそびえ立ちます。

秋のメガネ岩
秋のメガネ岩

ドルフィンスイムは毎年11月15日までの開催なので、ミナミハンドウイルカと泳ぎたい方は日程に注意しましょう。

冬の三宅島

ヒレナガカンパチ
ヒレナガカンパチ

ドルフィンスイムはできない一方で、海の中では熱帯性の生き物を冬でも観察することができるため、ゆっくりとダイビングだけを楽しむのにはもってこいのシーズンです。

近年はザトウクジラが三宅島近海を回遊するようになり、ダイビング中にクジラの鳴き声が聞こえることもしばしば。
どこかすぐ近くにいるであろうザトウクジラの鳴き声に包まれながらのダイビングは、普段のダイビングとは一味違った感動があります。

ダイビングポイント紹介

三宅島ではビーチダイビング、ボートダイビング、共に可能ですが、どちらかと言うとビーチダイビングが主流です。

今回は、そんな三宅島のビーチダイビングポイントの中から代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

大久保浜

三宅島の代名詞と言っても過言では無いダイビングポイント。
島の北部に位置し、なだらかな砂利浜なので初心者から楽しむことができます。

ハナミノカサゴやクマノミといったレギュラーメンバーだけでなく、クマドリカエルアンコウやハチジョウタツ、タテジマキンチャクダイなどの人気の魚が数多く生息。
魚だけでなく、多種多様なウミウシやキンチャクガニをはじめとした甲殻類、アオウミガメも数多く生息しています。

大久保浜のダイビングエリアは広大ですが、この見どころの多さゆえ、1本のダイビングはどうしても狭い範囲に留まることが多いでしょう。。
1日だけではなく、数日かけて潜り込みたいダイビングポイントです。

三宅島、大久保浜のオープン確率

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから徒歩約3分。エントリー場所は砂利)
【最大水深】15m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】○

粟辺下

島の南岸に位置し、ビーチダイビングでもボートダイビングでも潜ることができるダイビングポイントです。
水深15m付近には1983年の噴火の際の溶岩流によって形成されたアーチがあり、透明度が高い日のアーチは絶景です。

アーチの下にはホウセキキントキやアカマツカサなども群れているほか、比較的回遊魚との遭遇率が高いダイビングポイントでもあります。

地形や回遊魚などのダイナミックな光景に目を奪われがちですが、ウミウシも数多く生息する点も見逃せません。

三宅島、粟辺下のオープン確率

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから徒歩約5分。エントリー場所は砂利)
【最大水深】25m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

学校下

島の西側に位置し、1983年の噴火の際に溶岩に飲み込まれたままの姿を残す旧阿古小中学校のすぐ脇にあるダイビングポイントで、ビーチダイビングでもボートダイビングでも潜ることが可能です。

エントリー口は一見タイドプールの様にも見えますが、潜ってみると狭い抜け穴の様になっており、そこからダイビングエリアに出て行きます。
(違う場所からエントリーする場合も。)

沖まで泳ぐと、水深25mまで落ち込むドロップオフが現れ、ドロップオフにはトサヤッコやハナゴイなどが乱舞。
ドロップオフの壁には多種多様なウミウシも生息しています。

三宅島、学校下のオープン確率

【エントリー・スタイル】ビーチ(セッティングエリアから徒歩約3分。エントリー場所は岩場)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

その他のダイビングポイント

大崎下、釜の尻、温泉下(土方)、伊ケ谷、富賀浜、ワナカ、若宮、釜庭沖、クラマ根、飛行場下、メガネ岩、三本岳、カタン崎、三池浜沖、坪田港下

三宅島へのアクセス情報

主なアクセス手段となる東海汽船・橘丸
主なアクセス手段となる東海汽船・橘丸

船でのアクセス:
東京の竹芝客船ターミナルから、夜行大型客船で約6時間30分。
東海汽船の橘丸が、1日1便就航しています。

季節や海況にもよりますが、22:30に竹芝を出航し、翌5:00頃に三宅島の港に到着します。
三宅島は終点ではなく、橘丸はそのまま御蔵島、八丈島へと向かいます。
下船時間は決して長い時間ではないので、寝坊しないように注意しましょう。

帰路は13時35分頃に三宅島の港を出航し、19時50分頃に竹芝桟橋に出航します。
(夏場の伊豆大島を経由する便の場合は20時45分頃)
ただし、海況不良で御蔵島行きや八丈島行きが欠航となると、出航が大幅に早まることもあります。

到着港、出発港は風向きによって異なりますが、送迎を依頼してあれば、到着港・出発港共に、ダイビングショップや宿泊先側で把握して、送迎を行ってくれます。

ただし出発に関しては前述の通り海況不良の場合、急遽欠航になってしまったり、早朝出航に変更になったりなど、出発時刻変更の可能性があります。
また、その日の港と滞在先の位置関係によって、滞在先を出発する時間が30分程度変わるということもあるので、帰宅日のスケジュールは前日のうちから宿泊先やダイビングショップと打ち合わせをするようにしましょう。

飛行機でのアクセス:
東京の調布空港から新中央航空の小型プロペラ機が1日2~3便運航しています。
所要時間は約50分。
定員が19名と極めて少ないので、特に繁忙期は早めに予約を行う様にするほか、無料で預入可能な手荷物は5kgまでなので、ダイビング器材は事前に宅配便などを利用するのが良いでしょう。

三宅島の観光情報

野鳥の生息密度がとても高く、これまでに約260種類もの野鳥が観察されている三宅島。
日本固有種のアカコッコをはじめ、分布が限られた珍しい野鳥も観察できることから、多くのバードウォッチャーも訪れます。
そんな野鳥をはじめ、三宅島の自然を詳しく紹介する施設が、三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館です。
三宅島で見られる野鳥だけでなく、植物や海の生きものに関する展示がされているほか、様々なイベントも開催されています。

▶︎三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館(http://park10.wakwak.com/~miyakejima/

三宅島で美しい夕日を眺めるなら伊豆岬灯台がおすすめ。
伊豆岬灯台は明治42年から周辺航路の安全を守ってきた灯台で、島の西側に位置するため、水平線に夕日が沈みます。
沈みゆく夕日と灯台は写真映えすること間違いなし。
周辺の伊豆七島の島々を見渡すことができるほか、空気が澄んだ日には富士山までも見渡すことができます。

▶︎伊豆岬(https://www.miyakejima.gr.jp/see/izumisaki/

三宅島のグルメでおすすめしたいのが岩のりです。
近海で採れた岩のりは、一口食べると口の中いっぱいに磯の香りと海苔の旨味が広がります。
そんな岩のりを最も美味しく食べる方法といえば海苔弁。
ご飯の水分でふやけることで、海苔の香りと旨味が一段と強くなります。
島内のスーパー各所で岩のりを利用した海苔弁が販売されていますが、中でも土屋食品の海苔弁は、ご飯全体に岩のりが敷き詰められており、思う存分岩のりを楽しむことができます。

ゆっくりと食事を楽しむならTerrace cafe Restaurant GIZMOがおすすめ。
三宅島産の野菜や魚介類をふんだんに使用した料理の数々は絶品。
また海を一望できるテラスからは冬から春にかけて、ランチタイムに運が良ければザトウクジラが目撃されることも!

▶Terrace cafe Restaurant GIZMO(https://www.miyakejima.gr.jp/eatbuy/terrace-cafe-restaurant-gizmo/

帰路の船が三宅島のメイン港である錆ヶ浜港を出発する様であれば、乗船までの時間におすすめしたいのがcafe691。
オシャレな店内では海を眺めながらオリジナルブレンドのコーヒーやパッションフルーツジュースなどを楽しむことができるほか、ここでしか買えないオリジナル雑貨を購入することができます。

▶︎cafe691(https://okikurashoten.jimdofree.com/

情報・写真提供:Dolphin Club MIYAKEJIMA(https://www.dolphin-club-miyakejima.com/index.html

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