宜野湾について
那覇から好アクセスの宜野湾(ぎのわん)へダイブ!
穏やかな海で、豊かなサンゴとそこに住むトロピカルフィッシュを満喫しましょう。
宜野湾のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。
ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!
目次
宜野湾の概要
宜野湾市は那覇から北に約10km、車で20分ほどの位置にある街です。
海沿いを走る国道58号線宜野湾バイパス沿い、通称コンベンションエリアには、沖縄コンベンションセンターをはじめ、海水浴場のトロピカルビーチ、運動公園の宜野湾海浜公園、宜野湾マリーナなどの各種施設が集まっています。
特に、沖縄コンベンションセンターは有名アーティストのコンサートが開催されることで有名です。
沖縄を含む南西諸島でよく食されるターンム(タイモ・田芋。里芋の仲間)の一大産地としても名高く、宜野湾市内の大山地区には、豊富な湧水を利用した広大なターンム畑が広がっています。
宜野湾ダイビング基本情報
那覇からのアクセスが良い宜野湾は、到着日当日のダイビングも可能な点が大きな魅力です。
宜野湾のダイビングポイントは港から近く、最も遠いダイビングポイントでも船で20分程度。
1ダイブごとに港に戻るスタイルなので船に揺られる時間が短く、船酔いが心配な人でも安心です。
潮の流れが弱いポイントが多いため、ビギナーダイバーの方でも安心して楽しめることも宜野湾の海の特徴のひとつです。
砂地やサンゴ礁、複雑な地形など多種多様なダイビングポイントがある宜野湾ですが、特筆すべきはスズメダイの仲間の豊富さ。
40種類以上のスズメダイの仲間が生息しており、特に可愛らしい幼魚を狙って訪れるダイバーが多いダイビングスポットです。
ダイビングのシーズナリティ
宜野湾の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。
春の宜野湾
宜野湾のダイビングポイントは市街地のすぐ近くにありながら、広大なハードコーラルの群生が見どころです。
そのサンゴたちが6月頃になると一斉に産卵を行います。
サンゴの産卵は、この時季の満月に近い日の夜、一斉に行われるのが特徴です。
ナイトダイビングでサンゴの卵(正式には卵と精子が入ったカプセルの様なもの。バンドル)が一斉に放たれる様子は非常に神秘的!
一度は狙ってみたいシーンです。
夏の宜野湾
スズメダイの幼魚を狙うなら、夏が特にオススメです。
マルスズメダイやヒレナガスズメダイなどの可愛らしい幼魚を数多く観察することができます。
スズメダイ以外にもカンムリベラやツユベラなどといったベラの仲間の幼魚や、セダカカワハギやテングカワハギの幼魚なども可愛らしい姿を見せてくれます。
また、キビナゴがシャワーの様に降りそそぐのもこの季節。
そのキビナゴを狙ってカスミアジがアタックしていることもあり、小さな生物に夢中になりすぎず、頭上にも注意をしておきましょう。
秋の宜野湾
台風が多いシーズンですが、海の中はまだまだ暖かく快適。
観光客の来島も落ち着くため、台風さえ来なければ快適にダイビング旅を楽しめます。
夏の生物と冬の生物の入れ替わりが楽しく、海の中が日々変化していく様子を最も感じることができるシーズンです。
特に、カミソリウオやニシキフウライウオは、宜野湾の海に秋の到来を告げる風物詩として人気の生物です。
冬の宜野湾
冬になるとウミウシの数が増え、宝探しの様にウミウシを探すのが楽しいシーズンです。
夏場よりも透明度が上がるため、手元でウミウシなどの小さな生き物を探すだけでなく、広く周りを見渡してみましょう。
豊富なサンゴの周りに数多くのスズメダイの仲間が群れる様子は、このシーズンに最も美しく観察することができます。
ダイビングポイント紹介
市街地の程近くに広大なサンゴ礁が広がる宜野湾の海。
そんな宜野湾の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。
コーラルガーデン
宜野湾のダイビングポイントの中でも最も広大なサンゴ礁が広がるダイビングポイントです。
多種多様なサンゴの周りには、デバスズメダイやネッタイスズメダイなどのスズメダイの仲間をはじめとして、様々な小魚が暮らしています。
水深20mほどまで降りて行くと砂地が広がり、オトメハゼやチゴベニハゼなどのハゼの仲間やカレイの幼魚などが人気です。
また、可愛らしいセダカカワハギの幼魚も人気の魚のひとつです。
【エントリー・スタイル】ボート(港から約5分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】20m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】○
謝名の一本道
一本道の名の通り、1本の大きな岩の裂け目がメインとなるダイビングポイントです。
裂け目に沿って進んでいくと、突き当りはトンネルとなり、トンネルの先は縦穴となってサンゴ礁の上への出口となっています。
水深10mほどのサンゴ礁の上のエリアでは、数多くのスズメダイの仲間が群れており、地形、サンゴ礁の景観、多くの生物と、3つを一度に楽しむことが出来ます。
【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】23m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×
宜野湾クリフ
万里の長城の様な、南北に長く伸びる壁の様な根の壁沿いを潜るダイビングポイントです。
壁には約5mの幅があり、同じタイミングで潜ったとしても、壁の東側と西側で異なる潜り方を楽しむことができます。
潮の流れが当たっている方を潜ると、キホシスズメダイやロクセンスズメダイが美しく群れている様子を楽しむことができ、ここにグルクン(クマザサハナムロ)が加わると、更に賑やかな光景に。
反対側の潮の流れの陰になる方ではじっくりと小さな生物を探すスタイルを楽しむことができます。
目を凝らして探してみると、数多くのウミウシや甲殻類などを発見することができるでしょう。
【エントリー・スタイル】ボート(港から約20分。エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)
【最大水深】23m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×
その他のダイビングポイント
大山沖の瀬、三日月山、トロピ前、ふたご山、大山バンタ、大山NO1、アガリバタキ、カマジーガマ
宜野湾へのアクセス情報
車でのアクセス:
バスの場合、コンベンションセンター前のバス停を利用します。
コンベンションセンター前バス停までは、那覇空港より琉球バス26系統宜野湾空港線、55系統牧港線、沖縄バス32系統コンベンションセンター線、43系統北谷線で、いづれも約40分、琉球バス112系統国体道路線で約50分、琉球バス99系統天久新都心線で約60分です。
タクシーやレンタカーの場合、那覇空港から約30分で到着します。
那覇方面からは国道58号線を北上し、牧港からバイパス国道58号線へと入ります。
高速道路を利用する場合、沖縄自動車道西原インターから約10分です。
宜野湾マリーナ内の駐車場(100台)を利用することが可能で、駐車料金は1日300円です。
宜野湾の観光情報
海に面した宜野湾市西部は、沖縄コンベンションセンターをはじめ、大型商業施設や宿泊施設がそろう都市型リゾートエリアです。
美しく整備された人工海岸のトロピカルビーチでは、海水浴のほか、ビーチスポーツ、バーベキューなども楽しめます。
また、プレジャーボートのための港、宜野湾マリーナは、美しい夕日スポットとしても有名。
アフターダイブにぜひ、赤く染まる空とボートのシルエットが並ぶ光景を眺めましょう。
宜野湾マリーナから車で5分ほど北に向かうと、沖縄そば店の、根夢(ごん)伊佐店があります。
第3回沖縄そば王に輝き、カップラーメン化もされたことがある沖縄本島屈指の名店で、カツオの香り漂う沖縄そばは必食です。
情報・写真提供:ドルフィンループ(http://dloop.info/)
宜野湾のダイビングポイント
宜野湾で最近観察された生物
データがありません