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神津島

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神津島について

東京・調布から飛行機でわずか約45分。
日本有数の透明度を誇る神津島(こうづしま)の海で、ダイナミックなダイビングを満喫しましょう!

神津島のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

神津島の概要

伊豆諸島のひとつ、神津島。
東京都心から南に約180km、伊豆諸島のほぼ真ん中に位置しています。

東京・竹芝桟橋から、大型夜行客船で約12時間、高速ジェット船で約3時間。
そして、飛行機なら東京・調布からわずか45分ほどで到着する東京の離島です。

はるか昔、伊豆諸島を作るために神様がこの島に集まり、話し合いを行った…という言い伝えから、昔は神が集う島「神集島(かみあつめのしま)」と表記され、それが現在の神津島の名の由来になっていると言われています。

神津島の魅力は、なんといっても雄大な自然。

神津島のシンボルでもある天上山は現在も活動している活火山です。
標高572mでありながら、高山植物が見られるのも特徴。
固有種のコウヅシマヤマツツジをはじめ、季節折々の花々に彩られます。山頂にあるハート型の形をした不動池は、近年では縁結びの池として有名で、良縁を望むトレッキング参加者も多いのだとか。

また、息をのむ美しさの星空も神津島の自慢です。
2020年12月には、神津島全域が東京都で初めて「ダークスカイ・アイランド」として、国際ダークスカイ協会(IDA)によって認定され、星空保護区となっています。

神津島ダイビング基本情報

東京・調布や、竹芝桟橋からアクセスが良く、到着日当日のダイビングも可能な神津島のダイビング。
神津島の海は、日本一に選ばれたこともある透明度と、伊豆七島の中で漁獲高第1位を誇る魚の多さが特徴です。

ダイビングポイントはボートポイントを中心に16〜20ヶ所あり、多種多様なダイビングを楽しむことができます。

ボートダイビングはドリフトダイビングが主流。
潮の流れに乗りながら、ダイナミックなダイビングを楽しむ中級者~上級者のダイバー向けのダイビングになります。

一方、ビーチエントリーのダイビングポイントは、湾内や海水浴場にあります。
潮流の影響もあまり受けないので、ビギナーダイバーでものんびりとダイビングを楽しむことができます。

水中は美しい白砂の海底もあれば、火山島ならではのアーチや洞窟などの入り組んだダイナミックな地形もあり、さらに黒潮の影響でさまざまな生き物が流れ着くため、多種多様な海中景観が楽しめます。

カンパチ、ツムブリなどの大型回遊魚の群れや、最大で体長50cmにもなるテングダイが大きな群れを為して悠々と泳ぐ姿、そして無数のキンギョハナダイやタカベ、イサキの乱舞などのダイナミックさもあれば、キンチャクガニをはじめとした甲殻類やウミウシなど、小さな生き物も数多く生息し、神津島の海はまさに生き物の宝庫です。

ダイビングのシーズナリティ

神津島の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

神津島のダイビング・シーズナリティ表

春の神津島

テングダイ
テングダイ

水温が低くなる季節ではありますが、黒潮の影響で神津島は春でも水温が20℃台の日もあります。

同じ時期の伊豆半島に比べ水温が3℃ほど高いので、GWごろからウエットスーツで潜るダイバーも増えてきます。
あちらこちらでアオウミガメに遭遇でき、ダイバーを喜ばせてくれます。

神津島の定番とも言えるタカベ、イサキなどの数が増え始める季節です。
また、水温の上昇とともに南方系のミヤコキセンスズメダイやサザナミヤッコの幼魚の姿を見ることができます。

夏の神津島

7月ごろになると、どこからともなく集まったアオリイカがペアになり、水中に設置した産卵床に卵を産み付ける、神秘的な産卵ショーに出会えることも。
運が良ければ、アオリイカの赤ちゃんが卵から外の世界へ飛び出す、ハッチアウトの瞬間に立ち会えるかもしれません。

黄色の体に黒の水玉模様がかわいいミナミハコフグの幼魚や、モンガラカワハギ、幼魚の頃とは全く模様の変わったタテジマキンチャクダイの成魚など、季節来遊魚が出始め、水中が賑やかになってきます。

秋の神津島

一年で一番、水中の生き物の種類が多くなるシーズンです。
春に出始めたイサキやタカベも大きく成長し、目の前を埋め尽くすほどの巨大な群れを作り、縦横無尽に泳ぎ回ります。

その群れを狙ってカンパチやツムブリ、ヒラマサにブリなどの大型の回遊魚も登場。
大迫力の捕食シーンを見られるかもしれません。

ルリホシスズメダイの幼魚や、ミヤコキセンスズメダイの幼魚、マダラタルミやコショウダイ系の幼魚など、夏に出始めた季節来遊魚の数も増え、水中をカラフルに彩ります。

冬の神津島

冬は海況が安定しない為、12月~3月までは原則的に潜ることは出来ません。

ダイビングポイント紹介

神津島には島の周りに16〜20ヶ所のダイビングポイントが点在します。
ボートでのドリフトダイビングが主流ですが、のんびり潜ることができるビーチポイントもあります。

そんな神津島の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

裏作根(ウラサクネ)

島の東側に位置し、大きい魚の群れを見ることのできる人気のダイビングポイント。
視界を遮るほどのタカベの大群の乱舞や、切り立った岩礁の壁一面を埋め尽くすキンギョハナダイの群れが見どころです。

水深が深めで潮流が速いので上級者向けですが、神津島に来たら一度は潜りたいおすすめのダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分。ドリフトダイビング)
【最大水深】25m
【流れが出た場合】コース取りに影響を与える流れが発生することがある
【ナイトダイビング】×

神津島、裏作根のオープン確率

南兵エ山(ナンベイヤマ)

島の北西側に位置する、生き物の多さはお墨付きのダイビングポイント。
黄色と黒の縞模様が特徴的なテングダイの群れが、多い時には30~40匹群れることもあり、タカベ、イサキの群れは通年ほぼ100%の確率で見ることができます。

地形もダイナミックなので、地形が好きなダイバーにもおすすめ。

普段から潮の流れがある、上級者ダイバー向きのダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約10分。ドリフトダイビング)
【最大水深】25m
【流れが出た場合】何かに捕まらなくてはならないほどの流れが出ることがある
【ナイトダイビング】×

神津島、南兵エ山のオープン確率

割間(アリマ)

島の西側では一番ポピュラーなダイビングポイント。

真っ白な海底に岩礁と投石があり、そこに生えるソフトコーラルは見ものです。
さらにその周辺には、大きなマダラエイや、キンギョハナダイ、白い砂地から顔を出すハナアナゴのユニークな姿など、多くの生き物を見ることができます。

また、砂地をひらひらと浮遊するテンスや、ヤギの仲間に棲み着くガラスハゼ、ギンポ系の魚などの小さな生き物も楽しめます。

潮の流れもあまりなく、平均水深も比較的浅めなので、ドリフトダイビングにあまり慣れていないダイバーでも潜りやすいダイビングポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(港から約5分。ドリフトダイビング)
【最大水深】20m
【流れが出た場合】コース取りに影響を与える流れが発生することがある
【ナイトダイビング】×

神津島、割間のオープン確率

その他のダイビングポイント

ジダ、赤崎、名組湾、長浜作根、ツマリ、キラキク湾、サイマ、ナガンネ、テーブルサンゴ、砂糠、タダナエ群島、長根、ジャングルジム
※以下のダイビングポイントは2022年現在原則潜水不可です。
黒根、トンガリ、千歳丸根

神津島へのアクセス情報

船でのアクセス:
東海汽船を使用し、前浜港(神津島港)に発着します。
東京の竹芝客船ターミナルから、夜行の大型客船が1日1便就航しており、約10時間で到着します。

また、不定期で週に1便〜就航している高速ジェット船では約3時間で到着します。
時期によって運行状況が変わるほか、夏季やシルバーウィークなどの繁忙期には久里浜や熱海から高速ジェット船の就航もあります。
予約時に東海汽船のwebサイトで詳細を確認しましょう。

▶︎東海汽船(https://www.tokaikisen.co.jp/

また、伊豆・下田港から、神新汽船のカーフェリーが水曜日を除き1日1便就航しており、最短2時間20分で到着します。

▶︎神新汽船(http://shinshin-kisen.jp/

飛行機でのアクセス:
神津島の空港は神津島空港1ヶ所です。
東京の調布飛行場から直行便が1日2~3便就航しており、約45分で到着します。

船、飛行機とも港や飛行場からダイビングサービスが送迎を行なっている場合もあるので、事前に確認をしてみましょう。

神津島の観光情報

全長約500mの木造遊歩道が、赤崎海岸の自然の入り江を生かした海水浴場を囲むように設置され、絶景を楽しみながら散策することが可能です。
遊歩道には海にそのまま飛び込むことができる飛び込み台が2カ所設置されており、子供から大人まで大人気のスポットです。
昼は海水浴客で賑わう赤崎遊歩道ですが、夜になると満天の星が見られる、星空観察スポットに。
木製のデッキに腰を下ろしてゆっくり夜空を満喫してみてはいかがでしょうか。

ダイビング後にオススメしたいのは神津島温泉保養センター。
自然の岩場を利用した日本最大級の大露天風呂です。
島の西側に位置しているため、大海原に沈む美しい夕日を眺めながら露天風呂を楽しめます。

▶︎神津島温泉保養センター(http://vill.kouzushima.tokyo.jp/travel/onsen.html

ランチにおすすめなのは、前浜港の近くにあるよっちゃーれセンター2階の海鮮料理レストラン。
金目鯛まるごと一匹の煮付け定食や旬の地魚の漬丼定食、お刺身定食など、ボリューム満点の料理をリーズナブルにいただくことができます。

情報・写真提供:アクアメイトダイビングクラブ(http://aquamate.jp/

ダイビングスポット・神津島のまとめ

神津島は伊豆諸島のほぼ真ん中に位置する火山島です。
東京・竹芝桟橋から大型夜行客船(約12時間)や高速ジェット線(約3時間)のほか、東京・調布から飛行機(45分)でもアクセス可能!

ドリフトダイビングが楽しめるボートポイント、潮流雨の影響をあまり受けないビーチポイント、両方あります。
水中は美しい白砂の海底もあれば、火山島ならではのアーチや洞窟などの入り組んだダイナミックな地形もあり。
黒潮の影響で流れ着く多様な生物観察も魅力です!

神津島のダイビングポイント

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