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電車でGO!西伊豆・井田で貴族レンズに初挑戦&おすすめ三島メシ

海のレポート

最近、西伊豆は「車がないから行きづらい」「交通網が難点」といった声をTwitterで見かけました。
確かに東伊豆に比べると海沿いを電車が走っているわけではないので、ダイビングに行きたくてもなかなか難しいと考える関東ダイバーも多いのかな〜?

AYAは今でこそ伊豆の玄関口、三島に移住してしまいましたが、元々は関東に住んでいました。
原付の免許しか取得していないため、マイカーを持っている訳もなく、レンタカーも借りられません。

なのでAYAにとって西伊豆は、一人では行けない、誰かに連れていってもらわないと行けない海でした。

三島に移住後は旦那バディの車で、伊豆を縦横無尽にマイカーで訪れていますが、未だに助手席専門。原付しか乗れません。笑

旦那バディがいない時は、家で海に行けない日々を悶々と過ごすしかないのかっ……!
いやそんなの耐えられない!!!
車の免許を取得するしかないのか……!!!

と思いながらダメもとで家から行けそうなダイビングスポットを探してみたら……

あれ!?!?西伊豆、車がなくても行けるじゃん!送迎してくれる現地サービスあるじゃん!ということが判明しました。

いくつか出てきた候補の中から、今回は井田をチョイス。
ガイドをお願いしたのは、現地サービスの井田ダイビングセンターさん。
20年近く井田を案内しているサービスです。

それでは行ってみましょう〜!

西伊豆への電車アクセスのコツ

関東から西伊豆に向かう時、まず訪れるのは三島。
ここでは、三島在住のAYAの視点でアクセスのコツも交えながら、井田への行き方をご紹介します。

三島は、東海道新幹線が停まります。
各駅停車のこだまを利用してくださいね。
(※ひかりでも停まることもありますが、毎回ではないのでご注意を!)

新幹線を予約できるアプリ(スマートEX)を使うと、事前の予約も簡単ですし、特に帰り時間が読みづらいダイビング後に、その場でささっと予約できちゃうのが楽ちんなのでかなりおすすめです。
また、インターネットで早めに予約するとグリーン車が早得割になり、指定席よりも安く乗ることができます。(自由席とも数百円の差!)

頭上の手荷物棚に載せられない器材などを持っていく場合は、指定席かグリーン車の特大荷物の予約も必要になるので、早めに予約する方がお得です!

新幹線で三島に着いたら伊豆箱根鉄道駿豆線(通称 いずっぱこ)に乗り換え、井田ダイビングセンターの送迎ポイント伊豆長岡駅を目指します。
新幹線ホームから改札に向かうと目の前にあるのは北口ですが、北口から出ずに東海道線・駿豆線の乗り換え口改札の方へ向かってください!!!
(改札を出た後に南口に向かおうとすると、めちゃくちゃ歩く羽目になりますので絶対出ちゃだめ……!)

三島駅では右に矢印が出ている乗り換え改札に向かう
右に矢印が出ている乗り換え改札に向かう

乗り換え改札を潜り突き当たりまでいくと、階段が左右に別れているT字路につきます。

切符を購入して新幹線に乗った方(suicaを使っていない方)は右側の階段へ。
階段を登ると券売機があるので、そちらで伊豆長岡行きの切符を購入します。

スマートEXなどを使って新幹線に乗った方は左側の階段を進み、南口改札から外に出ましょう。

改札を出た後、左手に向かうといずっぱこの改札があります。
いずっぱこはSuicaが使えないので、伊豆長岡駅までの切符を購入してから乗りましょう〜!

ちなみに、新幹線の場合は気にする必要はありませんが、東海道線で関東方面から来た場合、JR東日本とJR東海の管区をまたぐため、入場したSuicaでそのまま出場することはできません。
精算機で精算を行ってから改札に向かいましょう。

自動券売機で切符を買う場合は現金必須!(三島駅の窓口ではクレジットカード、電子マネー、QRコード決済可)

ちなみに……井田ダイビングセンターと送迎場所で待ち合わせしている伊豆長岡駅にはコンビニはありません。
駅の売店もあるにはあるのですが、コンビニに行きたい人は三島駅南口改札にあるキヨスクか、南口駅を出てロータリー向かいのローソンもしくは、送迎途中で寄ってくれるコンビニでの調達がおすすめです。

伊豆長岡駅についたら、サービスの送迎車を探すと同時に、先に三島駅までの切符を買っておくと便利です。
※後述するアフターダイブおすすめのお店に行く際は、三島広小路駅までの切符を購入してください!

伊豆長岡駅の切符自動券売機は並んでいることもしばしば……。
切符購入に並んで、帰りの電車に間に合わない!とならないように朝のうちに買っておきましょう。

40〜50分ほど送迎車に揺られると、いよいよお待ちかねの井田の海!

井田に到着!

今回潜る井田のエントリースタイルはビーチのみ。

ビーチ脇に防波堤があるのですが、潮が満ちているときは、この防波堤からジャイアントストライドでエントリーすることもあります。結構高くてドキドキします。笑

夢中になりすぎて写真を撮るのは夕方になってしまいましたが、ゴロタのビーチです
夢中になりすぎて写真を撮るのは夕方になってしまいましたが、ゴロタのビーチです

海自体は横幅200mほどの小さなエリアですが、井田ブルーと呼ばれる青い海が広がり、そしてマクロ生物も豊富なため、カメラ派ダイバーさんに人気の海です。
そのため、カメラ水槽にはうん百万するカメラがたくさん……!

実はAYAは経験本数15本くらいの時に都市型ショップさんに連れられて井田に来たことがあります。
一眼を持ち、見るからに熟練のダイバーさんたちがいっぱいいるのに怖気付いて、コンデジやミラーレス一眼を買った後も井田に行っていませんでした。

井田ダイビングセンターさんのインスタをみても、ゲストさんが撮った素敵なお写真ばっかりだったのもあり、カメラ初心者の私がこのようなお高いカメラをお持ちの玄人ダイバーの中に入ったら、へたっぴすぎて恥ずかしい!!と思っていたんです。

なので、今回も結構ドキドキしながら現地サービスに向かったのですが、ガイドさんもすごくカメラに詳しく、丁寧に教えてくださいましたし、常連のみなさんも色々話しかけてくださったりと、みなさん気さくに教えてくださいました……!
もっと早く行けばよかった〜〜〜〜!また絶対行く!!と思える場所に出会えて本当に感謝です。

ちなみに、今回私はカメラについて教えてもらいたかったので、フォトダイビングコースというコースを予約しました。
コンデジで参加されている方もいましたし、買ったばかりでカメラがわからないから使い方を教えてほしい!という方もよく参加されるそうです。

見る被写体やレベルによってチーム分けをするそうなので、私みたいにビビって行けない!という人も安心して行ってみてください。

貴族レンズを試そう!

今回私が井田の海でやりたかったのは、通称・貴族レンズの練習。
貴族レンズというのは、「NA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1」のことです。

カメラに追加してつけるマクロコンバージョンレンズで、小さな生物をどどーーんと大きく映すことができます。(語彙力……)

貴族レンズと言われているのは、ダイバーの中で「お高いレンズだから貴族にでもならないと買えないよ!」ということで呼ばれているそう……仕事を頑張って買いましたが確かに高いぃ……。

ハウジングの先端についているのが通称・貴族レンズ

送迎の道中で貴族レンズについて教えてもらいたいことをガイドさんに伝えていたので、ブリーフィングではどういう物を狙っていけばいいのか、どのように撮れるのかなどの例を見せてもらいました。イメトレはばっちり……!

いざ井田の海へ!

1本目は貴族レンズを使って生えものを撮ろうというテーマを決めて潜りました。

いつもみていたソフトコーラルも貴族レンズで撮ると……

なんということでしょう……!まるで小さなお花が咲いているようです!!

同じ被写体ですが、カメラの設定を変えてみると雰囲気が変わって見えました。

2本目は動く被写体にもチャレンジ。

イソギンチャクモエビ。1〜2mmくらいのおチビでした
イソギンチャクモエビ。1〜2mmくらいのおチビでした
アオサハギの幼魚。瞳が悲しげ?
アオサハギの幼魚。瞳が悲しげ?
セボシウミタケハゼとソフトコーラル!カラフルな世界に水中で悶えました

だいぶ貴族のレンズにも慣れてきたので3本目は、貴族のレンズ以外での撮り方も練習。
幼魚とソフトコーラル添え&黒抜き写真にチャレンジしてみました。

カシワハナダイの幼魚。可愛い。
カシワハナダイの幼魚。可愛い。
コガネスズメダイ幼魚。黄色が一際映えました
コガネスズメダイ幼魚。黄色が一際映えました
イトヒキベラ婚姻色。色味がサイケデリック!
イトヒキベラ婚姻色。色味がサイケデリック!
イトヒキベラ ちょっと黒抜き失敗してしまいましたが、婚姻色との違いがわかって綺麗
イトヒキベラ ちょっと黒抜き失敗してしまいましたが、婚姻色との違いがわかって綺麗
間抜けな顔したイトヒキベラ
間抜けな顔したイトヒキベラ

水中でもカメラの設定や構え方などさまざまアドバイスいただくことができ、大満足のダイビングとなりました!

アフターダイブは三島で

ダイビングが終わった後は、ちょっと寄り道。
いずっぱこ三島駅の一つ手前、三島広小路駅で途中下車してみてください。

三島広小路駅は、テレビなどでもよく取り上げられているうなぎ屋さんなども近いのですが、今回は安くてデカネタのお寿司屋さん、沼津魚がし鮨 三嶋大社通り店へ!

お寿司屋さんまでは一本道で、かつ、三島の風情を感じながら歩ける通りなので徒歩もおすすめなのですが……
三島広小路駅からお店まで1キロほど。徒歩だと10分強かかります。
器材などがある方は駅前に停車してるタクシーで行くのがおすすめです。

実はこのお寿司やさん、三島駅の南口及び北口にも店舗を構えています。
でも……デカネタじゃないんです……。

月2以上のペースでこの寿司グループを利用するAYAの経験則からいうと、郊外店の方がよりデカネタなのですが、駅前は残念サイズ。(そして味も……何だか残念な気がしている)
郊外店だと流石にダイビング帰りに寄りづらいので、アクセスの良さとネタのデカさと美味さの観点から三嶋大社通り店がおすすめです。

沼津で取れた新鮮なネタも多い!そしてネタがとにかくでかい!
沼津で取れた新鮮なネタも多い!そしてネタがとにかくでかい!

ダイビング後はちょうどランチとディナーの間でお店が開いていない……!とお腹を空かせることもあるかもしれませんが、こちらの店は11:00〜21:30まで営業しているので時間を気にせず行くことができます。

おすすめはカニ汁。ダイビング後の体に塩分が染み渡る……笑
おすすめはカニ汁。ダイビング後の体に塩分が染み渡る……笑

沼津魚がし鮨 三嶋大社通り店

〒411-0853
静岡県三島市大社町14-3
0120-76-7788
https://www.uogashizushi.co.jp/shop/e-shop/mishimataisha/

ちなみに、美味しいご飯を堪能した後、三島駅へ向かう際は、三島広小路駅に戻るよりタクシーで三島駅北口まで向かった方が移動距離が少なく便利です。
(新幹線に乗るなら南口じゃなくて北口を指定した方がいいですよ!)

おわりに

さてさて、今回はAYAの大好きな西伊豆の電車アクセスとダイビング、そしてダイビング後に行ける三島メシをご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

もっと他のポイントや三島メシが知りたい!という方がいるなら他の場所も書いてみようかな…?

感想・リクエストお待ちしています!!!!

AYA

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ダイビングのために住む場所も仕事も変えたフリーランス女子。 1989年宮崎生まれ。 伊豆の海が好きすぎて、東京から縁もゆかりもない三島に移住。 サーファーズ...

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