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川奈について

アオウミガメと会える!?
安定して穏やかな海で、ダイバーたちに人気の生物ウォッチングができる東伊豆・川奈(かわな)。

川奈のダイビングスポット情報をその魅力とともにご紹介します。

ダイビングの基本情報から、季節ごとの見どころをまとめたシーズナリティ、ダイビングポイント紹介まで、海の情報満載でお届け!

川奈の概要

川奈は静岡県伊東市にあるエリアで、伊豆急行の川奈駅周辺は閑静な住宅街が広がっています。
一方で海側には歴史あるリゾートホテルやトーナメントが行われるほどの有名ゴルフコースが存在しており、華やかさもあります。

東伊豆を縦断する国道135号線と川奈駅によって、車、電車ともに首都圏からのアクセスが良いエリアです。

川奈ダイビング基本情報

川奈は伊豆半島の北東に位置しており、ダイビングスポットは湾になっているため、潮流が入りにくく、安定して穏やかなスポットです。

火山が多い伊豆ならではの溶岩でできた岩石エリアと、砂地エリアのどちらもあるため、多様な生物が住み着いています

また、季節によっては黒潮に乗って南方に住む生物もやってくるため、一年を通して水中の様子が変化する姿を楽しめます。
2012年からは野生のアオウミガメが数個体住み着いており、目の前で泳ぐ姿を見られるかもしれません。

また、川奈のビーチポイントでは、7〜9月に毎月1〜2回程度、ナイトダイビングが開催されています。
諸事情により開催されないこともありますので、ダイビングの計画を立てる前には確認しましょう。

ダイビングのシーズナリティ

川奈の海の魅力を春夏秋冬に分けて、ご紹介します。

春の川奈

ダンゴウオの幼魚
ダンゴウオの幼魚

春はプランクトンが増えて海藻も生い茂り、魚のエサが増えてくる季節です。
そのため、イシモチの仲間やハゼの仲間、カサゴやカエルアンコウなど様々な魚の幼魚たちが見られます。

ダイバーに人気のダンゴウオを見られるのもこの季節。
ウミウシも様々な種類が現れるため、マクロ生物の宝庫です。

夏の川奈

アオウミガメ
アオウミガメ

川奈ではアオウミガメを一年中見ることができますが、最も遭遇率が高いのは夏。
運が良ければ体験ダイビングやスノーケリングでも出会えるほどです。

また、アオリイカの産卵シーズンでもあり、木を沈めて作った産卵床にたくさんのアオリイカが集まって産卵する様子を観察できます。

また、通常のビーチポイントのエキジット時間は15:00ですが、5月16日~9月14日の期間内は、夏EXIT時間となりエキジット時間が16:30になります

秋の川奈

カンパチ
カンパチ

秋はいたるところで、キビナゴやイワシ、イシモチの仲間、スズメダイ、マアジなどの群れが見られます。
それらの群れに、ブリやカンパチなどの大型回遊魚が食らいつこうとする攻防戦は圧巻です。

また、黒潮に乗ってやってくる南方系の生き物たちが見られるのもこの季節で、南国にいるような気分を味わえます。

冬の川奈

冬は一年で最も透明度が良くなり、抜群の綺麗さになります。
青い海で見る魚群の景色は息をのむ美しさです。

砂地では大きく育ったヒラメやコチの仲間、ホウボウなどが見られます。

普段は深い場所に住んでいるカスザメやサカタザメなども浅瀬に上がってきます。

ダイビングポイント紹介

川奈の代表的なダイビングポイントを3つご紹介します。

川奈ビーチ

川奈ビーチ

遠浅の地形により、潮流が入ることはほとんどないため、初心者でも安心して潜れるポイントです。
岩やゴロタがある浅場エリアと、少し深めの砂地エリアがあり、1つのポイントで様々な種類の生き物を見られます。

ゴロタ:大きめの岩や石のこと。ビーチの砂利止めなどに利用されることも多い。

北向きの湾であらゆる風にも強く、北風以外ではクローズになりにくいのも嬉しいところです。

【エントリー・スタイル】ビーチ(エントリー場所はスロープ)(セッティング場所から徒歩約1分)
【最大水深】20m
【流れが出た場合】流れが出ることはほとんど無い
【ナイトダイビング】×

馬の背

川奈漁港

川奈のボートポイントの中では最も港から近く、なおかつ波や潮の影響が少ないポイントです。水深も他のポイントよりも浅いため、ボートダイブに慣れていない方でも潜りやすいポイントです。馬の背のように豪快に伸びた根とその周りに数個の根があり、ビーチとは大きく異なるダイナミックな地形を楽しめます。

【エントリー・スタイル】ボート(エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)(港から約6分)
【最大水深】22m
【流れが出た場合】流れてもコース取りに影響を与えない程度
【ナイトダイビング】×

赤根

ゴールデンウィーク、夏EXIT時間の期間(5月16日~9月14日)、年末年始だけの期間限定ポイント。
大きく伸びた根が川の字に連なっていて、最大水深が深いボートならではのポイントです。

根の先端にはたくさんの魚が集まり、ときには視界の全てが魚の群れになることも。
流れが発生する可能性もありますが、その分見られる生き物に期待できるポイントです。

【エントリー・スタイル】ボート(エントリー時はブイを取る。またはアンカーを打つ)(港から約10分)
【最大水深】30m
【流れが出た場合】コース取りに影響を与える流れが発生することがある
【ナイトダイビング】×

その他のダイビングポイント

梶ヶ根(限定ポイント:5月16日~9月14日の夏EXIT時間の期間中)、鵜島、尾竜、NAGASAKU

川奈へのアクセス情報

車でのアクセス:
国道135号線沿いの伊東市魚市場を通過し、海沿いに川奈港方面測道へ。
側道に入って約5分で到着します。

合計約20台分の無料駐車場が2箇所にあります。

カーナビには「いとう漁協川奈支所川奈ダイビングサービス」と設定すると良いでしょう。

電車でのアクセス:
最寄駅は伊豆急行線・川奈駅です。
川奈駅より無料で送迎してくれるショップもあるので、事前に確認しましょう。

川奈の観光情報

川奈エリアは住宅地が広がり、伊東市の中でも比較的静かなエリアです。

南の下田方面に足を伸ばせば、特徴的な円錐形の大室山や、その噴火によって流れてきた溶岩から生まれた城ヶ崎海岸など、伊豆らしいダイナミックな景色を楽しめます。

同じく川奈に近い景勝地では、大室山と同じく円錐型でスコリア丘の小室山があります。
大室山は標高580mをリフトで山頂に登るのに対して、小室山は標高321mで、リフトと徒歩での登頂が選べます。
さらに、一年を通して季節ごとに見頃の花が植えられており、毎年4月には10万本のつつじが咲く「つつじ園」は圧巻の景色です。

ダイビングの後はのんびりと伊豆らしい絶景を楽しみましょう。

情報・写真提供:ダイビングショップカルテット(https://www.quartetdiving.com/

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