『ファインディング・ドリー』の世界観をぶち壊してみた
※こちらの記事は、一部ネタバレも含まれるため、
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※夢を壊されたくない方も見ない方が良いです。笑
2016年7月16日(土)、日本全国の劇場で公開された
『ファインディング・ドリー』。
公開3日間で動員92万1,766人、興行収入は11億7,418万4,200円で週末興収、初登場 No.1の大ヒットスタートとなり、
ディズニー/ピクサーの日本歴代の新記録樹立も期待できる爆発的な記録となっているようです。
舞台は、前作『ファインディング・ニモ』の冒険から1年後の世界。
「今度は、僕がドリーを助けてあげる」。ドリーとニモ、そして、心配性のマーリンも渋々ながら、
再び大海原へと旅立つ。この夏、世界一有名な魚たちの奇跡の大冒険が幕を開ける――。
前回は、ニモワールドの生き物たちをご紹介しましたが、
今回は、ドリーの世界で活躍するメインキャラたちを、ダイバー的目線から、
解説をしてみたいと思います。
簡単にいうと、夢をぶち壊してみせます。笑
ドリーが実は凶暴な件
※http://kids.disney.co.jp/より写真引用
『ファインディング・ドリー』では主役を張っているドリー。
ドリーは、”ナンヨウハギ”という海水魚です。
※http://fishsearch.net/より写真引用
忘れん坊さんでドジっ子、なぜか人間の言葉がわかり、クジラ語がしゃべれるという
不思議なお魚ドリーですが、
実は凶暴な一面を我々に見せてきます。
それは、黄色い尾ひれにあるトゲ。
飼育するにも有名な海水魚ですが、
ナンヨウハギに触ろうと尾ひれではたくように刺されることがあるそうです。
通常は、収納されているトゲですが、
自分に危険があるときや、テリトリー争いをする際などにそのトゲを使用するんだとか。。
どこがドジっ子やねん!!!
マーリンがそろそろお母さんになる問題
※http://kids.disney.co.jp/より写真引用
みなさんご存知、心配性なニモのお父さん。
英名でいうところの”クラウンアネモネフィッシュ”というクマノミのお仲間さん。
ニモのお父さん。。ね。。
クマノミの仲間は、性転換します。
しかも雄性先熟といって、オス→メスへ性転換します。
クマノミは普通、ひとつのイソギンチャクに複数のクマノミが生息しています。
その中で一番大きいのがメス(お母さん)で、二番目に大きいのがオス(お父さん)。
それ以外のクマノミは未成熟魚(子供達)となります。
一番大きいクマノミが死ぬと、二番目に大きかったクマノミがメスになり、
三番目に大きかったクマノミがオスとなり繁殖活動を行います。
つまり、、
何が言いたいかって、、、
マーリンはもうすぐお父さんじゃなくなります。
・・・
そう、マーリンがお母さんになり、ニモがお父さんになり、繁殖活…
あとはご想像にお任せします。。。
将来の海が近々ハンクで制圧されてしまうかもしれない件
※http://kids.disney.co.jp/より写真引用
※http://news.mynavi.jp/より写真引用
『ファインディング・ドリー』において、主要キャラクターとなるミズダコの”ハンク”。
カメレオンのように身体の色をカモフラージュさせることで
何でも自由に姿を変えることができ、人間に見つからないように水槽から脱出する達人。
近年、海洋の酸性化や乱獲により、生態系に異常がでてきているそうです。
過去約60年のデータから、イカやタコなどの頭足類の数が世界的に増えているそうな。。。
劇中でも現れていますが、タコなどは環境に素早く適応する能力をもっています。
研究所から脱走したり、素早く擬態したり。。。
イカやタコなどの頭足類は、海洋の酸性化にも柔軟に対応し、
乱獲されにくいであろうことを考えると、、、
近い将来の海は”ハンク”だらけに。。。
嬉しいような怖いような。。。
いやっ、、、ちょっと嫌だわ!!!
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