ダイビングがオリンピック競技になる日が来る!?
世間はオリンピックムード一色!
地球の裏側で毎日熱い闘いが繰り広げられていますね!
金メダル第1号は競泳の萩野選手。
なんだか同じ水を舞台にする者として、勝手に親近感を覚えてしまいます(笑)
そういえば2020年の東京オリンピックではサーフィンが追加種目として採用されましたね!
舞台が海ということで、更に親近感を感じそうです。
ところで…
ダイビングってオリンピック競技にならないの!?
そんな疑問が湧いてきませんか??
確かにスクーバダイビングは競技性が低いので難しいかもしれませんが
フリーダイビング等ならあり得そうな話なような…
※日本フリーダイビング協会より画像引用
オリンピックの協議に採用されるためにはいくつかの条件があります。
まず必須条件として
『その競技を統括する団体がIOC(国際オリンピック委員会)に承認されていること』
が必要です。
そして、スクーバダイビングやフリーダイビングなどの水中スポーツを統括する団体としては、
CMASがIOC承認団体となっています。
※CMASより画像引用
ちなみにレジャーダイビングのライセンスを発行するCMASと同じものですが、
ライセンスを発行するのは水中技術委員会、水中スポーツを管轄するのは水中スポーツ委員会なので、
皆さんが想像するCMASとは若干毛色が異なります。
ちなみにIOC承認団体、意外なところでは空中スポーツやチェス、ペタンクなんかも承認されています(笑)
2つ目の条件としては競技人口。
オリンピック憲章によると
夏季オリンピックの競技は、男子では4大陸75カ国以上、女子では3大陸40カ国以上で広く行われている競技
とされています。
日本フリーダイビング協会の方によると、世界大会に出場する国は20〜30カ国。
世界フリーダイビング協会に加盟する国は準加盟も含めて約50カ国とのことなので、あと一歩といったところでしょうか…
実は、4年後の東京オリンピックの追加種目にも『水中スポーツ』は立候補していました。
残念ながら2次選考8競技に残ることは出来ませんでしたが…
ところで、水中スポーツというカテゴリーにはどんなものがあるのでしょうか??
フリーダイビング
※日本フリーダイビング協会より画像引用
コンスタントウェイト ウィズフィン
ウエイトを付け、フィンを含めた自らの力でどれだけ深く潜れるかを競います。
コンスタントウェイト ウィズアウトフィン
ウエイトを付け、自らの力でどれだけ深く潜れるかを競いますがフィンはつけません。
フリーイマージョン
フィンはつけない一方で、腕の力でロープを引っ張ることが許可されています。
ダイナミック ウィズフィン
フィンを付け、垂直方向(どれだけ深く)ではなく水平方向(どれだけ遠く)に無呼吸で進んだ距離を競います。
ダイナミック ウィズアウトフィン
フィンは付けずに、垂直方向(どれだけ深く)ではなく水平方向(どれだけ遠く)に無呼吸で進んだ距離を競います。
スタティック アプネア
水面でうつ伏せに浮き、動くことなく、どれだけ呼吸を止めていられるかを競います。
ヴァリアブルウェイト
潜降時と浮上時でウエイトの重さを変更することが認められています。
主に、潜降時は錨の重さで進んでいき、自らのフィンの力で浮上をします。
※大会種目には不採用
ノーリミッツ
潜降時、浮上時共に自らの力意外で動くことが認められています。
潜降時は錨の重さで沈み、浮上時は主に水中で膨らませた風船の様なものの浮力で浮上します。
※大会種目には不採用
フィンスイミング
※Orange FinSwimming Clubより画像引用
スタイルによって幾つかの種目にわかれています。
殆どの種目でイルカの尾びれのような、両足で1枚のフィンを履くタイプのモノフィンが使用されます。
サーフィス
息継ぎをしながら水面を泳ぎます。
お笑い芸人のオードリー・春日やじゅんいちダビットソンがマスターズ日本代表に選出されており、2016年W杯ではなんと銀メダルを獲得しています。
アプネア
息継ぎはせず、水中を無呼吸で泳ぎます。
イマージョン
タンク(シリンダー)を手で頭の前に持ち、レギュレーターで呼吸しながら泳ぎます。
ビーフィン
モノフィンはなく、通常のダイバーが使用するのと同じように左右の足それぞれでフィンを履いて泳ぎます。
ロングディスタンス
プールではなく海で、長距離を泳ぎます。
水中ホッケー
※北から南ナビより画像引用
水中に沈められたパックを使ってホッケーを行います。
長さ30cm程度の短いホッケースティックを使い、パックに触れる時には水中に潜ることになります。
水中ラグビー
※UWRCより画像引用
水中に設置されたゴールにシュートすることを目指してプレイします。
陸上でのラグビーとは異なり、全方向にパスできる点はバスケットボールに似ています。
水中ターゲットシューティング
※CMASより画像引用
水中で標的に水中銃を放ち、その矢を自ら抜いて元の位置に戻り、射撃の正確性とタイムを競います。
水中オリエンテーリング
※Edubilla.comより画像引用
スクーバ器材を持ち、コンパスを頼りに定められたコースをいかに速く周ることができるかを競います。
中にはそんなスポーツあったの!?というものもあるかもしれませんね(笑)
競技人口から考えるとフィンスイミングが最もオリンピックに近い水中スポーツと考えられる様です。
一方でフリーダイビング日本代表、特に人魚ジャパンと呼ばれる女子代表は世界でもトップクラスの実力を誇るので、いつの日かフリーダイビング日本代表がオリンピックで金メダルに輝く姿を見てみたいものですね!
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