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【購入】正しいBC (BCD) の選び方7選【ベスト】

器材について

さあ!本格的にダイビングにハマってきた!!

 

年間◯◯本潜るから、、、レンタル代は◯◯円で、、、

ん??待てよ??

 

卒業するまで、長い目で見たら買っちゃった方がお得じゃん!!

卒業してからも潜るならなおさらお得!

 

ただ…

いざ、自分で重器材(レギュレーターやBC)を購入しようと思っても

  • どれを買えばいいの??
  • どれが自分のダイビングスタイルにあってるの??

 

なーんて疑問が出てくるのではないでしょうか。

お世話になっているショップのインストラクターの方に勧められたものを買うのもよし、お値打ちの重器材セットを購入するのもよし。

 

ですが!!

 

今回は、じっくり選びたい方向けに、BCを選ぶ際の7つのポイントを押さえてみましたよ!

 

⒈BCのスタイルは??

BCには大きく分けて3つのスタイルがあります。

以下の中から、あなたのスタイルにあったものを選ぶと良いでしょう。

(a)ジャケットスタイル


バランス感覚と安定感が抜群。

BC全体に空気がいきわたるので、エアの吸気排気がしやすく、安定して大きな浮力を得やすいのが利点です。

サイズの融通が効きづらく、ウェットスーツとドライスーツでの併用はちょっと難があると言われています。

 

過去にはSCUBAPROのスタビライジングジャケットが『Sプロのスタビ』として一世を風靡したことも。

 

現在ジャケットスタイルのBCがラインナップされているのは、日本国内で比較的手に入りやすいブランドだと

  • Reyson(SAS)
  • SCUBAPRO

上記2ブランドだけです。

 

(b)ショルダーバックルスタイル


バックルで肩のベルトの長さを調節して身体にフィットさせるタイプのBCで、最も流通しているタイプのBCです。

レンタル器材などはほとんどがこのタイプなのではないでしょうか。

前面に付いているベルトで自分の身体のサイズに調整ができるので、身体への高いフィット感が得られ、着脱も容易です。

 

ショルダーバックルスタイルのBCは全てのブランドでラインナップされており、基本的にはこのタイプから入ることをおすすめしますよ!

 

(c)バックフロートスタイル


他のBCと違って、背中部分にしか空気がいきわたりません。

そのメリットとして浮力が背中に集中するので、水中や水面で水平姿勢はとりやすくなります。

逆に、水面で顔を上げようとすると、非常にバランスを取りずらいというデメリットも…

脇部分の圧迫感がないので、フォト派ダイバーの方にオススメですね!!

 

バックフロートと言えばZeagleと言われるほど有名です。

他に

  • AQUALUNG
  • Mares
  • SCUBAPRO

が扱っています。

 

2.地元派?リゾート派?

地元や車などで移動する方はあまり気にしなくて良いかもしれませんが、、

全国・世界各地を飛び回って潜りたい!!

そんなあなたは、少しでも重器材が軽い方が良いですよね??

重すぎる器材だと、飛行機に載せる際、超過料金を取られてしまうことも…

 

同じ様に見えるBCでも、実は重量を見てみると結構な差があるんです!

【保存版】各社重器材の重量まとめ【航空機預入用】

こちらの記事によると、最も軽いもので2200g、最も重いもので3524g、その差は1kg以上!

これは無視できませんね。

 

ちなみに、飛行機の預け方はこちらも参考にしてみてくださいね!

飛行機搭乗時のダイビング器材の預け方

 

3.ウエイトポケットの有無

BC自体にウエイトを収納できるものとそうでないものがあります。

特にドライスーツなどを使用する水域でダイビングをする場合、全てのウエイトをウエイトベルトに巻いてしまうと、腰に大きな負担がかかってしまうことも。

 

そこで、BCにウエイトポケットがついていれば、そこにウエイトを収納することで、腰の負担を軽くすることが出来るんですね!

 

尚、ウエイトをBCに入れる場合は、必ずウエイトポケットに入れるようにしましょうね!

BCについているウエイトポケットは、緊急時、瞬時に取り外すことが出来る構造になっています。

時々、BCのポケットにウエイトを入れている人を見かけますが、これだと緊急時に取り外せないだけでなく、BCが傷んでしまう原因にもなるので、やめましょうね!

 

4.アタッチメントポイントの有無

プロダイバーをご覧頂くと、BCにジャラジャラぶら下げてませんか?笑

指示棒、水中ライト、水中カメラ、水中スレート、カレントフック、シグナルフロートetc…

なんかあれ、カッコいいですよね笑

 

これらアクセサリーをつける部分をアタッチメントポイントと言いますが、いっぱいアクセサリーをつけたい方は、ぜひアタッチメントポイントが多いものを選んでください。

レジャーダイビングであれば、そこまで必要ないとは思いますが、、、

 

5.サイズ

BCも洋服も一緒です。笑

http://www.aqualung.com/より画像引用

ご自身のサイズにあったものを選んでください。

http://www.aqualung.com/jp/bc-size-and-lift-chart

各メーカー、サイズチャートが用意されているので、ぜひ、ご確認を!!

 

6.女性向けBC

実は、各メーカー、女性向けのBCを販売しています。

女性の体型に合わせ、胴部分を短くすっきりとさせているBC。

デザインも他のBCとはちょっと違った色使いをしているので、女性の方はぜひ検討してみては??

(女性向けBCでなくても、サイズを選べば、問題ないですよ!!)

 

7.水中浮力

BCはスーツに次いで大きな容積を占める器材です。

ということは、BCによって浮力も変わります。

 

つまり、浮力の小さなBCならウエイトを減らすことが出来ますし、浮力の大きいBCならウエイトを増やすことになってしまいます。

 

気を付けてもらいたいのは、ここでの浮力は各社のカタログに書いてある浮力ではありません。

あちらは、BCをパンパンにした時の浮力、水面での話を考えています。

 

ウエイト量に影響するのはBC自体の浮力、つまり、空気を全て抜いた時の浮力です。

 

ただしこれは完全に玄人向け…

各メーカー、数値は公表していませんし、そもそも計測していない様です。

 

これを知るためには、よっぽど器材に詳しい人(主にメーカーの中の人)に聞くしか無いのが現状です…

 


 

高価なものなので出来れば1度使ってみて決めたいものですが、なかなかそうもいかないことも事実です。

それでも、良いBCになると、陸上でタンク(シリンダー)無しで背負ってみても、背負い心地が全然違うことがわかると思うので、一度背負ってみることをおすすめします!

 

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細谷 拓

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合同会社すぐもぐ代表社員CEO。 学生時代、大瀬崎でのでっちをきっかけにダイビングにドはまり。 4年間で800本以上潜り、インストラクターを取得。 静岡県三...

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